コミュニケーション力の、一つの大切な要素として「質問力」がある。アメリカやニュージーランドで仕事をしていた時に、僕は同僚や学生の「質問力」のトレーニングを目の当たりにして、うううむと唸ったものだ。子供の頃からの教育にも、いかに人の話を聞き、当を得た質問をするのか?ということが重要視されているのも、家の娘たちの幼稚園や小学校の教育で感じたりした。そのことについては、以前ニフティで連載していた「ウェリントン通信」で書いたんだけど。どんな質問をしてやろうっ!て態度で話を聴くか?ってことがポイントなんだと思う。
さて、今日はある団体の総会。通常はいわゆる、決算や事業概要の報告のしゃんしゃん総会なんだけど、KYな質問をする人が居た。(大学の大先輩だからあまり大きな声では言えないけど)、まったくトンチンカンで的外れ、事前に配布した資料も読んでなくて準備不足だし、自分の意見を言いたいがための発言。で、会場に居た人たちから、あきらかなブーイングの集中砲火を浴びていた。
いわゆる「質問力」のなさが原因。つーか、それ以前の問題なんだわ。質問をしている本人が、そのことに気付いていない。よく国会の討議でもあるけど、これは教育の問題だと思う。サイレント・マジョリティの不気味さっていう、日本特有の別の問題もあるけど、しゃしゃり出てきて的外れは質問をする人も、それと同じくらい困ったもんだよね。議論の仕方を知らない人たち。もうあの年になっちゃうと、変われないんだろうけど(その意味では可哀そうではある)。
帰路、時代屋で、遅めのパスタの夕食&ブードルズのジントニックで〆。
呪われたおばけCDの話で盛り上がった(爆)。そんなこんなで、超忙しかった5月も終わりかぁ・・・
お疲れさん>オレ