助けあいジャパン

April 30, 2010

おっさん向けの車事情

今の車にしてから早いもので5年。今度の6月で車検だという案内が届いた。車そのものに全く不満もなく満足しているんだけれど、家の生活形態から考えると、もうこんな大きな車は必要ないのかもしれない、と思ったりして。ところが、そう考えて調べてみると、今の日本には僕らみたいなオッサンがのって満足できる、それなりのクオリティのコンパクトな車って本当に少ないんだ。ニーズは十分にあると思うんだけどな。以前に書いた通り、今こそクーペやスポーツカーなのかもしれない。でもなー、最近では運転そのものをあまりしなくなったし、で勿体ない気もする。反面、この際車を手放してしまうっていうのも・・・まだ時期じゃないし。悩ましい。

レクサスIS, スカイラインクーペ、ゴルフ、アウディA5あたりか?おもちゃみたいなホンダのハイブリッドもいいか?

April 29, 2010

ひっさしぶりのスタジオ練習

週半ばの休日。6時に一旦目覚めて朝のルーティンを済ませて7時頃からPCに向かうが、9時過ぎになんとなく眠くなりリビングのソファで寝入ってしまったらしい。目が覚めたら11時ちょっと前。かみさんが掛けてくれたラグに包まって幸せな微睡み。自分ではあまり意識していなかったけれど、このところかなり疲れていたんだろう。ニュージーランドの広い草原(子供達の通っていた小学校のグラウンドか?)で、野球のトスバッティング(笑)をしている夢を観た。なかなか上手くボールが打てなくて、その言い訳をしている所で目が覚めた。すでに家の者は皆外出していて誰もいないので、昼ご飯は冷凍してた自作の海老プリ・スパイシーワンタン。韓国で買ってきたコチュジャンと擦りニンニクをどっちゃり。これがしみじみおいしかった。また作り置きしておかなくては。

午後からは久しぶりのスタジオ練習@巣鴨WRS。昨年暮れからあれやこれや色んな事があって、メンバーで集まって練習するのは5ヶ月ぶり。実は右耳の具合がイマイチで耳閉感があったのだけれど、3時間がっつりと音楽に没頭。5ヶ月間のブランクはまったく感じる事なく、気持ちよくグルーブしてα波が出まくった。ありがたやありがたや(笑)。練習終了後は巣鴨の「一番」にてご飯を食べながら、今年2010年の後半のスケジュールなど話し合う。僕としては今一度原点に戻ってバンドとしての創作活動をしたいなあ。曲想とか構成でのアイデアがいくつかあるけれど、新しいCDとしての形にしていく過程で、どんな化学変化が起こるのか?それがスゴく楽しみ。

さなメモで紹介された本日の爆笑画像 ぎゃははは。
いい休日。

April 28, 2010

それでは皆様、しばしば(爆)ご歓談を

朝8時から定例の会議。本年度第一回目ということで心機一転、気を引き締める。医療サービスというものをビジネスの観点から考えてみると、我々医者の仕事も「商品」の一つという事になる。いまだに「お医者様」なんて呼ばれる事もあって「勘違いしている」医者もいるのだけれど、極言すればいかに医療/医学のプロとしての質を高めて、限られた財源の中で(日本の世界に冠たる健康保険システムは、まさに社会主義的でもある)、コスト意識をもって仕事ができるか?という事だと思う。思い返してみるに、医者になった25年前とは全然違う環境で、今我々は仕事をしている。

ゆっつんの就職活動も佳境に入ってきた。就職超氷河期ということで、彼らは可哀想な年回りの世代になってしまったようだ。21歳ー22歳の若者達が自分の将来の仕事に関して明るい未来の展望を持てるはずもなく、その中で就職活動をやらねばならないというのも気の毒ではある。しかし、超氷河期とはいえ、求められる人材は引き手あまたということ。これはいつの時代にも変わらない真実。今までどんな体験をして何を学び、どんな感性を培ってきたのか?というが問われているわけだ。ま、だからこそ難しいのではあるけれど。

今夜の会で、夜の仕事3連荘の最終。今週も「濃い」週。地域の救急医療関連の会合(医師会の救急担当理事として出席)。ご指名で懇親会の司会を担当。この手の行政関連の会合では「お約束」なのだけれど、「台詞」が決まっている(笑)。あまのじゃくな僕はそれを無視して司会進行をするが・・・タイトルのように滑舌悪し(笑)。やっちまった。ま、でも会合そのものは恙無く議事進行し、無事懇親会終了。
さあて、明日は休日だあ。オフの時間を有意義に使おう!

April 27, 2010

この国の行方

政治の混迷が続く日本。鳩山首相の資質を問われる政権。昨年、あれほどの期待を集めて圧倒的な支持を受けて始まった政権が、今やボロボロになって迷走中であるという事実。自民党一党支配の時代が終わって、多くの反自民の世論が民主支持に回ったものの、その党の本体がいかに危ういモノなのかがすぐに見えてきてしまった感じ、この半年くらいで。鳩山さん個人は、おもしろい政治家だと思うし、今までの政治家にない柔軟な発想と行動には共感する部分もあるものの、この人には日本を任せられない、と多くの日本人が思っている。永田町では、確実に「鳩山後、小沢後」について現在進行形で「動き」が出てきているんだろう。あまり期待できないけどこの際、しっかりしろよ>自民党(笑)。民主党以上にだらしない。

そんなことを考えつつ、ネットで英語圏の主立った新聞のサイトを検索してみると、驚いた事に日本の政治についてのコメントはほとんどない(笑)。唖然とするほど「ない」。小泉政権以来、ほぼ毎年政権が変わっている国の政治なんて信頼できないのだろうか。世界第2位(今の所)の経済大国である日本の政治がこれではいけない。

夜は3連荘で夜の会議@医師会。そこでも東京都医師会の政治のごたごた話。7月の参院選挙では自民と民主の両方の候補を同時に推薦するんだと。こっちはあっち以上に、「やれやれ」状態(笑)。

April 26, 2010

Let it be! The words of wisdom

バランスのとれた人というのは、いろいろ意味で余裕のある人なのだ。バランスがとれた生き方をしていれば、視野が広がりさまざまな余裕が出てくる。人は誰でも大変な事態に直面すればするほど視野が狭くなる。視野が狭くなればなるほど、賢い選択は出来なくなる。このネガティブなスパイラルにハマってしまうことが悩みの本体なのかもしれない。

