突然降り出した 雨に気づいた
あなたが あの日買ってくれた
ダークブルーの スウェードのパンプス
この土砂降りの雨では 履いて行けないでしょう
この土砂降りの雨の中で 立ちすくむ私
偶然あの店で 見つけたスウェードのパンプス
一番のお気に入りの ダークブルーのスエウードのパンプス
出会った頃のあなたは 不安になるほどやさしかった
うらめしげに空を見上げても 空はくすんで重い
この土砂降りの雨の中で 立ちすくむ私
解りあえていると 思っていたのは
傷つきたくない 傷つけあいたくない
ふたりの哀しい 自己防衛
悪い女に なりきれなくて
可愛い女にも なりきれなくて
悪い女に なりきれなくて
可愛い女にも なりきれなくて
土砂降りの 雨の中
私はひとりで 走りした
わかった、今 自分の気持ちが
この雨に溶けていく
私とあなたにとって
大切なダークブルーのパンプス
この土砂降りの雨では 履いては行けないでしょう
この土砂降りの雨の中を 走り出す私
このダークブルーのパンプスで
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梅雨の重い空
微妙な違和感を
感じ初めている女
午後からこんなに
突然の激しい雨になるなんて。。。
彼女は空を見上げた
楽しかった時間
二人の思い出の
お気に入りの
ダークブルーの
スウェードのパンプス
雨足が強くなってきた
こんな雨では
パンプスがだめになってしまう
でも。。。
彼女は一瞬そこに立ち止まり
意を決したように
雨の街に飛び出した。。。
ライブでも時々演奏。
僕らの間では「あめぱん」と呼んでいます。
この詩のプロットとなった「小説もどき」は、
2000年頃か?残念ながら、原本は今はもう手許にない。