JERICHO「ジェリコ」戦争ものでヨーロッパ戦線の話。
http://teleplay.seesaa.net/article/1288354.html
1966年にCBSから放映され、日本では1967年にテレビ朝日系で全16話が放映された60分の戦争スパイアクションドラマとのこと。毎回放送を楽しみにしていたのを憶えている。
以下、サイトより部分引用:
第二次大戦下のヨーロッパ戦線を舞台に、連合軍最高司令部に属する米英仏の3人の情報将校がドイツ軍後方に潜入し、諜報活動や破壊工作に活躍する物語で、チームのリーダー=フランク・シェパード(ドン・フランクス)はアメリカ空軍大尉で破壊工作のベテラン、ガストン・アンドレ(マリノ・マッセ)は自由フランス空軍中尉で武器のエキスパートで女好き、ニック・ゲージ(ジョン・レイトン)は貴族出身ながら元サーカスの芸人で敵地潜入が得意。毎回、彼らによる危険任務(レーダー基地の破壊や要人救出など)が派手なアクションと共に描かれる。
日本の愛国少年にとっては複雑な心境だ。実際に一切日本は出てこない
前フリが長くなった
今でも印象的なシーンがある
米英仏の連合軍スパイとレジスタンスが、隠れ家で食事する場面があった。
戦場の近くの納屋の暗く埃っぽい地下室で、
パンパンと手で埃を払って、
カチカチに固いパンとチーズを頬ばりながら、
ぐびっとワインを飲む。
大人ってワイルドだ!
あの当時、子供心にどんな味がするんだろう?って思った
わくわくするような冒険心と想像力
10歳のボクに想像できたのは、せいぜい
葡萄酒(だと信じていた)「赤玉ポートワイン」と、
雪印の6Pチーズと、
フランスパン(と当時は呼んでた)くらいだった。
冷たく石みたいに固いパン
ナイフでこそぎ落として食べるチーズ
味も香りもないワイン
ぜんぜん美味しそうじゃないじゃん(笑)
食事がおいしい訳がないけれど、
きっと子供には判らない大人の味がするんだろうと思った
トンデモナく「かっこいいなあ」と思った。
こういう「大人に対する無条件のレスペクト」
悔しかったら早く大人になりなさい、という態度は
大人(の男)になる過程で
「悪くない」と思うのだ