今日ある人の悩みを聞いていたらそう思った。悩んで悩んで悩み抜いたら、いい選択が出来て問題が解決するのかと言えば、それは全く逆で、問題に直面したら悩まずに流れに任せた方がいい結論に至る気がする。ねっ、鳩山さんがいい例だ。一所懸命本人が悩んだからといって、いい結論が出るとは云えない。むしろ首相の視野狭窄がこの国の不幸を生んでしまった。そのバランス。

April 25, 2010

憧れの飛行場

バリから帰ってくるかみさんを迎えに成田まで。今日は気持ちのいいPカンで快適に高速を走る。空港って子供の頃から好きな場所だった。当時は「空港」というより「飛行場」って言っていた。小学校に入る前だろうか。あの羽田空港のロビーの空気と雰囲気に、スゴくわくわくしたことを鮮明に憶えている。まさに別世界。大人達は明らかに「晴れの舞台」的な雰囲気だったし、僕ら子供にとっても「よそ行き」の世界だった。

当時は飛行機に乗るということ自体が大変な事だったし、赤絨毯を歩くパンナムのパイロットとスチュワーデス(死語)が、スターみたいに眩しかった。羽田のレストランのカレーライスが大好きだったな(笑)。そんな懐かしい記憶を思い出しながら成田へ向かってガラガラの高速を走ったら1時間かからずに到着してしまった。アジアのビーチっていうのは今まで興味がなかったけれど、帰る車の中でかみさんからバリの様子を聞くにつれて、僕もちょっと行ってみたくなった。南の島のリゾートで海を観ながらナーンにもしない時間を過ごすってのも、悪くないかもしれないと思ったりして。放浪一人旅も捨て難い楽しさがあるし・・・。今年の夏休みはどーすっかな・・・って空想する。

今夜の「情熱大陸」は、宇宙飛行士の山崎直子さん。まっすぐな人柄、素晴らしい家族に感動。

April 24, 2010

強靭包丁 今日神保町 狂人膨張

いつも使っているデイパックのジッパーが壊れてしまい新しい物を入手するべく、午前の仕事を終わらせてから神保町へ。昼ご飯は久しぶりに、じょうじ君と打ち合わせ@神田小川町「川菜館」。極辛「牛肉水煮」と「酢豚」のランチセット。複雑でうまみのある辛さ。一人980円はリーズナブルだなあ。いつものように大満足。それぞれビール1本、その後は買い物に付き合ってもらってから「ランチョン」へ。歴史のあるビアホール。展示してある昔の写真(昭和40年代)の記憶が懐かしかった。16時に解散してジムのサウナでまったり。夜はリフォームのための整理の準備をしつつ、テレビで映画Oceans 13。ハリウッド版水戸黄門。

April 23, 2010

綿棒フェチ窮めて大吟醸で陶酔

週3回以上コンスタントに泳ぐようになって以来、耳のトラブルに時々悩まされてる。その原因は耳に入った水を拭き取るための「綿棒ごしごし」によることは、わかっちゃいるんだけれど・・・やってしまい外耳道炎を繰り返している。きちゃない話だけれど耳垢(じこう)を少しずつ少しずつ奥に送り込んでしまい、耳垢塞栓になってしまうのだ。つまり一時の耳閉感を我慢するか、外耳道の痛みに耐えるかの選択だったのだ、極言すれば。入手できる限りの綿棒(軟らかいもの、波波の先端のもの、尖ったもの、極細のもの・・・etc)を試してみたけれど、どれも満足のいくものではなかった。つーか耳綿棒フェチ(笑)。

しかし!ついにコレだ!というものを先日見つけた!綿棒道を究めたか。

理創化研(兵庫県姫路市)の「和耳(なごみみ)」
絶妙な大きさと軟らかさ、さらに浸透した液体がしっかりと皮脂と耳垢を落としてくれる。さらに使用後のひんやりすっきり感が心地いい。
もう当分は手放せない逸品。まとめ買いするつもり。

さらに今夜は、こーめい先生から頂いた、三重県伊勢市の伊賀青山の名酒、若戎酒造の「義左衛門」
せっかくの大吟醸なので、冷やさず温めず常温で頂く。こりゃーうまいわ。日本酒を飲み慣れない僕にでもこの美味しさはわかる。
大吟醸。柔らかく丸い風味だがしっかりと芯は辛口、フルーティ(仄かに水蜜桃の味を感じる)。最後に鼻孔に抜けるお米の香りがしっかりと残っている。
これを的矢の牡蠣を肴に食べたら・・・悶絶必至だろうな(妄想>笑)。

久しぶりに伊勢神宮&母方の里のほうの英虞湾に旅をしたくなった。

April 22, 2010

スナック・バーという昭和の香り

冷たい雨の木曜日。このところの気温差の大きさには閉口する。午後の仕事を済ませてから、夕方からグランベリーモールに立ち寄って、Alice in Wonderlandでも観に行けたらいいなあと実は思っていたのだけれど、往診先での急変があり予定変更。ま、僕らの仕事ではよくあることだ。常にプライオリティを考えつつ動く習慣で、こういう変化にはわりすぐに気持ちを切り替えられる。救急転送のあと二子玉川の本屋さんで立ち読みしてから、ジムにて10本500m。気温が低かったせいかプールは空いていて、今日泳いでいたのは常連のみ。モノ好きだけ(笑)。

いつもの帰り道にあるスナック・バーの店の前を通ると見慣れない生花の花輪デコレーション。地味めの電飾看板がある古臭い感じの、ある意味、実に昭和的なお店(入ったことはない)。今日はそのお店の10周年記念らしい。ふーーん。普段全然意識していない場所なので、そこだけ妙に華やいだ雰囲気がして不思議な感じがした。「スナック・バー」というカテゴリーの飲み屋って日本独自だ。第一、スナックってなんだ?昭和時代には確かにあったけれど、おなじように「喫茶店」が皆無になってしまった今の時代では、どんな感じなんだろうか?僕自身は10年近く行ったことはないんじゃないかな・・・?それなりに進化しているんだろうか?

