助けあいジャパン

April 6, 2009

ユーミンの言葉

ブログを読んでいる人から、「せんせ、本当に福岡に学会に行ってたんですか?ブログを読む限りではずいぶん楽しそうだったですけど(笑)」。ふむふむ、確かに、おいしいもの食べたり、飲んだり、遊んでばかりしていたように読めるな(笑)。でもね、今回の福岡行きはちゃーんと学会の仕事がメインだったので、誤解しないでね(笑)。今日はさすがに病院を離れていた3日をキャッチアップするため一日中走り回った。

今週のアエラで、3年ぶりのアルバム「そしてもう一度夢見るだろう」を出したユーミンのインタビューが印象的。あのユーミンをもってしても「苦しみ抜いた」と。アーティストとしての創作へのモティベーションを長い間保ち続けるという苦しみ。彼女の実績を持ってすれば、もう歌を作らなくても歌わなくてもビジネスとしては十分なのに、あえて自分を苛め抜いて表現し続けるということのすごさ。

引用しておこう。
「感覚的なものを論理的に落とし込んで、また感覚にとけ込ませていく作業」
「歌詞を作る時って自分の声を脳の中でならして、それを聴きながらスイートスポットを探すんですが、なかなかそこに乗る言葉を見つけられない...」
「歌作りが恋愛だとしたら、アルバム作りは出産かな。今までも言葉のあやとして使ってきたんですが、今回は文字通り産みの苦しみだった」
「何かを感じたら、他と比較して記憶するために、どう美しかったのか、どう可愛いかったのか、を脳の回路を動かして言語化しておかないといけない(言葉のソムリエ)」
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