診療情報提供書とは
何が書いてあるのか?
医師はどんな情報をやり取りしているのか?
紹介する側の情報
患者の属性
名前、性、生年月日、住所、その他の属性(紹介側の診察番号など)
主訴
既往歴
臨床経過
(箇条書きで時系列の問題リストが望ましい)
その他の情報(リファレンス、参照先)
各種の画像
各種検査のデータのサマリー
以上で大体その患者のことは把握できる。
これが基本で、研修医が書くものだとすれば、
臨床の経験値の高い人(同士)のものは簡潔で無駄がない。
未熟なものほど冗長でポイントが曖昧な事が多い。
プレゼンを見れば実力がわかるのと似ている。
医療のプロとしての
的確な情報のやりとりはもちろん必須なのだが、
誰から紹介されたか?(紹介するのか?)
どんな状況で紹介されたか?
前もって伝えるべき特殊な問題はなかったのか?などの
(行間の)ad hocな情報が大切だったりする。
お互いの信頼感のある連携関係にある
医師同士は、電話一本だけで十分に
コミュニケーションがとれるはずなのだ。
あとは双方の優秀な事務方に任せればいい。
それが医療連携の理想形だと思う。
昨夜は開院以来やっている当院の
第16回「アテンディングドクター」の会だった。
体調もまずまずで、多くの先生方と話が出来てよかった。
忌憚のない意見交換が出来たと思う。
これまでの16年間で培って来たものが、
着実に形になってきている事が有り難く。