10年以上前のある時期、一緒に働いた女医さんだった。
長身で美人。女性の外科系医師としてのいい資質を持っていた。
患者さんに優しいし、評判もよく、一所懸命働く医師だった。
将来もキャリアをアップしてずっと働いて欲しいと思っていたら、
その後、さらっと(笑)イギリス人と結婚して、
スコットランドに移り住むことになった。
その転身のしかたがかっこ良く、彼女らしくて、すごく印象に残っている。
彼女が行ったのはイギリス東北部のある都市だった。
冬場の季節の厳しさを考えると、かなりの覚悟が必要だったはずだ。
たぶん愛する人が一緒だから頑張れたんだろう。
現地の病院のスコッツアクセントでかなり苦労したことは想像に難くない。
彼女の素晴らしいところは、
女性特有のしなやかな強さと
応援しつつも、上司としては
厳しい生活が本当に大丈夫かなあ。。。と
少しは心配していた。
渡英前にC.V.作りを手伝ったこととか、
英語に関しては何度か泣かせたこともある。
今では懐かしい思い出だ。
その後のメールで、現地のライセンスをとったことを知った。
現地でものすごい努力をしたことは、僕にはよくわかる。
海外で医者をやるというのは、そういうことなのだ。
数年して帰国してから、北海道に転居した所までは知っていたけど、
最近まで、どこで何をやっているか全然知らなかった。
今回のメールで7月から、北京のアメリカ資本の病院に移ることを知った。
ますます活躍する後進の姿からは、本当に力をもらえる。
今ここで再会したのもご縁だ。
こうやって今、ソーシャルメディアの世界で、
引き合わせてくれるご縁の不思議!