助けあいジャパン

April 8, 2008

BYO

ニュージーランドはイギリス圏とはいうものの、シーフードも肉も自然の恵みが豊富にあり、おいしい料理が一杯ある。洗練されたレストランはむしろ少なくて、ファミリービジネスのカジュアルなレストランがたくさんある。フレンチもイタリアンもあるけど、日本の高級店とは全く違って素朴。でも、それなりにおいしいのだ。雰囲気で食べるという感覚は彼らになくて、実質本位。アジア系も多いから、北京・広東・四川・台湾などの中華、タイ・ベトナム・マレー料理などのエスニック系、インド人の人も多いので、多様なインド料理もある。僕らがハマったのは、中華のお店の「Hot&Spicy Wonton" とか "Crispy whole shrimp with spicy salt"とか。週末の飲茶ブランチと、麺料理のおいしいマレーシア料理レストランもあったな。おっと忘れちゃいけない、ミートパイのおいしいパブもあったし、Fish & Chipsのチェーン店もあったな。食材を選んでその場でフライしてもらう。オイスターとか鱈のフライとかおいしかった。おお、それに病院近くのカバブのカフェでは昼食を良く食べたなあ。つらつら。

牛肉は日本のように穀物じゃなく草原の牧草を食べて放牧で育った牛だから、全然味が違う。霜降りが珍重される日本のお肉とは違い、しっかりとした食感と豊かな肉質(赤身)。それに安いの。1kgで1000円くらいじゃないかな。鶏肉とか豚肉は逆に高い(それでも日本より全然安いけど)。この牛肉の塊を庭のBBQでシンプルに塩胡椒で焼いてニンニクチップ&醤油&山葵で食べると最高なんだよな。ラムチョップもBBQのお約束でいくらでも食べられちゃう。ムッセル(ムール)貝とかピッピという大きなアサリ、白身魚、エビ、オイスターとたっぷりの野菜のはいったシーフード・チャウダー。ううう、今思い出すだけでよだれが出そう。

で、今日ニュージーランドのおいしいものを連想的に思い出したのは、BYOというシステムについて思い出したから。レストランは酒類販売ライセンスを持ってないことも多く、BYOという看板が出ていることも多い。つまり、お酒はBring Your Own (BYO):お酒持込可って事ですね。このシステムすごくいい。ニュージーランドはワインもビールもおいしいし、自分で気に入ったものを持っていくのは、経済的でボラれるリスクもないし安心。たしか、ささやかなBYO代が加算されるんだけど、それでも全然安い。

でもこのシステム日本じゃ無理なのかな。お店が儲からないもんな。
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