自分の声は、日頃意識しないし
人にどんな風に聞こえているか
わからないものだ
マイクを通した自分の講演の声や、
自分のFM放送の番組録音を聞いて
へえ、ボクの声ってわりと良い声質かも?って(w)
思うくらいだ。
さすがにこの歳になれば
他人に認識されていることは
ある程度わかるのだが
未だに本当に自分が良い声かどうか
半信半疑なのだ
子供の頃はキンキンした
超高音だった。
さらにおしゃべりで
常にキンキンしゃべり続ける
五月蝿い(煩い)子供だった。
徐々にトーンが下がり
おっさんの年齢になって
さらにトーンは下がった
高校生のころだ。
あなたの声は
とても特殊で
響き方が他の人と違うと。
その時、男女とも
年齢を問わずある音域に
波長の合う人がいて
話の内容より
声の方を褒められる
声に共感(共鳴?)する人が
いることを知った
その後、自分の声の成分に
特殊な倍音が
あることを指摘された
http://sound.jp/nk_sounds/baion.html
倍音の理論は調べてもイマイチ解らなかったが、
ギターのハーモニクスという説明で
感覚的に腑に落ちた
コーラスや演奏やお経などで
倍音の中に浸っていると
何とも言えず落ち着く
身体全体が共鳴する
心地いい感じになる
それが倍音。
ボクのように
通常の会話発声時に自然に
ある周波数域が出るのは
希有なことらしい
倍音の中に浸っていると
何とも言えず落ち着く
身体全体が共鳴する
心地いい感じになる
それが倍音。
ボクのように
通常の会話発声時に自然に
ある周波数域が出るのは
希有なことらしい
数年前、ご縁が有って「NHKスペシャル」の
トーク番組に出演させて頂いた事がある。
「医療崩壊」がテーマの2時間のスペシャル番組だった
喧々諤々の論議になった。
たまたま、司会者と目が合った。
僕が指名された。
意識して出来るだけ
ゆっくりと間合いを取って
低音で話し始めた
他の聴衆が、それまで大声で怒鳴りあうくらいに
熱い議論をしていたところだったので
突然話し出したボクは
「おっ?誰だこいつは?」
と驚きをもって
注目されたのがわかった
『しめしめ』(笑)。してやったり
内容はprofessional freedom について
ごく普通のことを語ったに過ぎないのだが、
インパクトがあったのは確かだ。
聴衆(Nスペを観ていた視聴者)を
振り向かせたのは
「声と間」だった
コミュニケーションに
どれだけ大きなインパクトになるか
改めて痛感した
経験だった
逆に言うと
たいした事を話していなくても
テレビやラジオなどもマスメディアを
介して情報発信すれば
簡単に騙されてしまう
コワさを感じたのだけど。