助けあいジャパン

January 10, 2011

さとちゃん成人式

末娘さとちゃんの成人式。我が家も3回目ともなればさすがに慣れているけれど、それにしても女の子は大変だ。今朝も朝6時すぎから美容院へ。髪のセットと着付けをしてから、記念写真の撮影など。かの業界では稼ぎ時なのだろうな(笑)。その後、彼女を横浜アリーナの成人式会場まで車で送る。今日は運転手に徹して(そのくらいしか父親はやることがない)、新横浜駅と自宅を2回往復した。新横浜駅周辺には、きれいな晴れ着を着飾った女の子と着慣れない背広姿の男の子だらけ。七五三みたいな派手な紋付袴を着ているヤンキー風のにいちゃん達もチラホラ。1時間足らずの成人式の後は、第1弾、第2弾、第3弾と続く、さまざまなパーティがあるらしい。あんなに派手な晴れ着を用意できなくて出席するのを諦めた、真面目に働いて自立している女の子もたくさんいるはずなんだけどな。だから、良識ある行政だったら「成人式の晴れ着禁止!平服で出席するべし!」って、率先して指示するべきだと思う。以前、そんな役所が紹介されていた気がするけれど、今は完全にイベント化してしまっている。こんな感じで皆で成人式に出席するようになったのは、いつの頃からだろう?たぶんバブル期以降なんだろうな。

僕らの頃には成人式に出るなんて「変わった奴」だった。女子は晴れ着の写真くらいは撮ったのかもしれないけれど、僕自身は区役所からお祝いの国語辞典が送られてきて初めて、ああ、今年成人式だったんだと気付いたくらいだったし。シニカルなくせに自分の娘には大甘すぎるかも(笑)。

娘達の成人式で毎回同じ事を感じる。晴れ着を着て、楽しそうにはしゃいでいる彼らを観ていて、ウミガメの赤ちゃんが卵の殻を破り、一斉に海に向かって泳ぎ出す様を想像するのだ。すいすいと沖に向かって泳いでいる子もいれば、波に押し返されて溺れそうになっちゃう子もいれば、海に入る前にひっくり返って四苦八苦する子もいる。どんな状況にある子も、例外なく、一所懸命自分なりに頑張っているんだろう。この先の彼らの人生が、順風満帆オンリーということはありえないし、苦しい事ばかりであるハズはないし・・・それもこれもわかった上で、「自分を信じてベストを尽くして欲しい」と祈るのだ。Good luck!
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