篠ヒロコみたいなちょっと影のある美人がいてカウンターには藤竜也みたいなちょっとヤサぐれたシブいおっさんが居るんだろうか?
んなわけないか(笑)。やっぱり今の時代カラオケが主体なんだろうな。なら絶対に足を踏み入れる事がない場所だろうけど。

ハックル・バーで考察してみるかな。

April 21, 2010

何でこんなに眠いんだろう

いつものように5時半ころいったん目が覚めたけれど、Sneezeを止めてなぜかそのまま気持ちよく微睡んでしまい・・・はっと気がついたら7時ちょっと前。朝っぱらからそんな調子だったせいで、何故か一日中眠かった。体調がとくに悪いという事もなく、まあ敢えて言えば精神的ストレスがなくはないけれど、まあそれはいつもの事なわけで・・・春眠暁を覚えずってことなのか。身体のバイオリズムは季節に敏感に反応する。

帰路、6本300m軽めに流す。夜は2日がかりで仕込んだテールスープ(コムタンスープ)。このレシピはさーちゃんの友達の韓国人のお母さん直伝のもの。実は「華麗なる遺産」にしばしば登場するソルロンタンを作りたかったんだけれど(笑)、あれはかなりモツ系を入れるらしく食材調達からしてNGなので、結局いつものコムタンにした。今回も満足のいく出来。うまし。

かみさんは今週末までバリ島。向こうはちょっと雨模様みたいだ。ということで、今週はゆっつん&さとちゃんと父子家庭。

April 20, 2010

たはっ、ちと恥ずかしい インタビュー記事

先日インタビューを受けた記事がアップされたとの連絡があった。
QLife Square
http://www.qlife.jp/square/professionals/story11844.html

Qlife というのは医療系の口コミサイト。医療系では人気があるサイト。
インタビュアーのSさんが美人だったせいで、ちょっと調子に乗りすぎてプライベートな事を話しすぎたかも(笑)。話したことが、こうやって活字になると、なぜか毎回かなり照れくさい。仕事関係のインタビューだったので、ハックルのことはちょっとぼかして書いて頂いた。まあ、この程度だったらいいかな。

April 19, 2010

Gem in the Sands

ISS滞在中の野口聡一さんの撮影したフォトのページをいつも楽しませてもらっている。今朝はこの写真"BYE" とかこの写真Go straight home:-)が素晴らしいなあ。重要な任務をこなし超多忙な時間を過ごしつつも、余裕を楽しむ「平常心」があるのが素晴らしい。人柄もすばらしくバランスがとれていてユーモアもあるし、抜群のコミュニケーション能力もある。我々常人の想像を絶するストレスの中で、そのどれもを発揮できる彼らに心から敬服する。すごいなー、すばらしいなー、日本人として誇りに思う。彼らが二人とも東大工学部卒であることも印象的。東大に対する偏見を払拭する意味でもいいことだ。もちろんあの二人はa pair of "gem" in the sandsなんだろうけど。さらに、彼らを選んだ人たちもエラい!是非、宇宙飛行士の選考基準や適性検査の内容を知りたいもんだ。

April 18, 2010

百科事典

その昔たぶん1980年代までは、わりと多くの家庭は自宅に百科事典を持っていて、大判のしっかりした装丁の百科辞典が本棚に並んでいるものだった。ブリタニカとかアメリカーナとか。我が家には英語版と日本語版の平凡社の大百科事典が客間に鎮座していた。母方のじーさんが初の男孫の僕の事を溺愛していて「これからは英語じゃ、洋書が読めなくちゃいかん、これを読め!」ということで10歳くらいの誕生日プレゼントとして大きな箱を送りつけてきて(笑)、オフクロが困っていた(そんな立派な本を入れる本棚が当時の家にはなかったし)のを憶えている。もちろん、当時の僕には嬉しいはずもなく(笑)、ページを捲りながら写真とか絵をみていた。ページのレイアウトとか図表がユニークでセンスがよくって、飽きずによく眺めていたものだ。それから、日本の本とは違う、仄かに甘い印刷の匂いが好きだった。

本棚に立派な百科事典が並んでいる・・・というインテリア的な意味(当時の日本人は欧米のインテリ家庭を至上のものと思い込んでいて、彼らの自宅の「書庫」に多くの立派な本が並んでいるのに大きな憧れを持っていたんだろう)と虚栄心が満足させられ、(隣でも買っているのでウチにも的な>笑)購買意欲をかき立てられたという「判りやすい」効果があったことは確かだ。その後僕が英語好きになるきっかけとなったとか、印刷の匂いフェチになったとか、後付けでいくらでも「そのほかの影響」はあったとは思う。でもはっきり言って無駄使い(たぶんかなり高かったと思う)であったことは確かだ。今の時代では考えられないことだけど。

でも、なぜあの当時のあんなに大きな本を自宅に所有するということが流行ったんだろう?セールスの上手さだけではないと思う。スゴく高いし、大きいし、すぐに古くなってしまう情報なのに、それを恭しく置いておくという風潮はまさに昭和のアノ時代の空気だったんだろうかと今思う。そこそこ知的な興奮と満足感が得られるし、教育熱心な家庭(に他人に思われる)「必需品」アイテムだっただろうし、山の手の小市民的な虚栄心を満足させるものだったんだろう。

とはいえ、これは決して否定的な文脈で書いているわけではなく、高度経済成長の真っただ中にあった当時の日本の社会の上昇志向とか、家庭の真面目さとか教育に対する熱心さとかを表していると思う。少なくとも僕はじーさんの送ってくれたあの百科事典に、かなり影響を受けたことは確かなのだから。

April 17, 2010

41年前の雪遊び

金曜日のCK & JTの武道館ライブの帰り道はダウンを着ていても凍えるほど半端じゃなく寒かった。そのときは雨が降っていたけれどその後は雪になった。41年ぶりの4月中旬の降雪だそうな。へー41年ぶり、つまり1969年の春。ということは、4月にH中学に入学した春ということになる・・・と、そこまで想起したら唐突に、雪の中で無邪気に遊ぶ学ラン姿の中学生の自分とじょうじ君の姿がフラッシュバックした。ハックルブログでそのことを書いたら、やっぱり彼も憶えていたみたいだ。特別なことが起こった訳でもないごく普通の一日の出来事を、なぜそんなに鮮明に憶えているのかは不思議ではあるけど。だって、41年前の出来事なのだから。

