助けあいジャパン

January 19, 2011

ちゅんちゅんはどこへ行った?

忙しかった午前中の外来が終了して、いそいそと地下の食堂に昼ご飯へ。こーめい先生が先日故郷の三重県に帰った時に入手してきた、ご当地の名店「東洋軒のブラックカレー」を頂く。うむうむ、なーるへそ。レトルトとは思えない深いコクと滋味、どこか懐かしい香りと、口に含むと蕩ける松阪牛。んめー。ふふふ、コレは美味しい。いつもはお丼に軽めのご飯なんだけれど、今日はお代わりをしてしまった。大好きだった六本木和田門のブラックカレーを思い出した。六本木和田門も銀座和田門も撤退閉店してしまった今、博多和田門しかお店はないのだね。でも歴史から言って、今日頂いた東洋軒がオリジナルなんだと思う。今度三重県に行ったら津に立ち寄るお店が一つ増えた(笑)。有り難うございました>こーめい先生。

さて、午後からは往診。その帰り道に東横線の踏切で停車していたら、通り過ぎた電車から小さな物体が飛んできてすぐ前の路上に叩き付けられた。よく見ると小さなスズメだ。ほぼ即死。きっと電車に巻き込まれてしまったんだろう。踏切が上がり車を進めなくてはいけないので、そのまま仕方なく通り過ぎたけれど。可哀想だった。で、その時ふと思った。

あれほど昔は日常的に目にしてたスズメが最近ぐっと少なくなった気がする。子供の頃は、軒先にご飯粒を置いておくと、必ずすぐにどこからともなく飛んできてくれたのに。あの五月蝿いくらい「ちゅんちゅん」と鳴く、小さな鳥たちはどこに行ってしまったんだろう?

調べてみると、スズメの数は20年足らずの間に最大80%減、50年では90%減と10分の1にまで激減しているそうな。Wikiによると、減少原因についてはよくわかっておらず、気密性の高い住宅の普及によって営巣場所が減少したこと、農村部でコンバインの普及によって落ちモミが減少しそれによる冬季の餌が不足したことなどが可能性として挙げられている・・・らしい。たしかに都市化に伴って、あれほどいたスズメが激減して、都市型のハトとかカラスがずいぶん増えた気がする。地球温暖化と、都市部の最近の夏のあの猛暑は彼らにとって過酷なんだろうな。トリ・インフルエンザとか西ナイルウィルスとかは関係ないんだろうか?

いろいろと調べてみたら、1958年から1960年で中華人民共和国は、毛沢東の「大躍進計画」のなかで「四害駆除運動 」みたいなウソみたいなことをやっていたらしい。

======(以下引用)
1958年2月から、四害(伝染病を媒介するハエ、カ、ネズミと、農作物を食い荒らすスズメ)の大量捕獲作戦が展開された。正式には「除四害運動」と呼ばれたが、スズメを大量に駆除した(北京市だけでも300万人が動員され、3日間で40万羽のスズメを駆除した)ことから、「打麻雀運動」「消滅麻雀運動」とも呼ばれる。しかしスズメの駆除は、かえってハエ、カ、イナゴ、ウンカなどの害虫の大量発生を招き、農業生産は大打撃を被った。(中略) 結果として推計2000万人から2億人ともいわれる餓死者を出し大失敗に終わった。(中略)、後にスズメは南京虫に変更され、ソ連から大量のスズメが送られたといわれている。
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やっぱり想像を絶することをするな、彼の国は。やる事がすべてエキセントリックだ。

話が逸れたけれど、どこにいっちゃったんだろう、僕らのちゅんちゅんは?この疑問については、この先も意識してチェイスしてみよう。

夜は6本300m。今日は意識してピッチに緩急をつけてみた。夜は自宅でかみさんの「きりたんぽ」鍋。昼がっつりと食べたので炭水化物は少なめに(笑)。
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