助けあいジャパン

September 14, 2008

台湾引きこもり一人旅:第2日(その3)

あれこれ書いているうちに、その3になっちゃった。おお、そういえば日本の映画もいくつかやっていたな。「ALWAYS幸福的三丁目」とか。

さて、シネマコンプレックスのコスプレ美人ウェイトレスに別れを告げ(何もしてません<爆注)、暴風雨の中、ただひたすら巨大ビルの軒下のアーケードをたどりつつMRT市政府駅へ戻る。板南線を西に向かって「台北駅(車驛)」で下車。というのはガイドブックによるとこの辺りには地下街があるらしい。台風でも地下街は大丈夫だろう、という淡い期待。

正解でした。そんなに規模は大きくないんだけど雑然とした地下街はこんな天気でも元気に営業中。衣料品、薬局、CD店、下着屋、Tシャツ屋、ゲームセンター、飲食店が渾然雑然となっている。扱っている商品はどれも、キッチュでチープな中華的な「あの感じ」のものばかりで、面白いけどちょっと買う気にはならない...、観るのは面白いけど。アメ横と浅草仲見世と歌舞伎町を足してよく混ぜて、横浜中華街のスパイスを効かせて再構成した感じかな。飲食店も、麺や粥や点心やお菓子のファストフードの他に、訳の分からない焼き肉屋(蛙専門店なんかもある<うげっ)、おもしろいのは回転寿司とか日式ラーメンとか定食屋(とんかつとか天ぷらとか)もある。ということで、地下街の中の匂いが凄い。醤油よニンニクとネギと仄かに八角の混ざった匂いというのか。日本の地下街とか繁華街にも特有の匂いがあるんだろうけど、僕らには当たり前すぎてあまり感じないんだろうな。でも、これは「濃い」。この「濃さ」っていうのがこの国の特徴の一つだと思う。

MRT淡水線に乗り換えてホテルに17時ころ戻る。シャワーでリフレッシュしてから、今回の旅の目的の一つの台湾マッサージに行く事にする。いろいろあるみたいだけど、結局一番規模が大きくて有名(そう)な「嘉門世家理容名店」に行くことにする。電話で予約するとホテルまで迎えに来てくれるとのこと。17時半の約束時間を20分すぎにピックアップしてもらい、地下の店内に。志村けんをはじめとして日本の芸能人の写真が一杯。客のほとんどは日本人の男女。やり手ババアみたいな女性にメニューを見せてもらい、「全身マッサージ(90分)」と「足裏マッサージ」のオプションを付けてもらう。で、20歳代のスタイルのいい美人(75点くらいか<笑)のマッサージ師(「嬢」と書くべきなんだろうか、こういう場合<笑)に案内されたマッサージ部屋は、個室で実にアヤシい雰囲気。薄暗い室内には床屋さんの椅子を巨大にしたみたいなベッドのような椅子。「パンツ以外はすべて脱いで着替えてください」と言われる。そのベッドに横になると柔らかい布団をかけてくれて温かいタオルを頭とか首とか肩にあててくれる。き、気持ちいい。ポイントを初めから衝いてくるな。頭から顔、首、肩とクリームを塗りながらのマッサージは痛&気持ちよくて、うとうとするほど。後半からうつ伏せになり、そこに彼女がのってくれるんだけど、これが噂通りで力加減が絶妙で気持ちいい。1時間くらい揉まれまくっている所に、足裏マッサージのおばちゃん登場。先ほどからのマッサージ嬢&新登場の足裏おばちゃんの二人の同時攻撃。もう骨抜き状態のへろへろ。これで2000NT$(約8000円)なら、安いでしょ。ホテルに戻り、ホテル内の四川料理「川菜廟(字がちょっと違う)」で酸辛湯麺&麦酒。中華料理リテラシーの高まっているので(笑)、これは60点だったな。
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