1969年の春、僕らは①お互い越境入学で千代田区のH中学に入学して、②偶然同じクラスになり、さらに③自宅が歩いて1分の至近にあるということで、知り合ってすぐに仲良くなったのだ。この①ー③の偶然というのは今考えてみると、ものスゴい事なのだな。音楽活動の原点もここにある。2004年のハックル活動再開のきっかけも、大げさに言えば運命的なものを感じるけれど、たぶんお互いが死ぬまで続く友情(という言葉はちと照れるけど)というものを、この思春期の初めの大事な時期に神様が用意してくれたということは実にオモシロいと思う。

1969年の春、知りあったばかりの僕らは、たぶんその日も同じバスで一緒に帰ってきたんだと思う。多分大雪のあったのは木曜日(4月17日)か金曜日(18日)で、僕らは半日帰りの土曜日(4月19日)の帰り道に寄り道をして雪遊びをすることになったのだ。今時の中学生には皆無の無邪気さ(笑)。当時僕が住んでいた社宅は4階建てでその屋上に積もった雪を上から落として遊んだり雪合戦もどきをした記憶がある。さらに、アイスバーン状態になっていた社宅裏の坂道(日が当たらないのでいつも暗くて気温も低い)で、トタン板をソリにして遊んだ。もしかしたらハックルブログでじょうじ君の書いているように、次の土曜日だったのかもしれない。雪、そり、学ラン、青空。わーわー、きゃーきゃーと犬コロみたいに無心に遊んだ。41年経っても記憶しているくらいだから、余程楽しかったのか印象深かったはずなんだけれど、その辺りの記憶は曖昧。たぶん、新しく知り合って初めて一緒に遊んだということだったからかもしれない。ただし40年以上経って憶えていて、こうやって記載するような出来事になるとは、全く夢にも思っていなかった。さらに、この古い記憶の皺のどこかにあった「雪遊びの情景」っていうのは、まさにハックルベリーフィンの原作の世界が比喩的にあるわけで、当時の本人達が意識していなかったというのも、実にオモシロい偶然だ。

ちなみに、1969年とは、東大安田講堂事件、アポロ11号月面着陸、文化放送「セイ・ヤング」放送開始の年。

April 16, 2010

Lovely ! ジェームス&キャロル


Carole King & James Taylor@武道館
ジェームス・テイラー&キャロル・キングの夢のようなライブ@武道館。このライブがあると知った時(確か昨年秋のJ-wave)、発売とともにすぐに予約してチケットを入手。それ以来、待ちに待った今日。仕事場から、わくわくしつつ雨の中を武道館へ。九段下に降り立つと、みんなソワソワわくわくと楽しげな同年代のオッサン&オバさんだらけ(笑)。皆その昔ウェストコーストの乾いた音楽にハマった人たちだ。仕事帰りのスーツ姿のオッサンとどこかで待ち合わせた奥さんのカップルも多い。

さて、開演30分前に入場。正面でわりと見やすい場所でラッキー。持参した双眼鏡の設定をしつつ開演を待つ。予定5分遅れてJT & CKが登場。もうそれだけで会場のおっさん&おばさんは最高潮に盛り上がる。さりげなくリラックスして始めたみたいだけれど、実は緻密に計算されたステージングだと思う。すべて聴き慣れているという安心感。ジェームスのギター。さすが達人の技に感服する。彼って手が大きいんだよな。スゴい難しいコードもさりげなく押さえてしまう(笑)。双眼鏡で観る限りでは、バックのギタリストがバックアップでいるみたいだ。5弦と6弦のオープンチューンも面白かった。それにしても彼のギターの素晴らしさ。途中でのチューニングは皆無。TaylorかYamazakiの特注だろう。音に張りがあって艶やかでアコギのお手本みたいな音作りだった。ちなみに入力はピエゾのみ。ミキサー&音響の力量なんだろうけど、昔は最悪だった武道館の音も場所を気にせず、それなりの音で鳴っていた。

さりげないソロから初まり、バックでベースとリズムセクションで自然に盛り上げつつ歌う、JT & CK.。バックコーラスも素晴らしい。メンバーはTroubadourのDVDとは変わっていて、それぞれがソロとして歌えるんじゃないか?というレベル。ギターのダニー・コーチマーの超絶テク(でも、聴きなれた安心できるフレーズがお約束)、パーカッションのラス・カンカルの音とリズムは、アコースティックで乾いていて、実に素晴らしい。僕らのライブでももうちっとリズムセクションの音量を前に出してもいいのかも。彼らの音作りは随分ためになったと思う。

キャロルの元気なこと!その声の張りと声量には圧倒される。とても今年67歳とは思えない(笑)。ステージ上を飛んだり跳ねたりしてLovelyだった。アメリカの元気ねーちゃんが、そのまんまで年取ったみたいな感じ。往年のヒット曲を、過不足なくやるサービス精神に感激した。とくにNatural Womanがよかったな。I've been Crying in the rainの掛け合いには鳥肌がたった。いいなあ、あのアコースティックの音とコーラス。

それから印象深かったのは、ブルース! キャロルもジェームスも個性的で、ふたりとも彼ら特有の節回しがあるけれど、二人ともブルースのベースがあることがよくわかった。ばりばりのロックンロールも無条件で楽しくて、嬉し懐かしいポイントをピンポイントで攻めて来る(笑)。

クロージングのYou've gatta Friendは「お約束」なんだけれど、会場にいた人たち全員がその感情を共有体験している気持ちよさ。シンプルな構成が「らしく」て、不覚にも涙が出そうになった。周囲の人たちとともに、スタンディングで盛り上がってアンコール2回。最後の最後にはロコモーション(!!) が最高だった!変な話だけれど、枯れつつも元気な彼らから、元気をもらった。大満足のライブ。唯一不満だったのは武道館の椅子。お尻がイタくなった。

