助けあいジャパン

May 21, 2011

助けあいジャパン発足2ヶ月慰労会「仙谷さんと飲む会」


結論から先に書けば、すごく楽しい会合だった。へええ、こういう「新しい公共」ってありなんだ。リアルの話なんだって感動した。世代も立場も全然異なった人たちが集まって、それぞれの持つスキルを発揮してボランティアのプロジェクトを進める。共有するのは「緩やかでしなやかな連帯感」と、敢えて言えば「共感」か。従来の普通の社会レイヤーからはこんな親密な連帯感は生まれないのではないか?政治に対するアレルギーも無く、偏見や堅苦しいイデオロギーのせめぎ合いも無い。世代間の「遠慮」や「上から/下から目線」もない。

未曾有の大震災と空前の被害を前にして僕らは皆、ただ呆然と立ち尽くしていた。そんな中、311の翌日からさとなお君は動きだし、僕らがこんな夢みたいな「何か」を共有して動き出すきっかけを作った。有象無象の情報がどっと押し寄せていたであろう政治権力の中枢で、松井さんや仙石さんのような政治家たちが、こういうしなやかな対応ができたことは賞賛されるべきことだと思う。

仙石さんは、マスコミなどで色々言われていて、会ってお話しするまでは、実はあまりいい印象ではなかった(というか、マスコミは権謀術数に長けた強面の極悪人みたいな扱いだし)のだけれど、実際には腰の低い、気さくでよく話す普通のオッサンだった。まあ、このくらいの器量がなければ政治家は勤まらないんだろうな、とは思うけど。でもあのガードの低さというか隙だらけの感じは意外だった。ただ時折見せる視線の鋭さはさすが政治家のボス的オーラなのかも。気さくなオッサンオーラと政治家オーラが同居しているというか。辻元さんも同じ。バリバリ右翼の僕としては「天敵」みたいな人だし、そもそも以前の政治パーフォーマンス(例の「そーり!、そーーり!!」って鬼のクビとったかのようなヒステリックな質問)が生理的に好きじゃないので、ずいぶん警戒をして(笑)お会いしたけれど、実に気さくな「大阪のおばちゃん」だった。問題のH区長とは「社民党で同期なんよ、Hさんとは!」と。ある意味あっぱれなくらい天真爛漫というか(笑)。ということで、道頓堀あたりを普通に歩いている、ごくふつうの大阪おばちゃんであった(あ、これ褒め言葉のつもり>笑)。松井さんは以前からさとなお君のブログに時々出てきて、魅力的な人だなあと思っていたけれど、想像通りのキャラクターだった。この人は頭のキレもいいし発想の自由度も柔軟性もある。さらに行動力もあって魅力的な政治家。官僚としての実務経験もあるし政治家としての志もある。僕のイメージする「理想的な」政治家かも。この人こそ自民党から出ればいいのに。あと、首相秘書官の羽深さんも素晴らしい人。財務省出身の切れ者の官僚でめちゃめちゃ優秀なエラい人なんだけれど、腰が低くて気さくなオッサン風で、こういう本当に優秀な人たちが(ダメ政治家を蔭に日なたに支え)ひいては日本という国体を支えているんだなあ、と。わりとディープな官邸情報をさらりと(もちろんしっかりと情報管理した上で)場の空気を読みながら出せるのはさすが。

そんなこんなで、僕の立場からもうちょっと政治や行政にコミットしてもいいのかもな?とか考えつつ、ロボットの加藤さんとタクシーで帰路に付いた。実に楽しい夜だった。さとなおさん&しょこらさん&多くの皆さん、有り難うございました!
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