April 15, 2010

隙を見せることのできる人

このところ、家のテラスに野良猫がやって来ている。黒に白いブチの太めの猫。今朝、外になんとなく不穏な感じがして、テラスに出てみるとヤツと目が合った。子猫ならまだしも(笑)、全然可愛くない生意気な猫。にらみ合うこと5秒くらいか。トンと床を鳴らしたら驚いたようでフェンスを越えて逃げて行った。迷い犬なら条件付きで歓迎するんだけどな。僕以上に家は全員、猫はNG. 嫌いというより「動物」として身構えてしまうのだ。だって猫って人間に媚を売らないし、心を最後まで許さない冷たさ(よく言えば気高さ、悪く言えば自分勝手さ)がある。

研究日の午後は車で移動して、また先週に引き続き港北のIKEAに。我が家のリフォームについて、先日の偵察に続いてもう一度確認したいことがいくつかあったのだ。巨大なショウルームを歩いていると、いろんなイメージやアイデアが湧くし、やっぱりIKEAっていうのは楽しい。今度のGWには第一回の改装をする予定だ。でもその前に大々的な掃除&整理処分をしなくては・・・メンドい。IKEAの家具って安いけど自己責任で移動して組み立てなくてはならないので、それがオッサンには面倒ではある。若いカップルが二人で力を出しあって作るってのは微笑ましいけど。余程の時間と心の余裕がなければ、お金出して組み立ててもらった方が結局は安く済むこともあるかも。その辺は要検討。

夜はIKEAのミートボール(定番)を使ったパスタ。ごま油ニンニク醤油風味のソースに絡んでうまし。家族にも好評だった。レシピをメモしておこう。

①刻みニンニクどっちゃり(今日は桃屋の「きざみニンニク」小さじ3杯分を使用)。切り唐辛子、オリーヴオイル大さじ3杯(大めで)を使用し、いつものペペロンチーノの手順。
②パンチェッタのみじん切り適量(少なめ。カリカリに炒めたらもっと美味しいかも)を①に追加。
③電子レンジでIKEA のミートボールを温める(3分30秒)。今夜は一皿に4個とした。
④パスタを茹で始める。所要時間8分(1分早めに)
⑤ごま油大さじ3杯、焦がし醤油大さじ2杯、白ごま少々、塩適量、胡椒たっぷり、米酢大さじ1杯、コチュジャン(今日は先日作ったタテギを使用)フライパンで強火で一煮立ち
⑥、①にゆであがったパスタを絡めて軽めに乳化
⑦、⑥に③を載せてから⑤をかけて完成。少なめでいいかも。

食後、テラスに出てみたら、暗闇にまたヤツがいた。目が合うまでもなく逃げた。
テラスも大改装してヤツが立ち寄れないようにしなくては。

今日の大爆笑コンテンツ
彼の極限状態でのTwiterは詩的でさえある。素晴らしい!!
隙を見せられる人っていうは、根源で自分の人生に自信のある人なのだと思う。このサイトをブックマークした。

April 14, 2010

葉桜に微笑まれて

先日のインタビュー記事の校正原稿が届いて読んでみると、エラそーに「自分史を語っちゃっている自分」で大赤面する(爆)。訂正変更(というか、多少マイルドに書き直して>爆)編集者の方に返送した。どんな記事になるのやら。

夜は職場の飲み会。①今年の新入職員の歓迎、②こーめい先生の歓迎、③先日のソフトボール大会の打ち上げ。狭い店に目一杯参加してくれて大いに盛り上がる。ウチは、いんちょは大したことないけど、素晴らしいスタッフに恵まれて有り難いもんだと心から思った。帰路、いつものように空に向かって感謝の言葉を言おうとしたら、葉桜が微笑んでいた。

April 13, 2010

慈母と厳父という時代

子供の教育環境という観点での両親の理想型として「厳父と慈母」がある。厳格でしっかりした信念をもって子供に接する父親と、日々の生活の中で愛情に溢れて子供をやさしく慈しみ育てる母親というカップル。うむ、たしかにイメージとしてはある。

一昔前までの日本の(というか外国でも)家庭(夫婦)像として、どの家庭もそれを目標としていたように思う。うちの両親やかみさんの両親も、かつてはそのサブタイプであったと思えなくもない。なぜ「思えなくもない」と書くのかというと、その当時でもそのくらい実際には簡単ではなかったはずだから。昔の基準に照らして今自分たちを含めて振り返ってみると、僕もかみさんも、全然基準外(笑)だったと思う。つまり僕は「厳父」でもなければ「慈父」でもなく、かみさんも「厳母」でもなく「慈母」でもなかったと思う。それほどの覚悟も信念もなく若い二人が親になってしまい、時間だけが経過して今に至ってる(笑)。自分達も含めて僕らの世代の親っていうのは「それほど厳しくもなく、それほど優しくもない」「だた子供に甘いだけ」の「友達みたいな」親がほとんどだ。そのくせ、親の「気分」で怒ったり叱ったり褒めたり教えたりするもんだから、子供も混乱するよなあ(笑)。彼らがほぼオトナになった今となっては、ずいぶんひどい叱り方や褒め方をしたもんだ、と反省しきりなのだ。とはいえ3人とも、それぞれ道を外れることなく、まあまあ「まっとうな道」を進んでくれたので、それで(それだけで)善しとすべきなのかもしれない。

先日の「我が家の歴史」を思い出して、あの時代には普通であった家庭教育の価値観も、時代とともに変容してきていることを実感する。それにしても、彼ら子供達が親になる頃には(考えてみればそんなに遠い将来ではなく、もうすぐだ)、どんな親になるんだろうか?

April 12, 2010

萌えてわさわさ月曜日

しとしと雨で肌寒い一日。昨日の初夏のような日差しがウソみたいだ。家の前の桜並木の花びらは大方散ってしまうだろう、この雨で。新芽の萌える季節。おっつ、そうそう、そういえば、本来の「萌える」という言葉はこれなのだよな。最近の使い方はよーわからんけど。週初めでただでさえ忙しいところに、今日は様々なサブルーティンやバックアップの仕事があってワサワサと忙しない月曜日だった。帰路ジムに立ち寄って軽めに5本250m。こんな日は泳ぎすぎると逆に身体のテンションが高まってしまってよくないので、軽めで止めておいて正解かも。夜は仕事帰りのかみさん&ゆっつんと落ち合って、Crystal Jade Shanghai Gardenにて。ここんちの「上海焼きそば」がしみじみうまひ。

April 11, 2010

もりだくさん日曜日

6時半過ぎに出発して、新しく出来た大橋ジャンクションを通ってすいすいと気持ちよく走り、戸田の道満ソフトボール球場へ。初夏のような気持ちのいい気候の中、毎年恒例の職場のソフトボール大会。一所懸命になって試合することで組織としての「一体感」が出来る。スポーツっていうのは「素」がでるので、あれこれ机上で考えて組織作りするより、ずっと効果的。参加すると、いつも予想以上に楽しいし。この時期の大切なイベント。帰路ジムに直行して、10本500m軽めに流して昨日の感覚を思い出しつつ・・・。夜はゆっつんと「なんちゃってロコモロ」を作った。この予定調和(笑)の「おいしさ」。「我が家の歴史」最終回。ここまで荒唐無稽なストーリーなら、むしろあっぱれ。この「不思議に懐かしい感じ」が三谷さんの意図するところなんだろう。

April 10, 2010

気付いてしまえば些細なこと

今日午後泳いでいて、リカバリーから入水までのタイミングを一瞬遅らせてみたら、ストローク時のスピードと距離がググーンと伸びる気がした。12-13ストローク/25mのストロークの数は同じなので、きっとタイムはかなり短縮したと思う。計っていないのでわからないけれど。さらに、入水時の腕の角度を心持ち深めにしてみたら、体幹の自然な捻りと戻りがいつもより推進力を生む気がした。かれこれ3年間コンスタントに泳いできて、泳ぎ始めた頃は発見とか工夫があったけれど、最近ではちょっとマンネリ気味だったものなあ。なんでこんな簡単なことに今まで気付かなかったんだろう?この歳になってもフィジカルな進歩はあるということが、さらにオドロキでもあるけど、そこがTIスイムの奥が深いところだ。しみじみ(笑)。

夜は富澤商店で細挽きと粗挽きの2種類の韓国の唐辛子を買ってきて、先日のソウルで買ってきたコチュジャンを使ってタデキを作り(これはまあまあの出来だった)、「あずま」で骨付の若鶏を買ってきて家で「なんちゃってタッハッンマリ」を作ってみた。だけど、やはり本場のものとは全然違った(当たり前だ)。ま、いいんだ、自分ではうまく作れないことがわかっただけで(負け惜しみ>笑)。やっぱり現地で食べなくちゃダメだということで、一同納得(笑)。

CX「我が家の歴史」第2夜。DENからリビングのテレビで流れている番組を昨夜から観ていたんだけれど、存外おもしろい。昭和的な様々なエピソードが(ちょっと無理矢理かつ強引に)ちりばめられていて、客を楽しませることに徹しているのが、さすが>三谷幸喜さんの脚本。柴崎コウって女優は、素敵だ。明日も観よう。

April 9, 2010

半島の先で目覚めた

今朝、観た夢。鮮明な印象を残して目覚めた。寝覚めは悪くはなかった。
両側が斜面の頂点にある半島の先端にある小高い丘の上に立っている。真っ青な海面が見える。
下の方では風が強いらしく白波がたくさん立っている。丘の標高は結構あって、下の砂浜の人影は点みたいに小さい。

沖の方に小さく船が見える。ここで、なぜかズームになり、波浪に翻弄されつつ突き進む船の映像。すっげーなーと思いつつ、そこで目覚めた。どんな深層心理を表しているんだろう。

この動画と同じような場面が、ちょっと前に観た映画"Oceans"にもあった。

April 8, 2010

じゅるじゅるの一日

ひさかたの 光のどけき春の日に しづ心なく花の散るらむ

‘春の日はのどかなのに、花はなぜせわしなく散るのだろうか’ 
普遍的な日本人の感性だと思う。桜は散ってからの葉桜も新緑の並木道も好きだけど。

そんな、からっと晴れたいい天気の日。今日は、花粉が飛びまくり一日中じゅるじゅるで辛かった。ティッシュを2箱は使ったと思う。以前は全然平気だったのに、ここ数年は花粉症がひどくなった。とくに研究日午後の往診中は最悪の状態だった。すみません、皆さんご心配をおかけしました。

今日は土牛さんの書を移動するため車での移動だったので、夕方に港北のIKEAに立ち寄ることにした。平日で空いている巨大なショウルームをぶらぶらろ歩きながら、家のリフォームのアイデアを考える。インテリアをいろいろと考えるのは楽しいなあ。いいリフレッシュになった。自己責任で選んで、運んで、組み立てて・・・というIKEAのシステムって、リーズナブルではあるんだけれど、十分な時間と体力がないとちと厳しい感じ。さらに実際には、まず差し当たり大掃除&片付けと、それに伴う大量の不要品の処分という大仕事があるわけで、このリフォームが完成するのはいつの日になることか・・・(笑)。ま、でも楽しみながらやっていくかな。

April 7, 2010

ヒーロー達の夢の後

ジャルジャルっていうお笑いコンビ。最近一番旬で、ストーリー性のあるちょっとシニカルな感じのお笑いに人気がある。今風のイケメン達だ。彼らの主演映画『ヒーローショー』が、5月29日公開の報道。その映画の医学監修を昨年夏頃やったのだ。そのこと自体を全然忘れていた(笑)。井筒監督のことは「パッチギ!」で知っていて、テレビのコメンテーターとして同世代のおもろいオッサンなので、前に一緒に仕事をしたFさん(助監督)から話かあった時に、興味をもったのだった。ジャルジャルっていう人たちのことは当時は全然知らなかったけれど、「今(去年夏の時点)は無名だけれど、近い将来絶対にブレイクしますから・・・」という彼の言葉を信じてやってみることにした。

この映画、R15ということで暴力場面がたくさんあるらしく、外傷の処置とかその後の状態の医学的なアドヴァイスを中心にやった。千葉のど田舎での撮影中は井筒さんが面白がってノってしまったらしいく、撮影現場から「こんなんどーですか?」とか「これはアリですか?」とか問い合わせがあった(笑)。映画「「有頂天ホテル」や「デス・ノート」の医学監修をやって以来で、どんな映画になっているのか、ちょっと楽しみ。ヒットするといいな。ふふふ。

April 6, 2010

タッハンマリLOVE

韓国遠征から約一ヶ月過ぎて、今だに家族の間でしばしば話題に上るのが「タッハンマリ」。

若鶏がまるごと一羽、長ネギがたっぷり入ったシンプルで澄んだスープの中に入っている。そこにタップリの刻みニンニクを入れて約10分間ぐつぐつしてから、店員さんがハサミで食べやすく切ってくれて、タップリの特製唐辛子の薬味(タデギ)、醤油、マスタード、それに酢を入れたタレをつけて、そこにどっちゃりと刻み生ニンニクを入れて頂く。くー、今思い出してもヨダレが出そう。

これを食べに行くだけの目的で週末に韓国に再訪したくなってしまうくらい、気に入ってしまったのだ(笑)。あー、また食べたい!僕らが食べたのは、チンオックァハルメ・ウォンジョ・タッハンマリ(陳玉華ハルメ元祖タッハンマリ) ハングルでは  진옥화할매원조닭한마리。次回行くためにリンクを張っておこう。ちなみに、韓国でタッハンマリにハマった知人が東京で探しまわったみたいだけれど、新大久保も赤坂も、汐留の専門店も現地のお店には遠く及ばなかったらしい。

タデギのレシピ
★コチュジャン 大さじ1
★粉唐辛子(細挽) 大さじ2
★粉唐辛子(粗挽) 大さじ2
★おろしにんにく 4かけ分
★しょうゆ 大さじ1
★みりん 大さじ1
★すりごま 大さじ1
★ごま油 小さじ1
★塩・こしょう 少々
レシピ通りに日本で作っても、微妙に本場のものとは違うんだろうなあ・・・

April 5, 2010

頑張る人を応援したい


山崎直子さんのミッションが始まった。日本の宇宙飛行士というスーパーエリート達は、皆魅力的な人たちばかりだ。今回の山崎さんは、日本初のママさん宇宙飛行士で、東大工学部航空工学科を卒業してから、今回の搭乗までの道のりは長く厳しいものだったらしい。

そうだろうなあ、宇宙空間(上空350kmを時速28,000kmという想像を絶するスピードで飛ぶ!)のストレスと緊張のなかで仕事を成し遂げる体力と精神力はただ者じゃない。ただ単に「成績がいい」とか「体力がある」とかだけではなくて(つまり偏差値が高いとか一等賞をとるとかだけじゃなく)、人間性とか社会性とかコミュニケーション能力とか問題解決能力とか、さまざまなability やcapabilityとか、さらに言えば「運」がなければ達成できないものだから。日本人の彼らが皆清々しいのは、その能力をあまりひけらかさない謙虚さと真摯な態度を表していることだと思う。いやー、素晴らしい。彼女もTwitterでつぶやく予定らしいので、野口さんの発言とともにフォローして応援しよう。

国際宇宙ステーション(ISS)について、ちょっと調べてみたら、人類史上最大の巨大プロジェクトなんだそうな。その一角をわが日本が占めているのは誇らしい。完成すると、ちょっとしたサッカーグラウンドくらいのサイズらしい。想像以上の大きさだ。

April 4, 2010

サルース収録

本日のFMサルース「サルース・ファミリーテーブル」の「教えて♡まーく先生」コーナーの収録。生放送後のDまなさんが用事があって都合が悪く、今日はサブスタジオにて香月さんと二人だけで5回分の収録した。

収録内容:
4月11日 くも膜下出血について
4月18日 ヘルニアって何?
4月25日 子供のそけいヘルニア
5月2日  成人のそけいヘルニア
5月9日  健康診断と人間ドック

いつものように硬軟取り混ぜて(笑)打ち合わせ&雑談をしつつ、さくさくと録音。楽しかった。

家宝ふたたび

僕の病院に診察に通っているYさんご夫妻から、先週ずいぶん大きな頂き物をした。もともとYさんご夫妻のお宅にあったもので、芸術に興味があれば、是非お宅で御持ち頂き保存して頂きたいのですが・・というお申し出を(あまり深く考えず)有り難く受けることにしたのだ。ご説明によると、ご主人が現役の編集者だった頃作った本(日本料理の大家の食に関するエッセイで、料理人のバイブル的な本)の表題と挿画(茄子)を「知り合いの画家の方」に頼んで書いてもらった時の「書」のオリジナルだとのこと。へえ、そんな貴重なものを頂いてよろしいんですか?と僕。ええ、良さを判る方にこれから先持って頂いた方がよろしいと夫婦で考えたものですから是非お願いいたします・・・と、おっしゃるお二人。「味覚三昧」土牛 と素朴でさりげなく淡々とした筆。

アマゾンにて早速本を入手。えっ?土牛???もしかして・・・とウィキペディアで検索すると、奥村土牛。日本芸術界の巨匠にしてドン(日本美術院のトップ)、文化勲章授章受賞、1990年に101歳で亡くなった時には作品にかかる多大な相続税に悩んだ子息がスケッチを焼却処分(!)したらしい。さらにその後、いろいろと調べるに至って、これはとんでもなく貴重で大変なものを預かってしまったのだ!ということを知り、慌てて恐縮千万のお礼の手紙をシタタメることとした。去年の吉田堅治さんの絵とともに、間違いなく家宝。さて、どこに飾るかな・・・(我が家には日本間がない>涙)

April 3, 2010

りっちゃんの旅立ち

かみさんとお通夜へ。参列している僕らに向かって、たくさんの花に囲まれてやさしく微笑みかける彼女の遺影。バリバリ現役の頃、撮ったものだという。さっぱりした性格で頑張り屋、そして周囲に気配りできる女性。技術が高いだけでなく、背が高くてオシャレでカッコいいのですごく人気のあるカリスマ・インストラクターだったとのこと。もともとプロのダンサー(「武☆士」のCMの振り付けをして踊っていたのが彼女)で、エアロやステップのイントラとしてでだけでなく、最近ではピラティスの指導資格もとって、これからのことも考えていたらしい。病気が判ってからはいつも前向きに頑張って、昨年には完全復活を成し遂げた(これはスゴいことなのだ!)のに、その後再発。再発がわかってからも彼女はよく頑張ったし、僕らもベスト尽くしたけれども、残念ながら病気の勢いには抗えなかった。急な展開だったので、彼女自身ももう一度復活することを信じていたし、ちょっと前まであれだけ元気で動き回っていた彼女が病気だなんて周囲の人たちは信じられなかった。そのくらい人知れず彼女は頑張っていたのだ。最期の時間は穏やかで安らかな状態で見送ることができた。アスリートの彼女らしい、美しくカッコいい旅立ちだった。独身&一人娘なので、年老いたご両親の姿を見るのが一番辛かった。美しい桜の咲く季節に。HRさん(りっちゃん)、享年50歳、合掌。

April 2, 2010

Dedicationを持っているか?

自宅前の桜並木はまさに満開。春の嵐の南風がまだ残る朝。うちのさとちゃんも大学の入学式。この満開の桜の下、胸を膨らませて新しい職場や学校に向かう若者達がたくさんいるんだろうな。すべての夢と希望に幸あれ!と切に思う。

でもね・・・若者よ、

年寄り臭く、ちょっと斜に構えて逆説的な言い方をすれば、その夢に向かって進む道の、そこここに大きく深い穴や、とてつもなく高い壁があって、転んだり落っこちたり、怪我をしたり、泣いたり、時には諦めて引き返したくなることもあるはず。つーか、ほぼ100%確実に、近い将来そういう事態に直面する事になる。全員に訪れるその「絶対に乗り越えなくてはならない試練」に、どう真摯に向き合うか?という事だと思う。勝ち負けじゃない、いかに自分なりに一所懸命になれて満足(というか後悔なく)生きていけるか?ということなのだろう。つまり、その「覚悟」が大切だと思う。自分のことを思い返してみると、20歳代、30歳代は挫折しそうになるツライ事のほうが多かった。傍目には、どう見えたか知らないけれど。でもそれを乗り切って40歳代、50歳代の今の自分があることは確かだと思うのだ。挫折して苦労して努力して、それを乗り越えた人たちは、確実にそれ以上の対価を得ていると信じたい。人生の折り返し地点を過ぎてみて、改めて思う。つまり、幸せというものは、そこここに転がっているものじゃなくて、自分で掴みとるものなんだ、きっと。英語で言うところのdedication という「思いの強さ」。

桜の下を歩く若者達に、そのことを話しても実感が湧かないのは当たり前かもしれないけどね。もちろん僕も当時はのほほんとしていて全然聴く耳を持たなかっただろう。

「まーくさんはいいですよ、ナンダカんだ言っても「勝ち組」じゃないですか。若い頃から要領よく、スイスイとうまく世渡りしてきたんでしょ?羨ましいです。それに比べると自分なんか・・・・」という反論を言う、僻っぽい人。そんな大人はいつも世の中の不平不満と人の悪口ばかり言っている。トンでもない!まだまだです。現時点でも僕の求めている夢の実現までにはまだまだ「日暮れて道遠し」なのだ、もう人生の折り返し地点はとうに過ぎているというのに・・・。欲深いのかな>自分(笑)

でもね、だからこそ、これからの若い人たちに甘い事は言わない。蹉跌や挫折と向かい合ってそれを乗り越えて進んで欲しい!と、心から思う。自分を信じて頑張ってね>若者たち。
The Brick Wall let us show our dedication.

April 1, 2010

ホームズの午後

研究日午後。16時に上がって、109シネマ「シャーロック・ホームズ」へ。19世紀後半のロンドンが舞台。今まで持っていた名探偵ホームズの小説のイメージとは全く違う大活劇になっている。ホームズ役のロバート・ダウニーJrは、頭脳明晰で超人的な感覚と体力をもったスーパーヒーロー。なかなかユニークで魅力的なキャラクター。強いだけじゃなくて、天才にありがちな非常識でだらしない所とか、妙に弱い所も見せたりするのがいい。ストーリーの組み立てはちょっと無理があるけど、それを忘れさせる大活劇があって、最後まで観客ハラハラドキドキさせるのは、スピーディーな展開とやはりCGの映像の秀逸さだろう。19世紀産業革命の真っ最中のロンドンの雰囲気が再現されていて、あの雰囲気に浸るだけでこの作品を観る価値があると思った。それと、言葉がわかりやすいイギリス英語で、イギリス特有の辛口のジョークがあるのも面白かった。字幕はまずまずの出来だと思う。明らかな誤訳を2カ所気付いたけれど、これは僕のほうが間違っているかも(笑)。平日会員割引で1000円(!)のモトは十分とれる映画だった。これからはこんな時間の使い方が出来そう(ふふふ)。夜はジムで10本500m。帰り道は、強い南風が渦巻いていた。春の嵐に揺れ惑う桜花。

思春期花残月秘話

花残月(うつき)

花散る朝の 恋夢の
別れ涙の 花模様
落つる定めと 知りつつも
涙曇らす 花吹雪

下げ前髪の 頰染めて
心さざ波 隠さんと
定めしつらき 微笑みの
後ろ姿の 花吹雪

薄紅色の 花の中
君行く末を 案じるも
震える肩に ひとかけら
吾 夢見しと 花は散る
吾 夢見しと 花は散る

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今日から四月。花残月(うつき)。上の歌詞は高校3年生の頃に書いたもの。当時、ハックルベリーフィンとして活動バリバリの頃のはずだけど、35年も経つと記憶が断片的(笑)。でも、この曲が出来たときのことは何故かすごく憶えている。その夜、たまたま現代国語の教科書を読んでいて、4月の「卯月」が「花残月」とも表記することを知った瞬間、インスピレーションが湧いた。たぶんその前に観たテレビドラマの印象が残っていたからだと思う。戦争中の話で、古手川祐子(当時、一番光っていた女優)が女学生役で出ていた。出征する恋人との別れの場面の彼女の姿がフラッシュバックした瞬間、この歌詞が出てきて、ギターを弾きながら歌詞と曲が同時に出てきた(作ったというより出てきた)。1時間もかからなかったんじゃないかと思う。でも歌詞をわざわざ「文語調」で書いたのは、たぶんこの詩の世界をセピア色(笑)で描きたかったから。マセた17歳(爆)。でも、今改めてその詩を読んでみると、わりとやるじゃん!>若き日の自分って思ったりして(笑)。

今年は、本日桜満開。
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