助けあいジャパン

April 22, 2011

いまじぶんにできることをできるかぎりやること

来週、被災地の医療支援に行く事になり、その準備をするべく現地の状況の情報収集をしてみると・・・。信頼がおけて実際に使える「リアルタイムの情報」の少なさを痛感する。「助けあいジャパン」は災害支援のポータルとしてはダントツで使いやすいけれど、まだまだ「森や林」のレベルの情報が多くて、個々の木々の情報までは扱い切れていない。今は基本的なライフライン情報にしても、あるにはあるけれど、実際に現地に入るにあたって何をどのくらい用意するべきなのかは五里霧中だ。結局行ってみなければわからないことだらけ。現地は、水や電力は復旧していて、携帯も使えそうだけれど、インターネットに接続するのが困難な状況のようだ。とにかく、5日間は自己完結的にサバイブできる用意はしていくつもり。それと僕も現地から出来る限りの情報発信をしようと思う。

この未曾有の大災害においては、バラバラになったジグゾーパズルのピースを組み合わせて、ひとつの大きな「絵を完成」させようなんて思っちゃいけないんだろう。これからも、手に入ったピースを僕らのできる範囲で判りやすく分類して、使えるものは使ってください!というスタンスであるべきなのだ。それがさとなお君のいいう「永遠にベータ版」という意味なんだと今日実感した。

とにかく被災地の状況は刻々変化しているし、ものスゴいスピードで復興プロセスは進んでいる。今日の情報を見る限りでは、宮古と釜石の中間にある地域の復旧は日々進んでいるものの、まだまだ本格的な復興は始まったばかり、というところらしい。

医療支援に行く岩手県山田町(陸中山田)は発災直後の津波の画像が多く残っている。震災直後に繰り返し流れた悲惨な画像。そのなかで「岩手県立山田病院」の3月28日の映像があった。震災直後から継続的に身を粉にして頑張っているひとりの医師の姿を追う映像。足に地をつけて頑張るH先生のお役に少しでも立てれば・・・と決意を新たにした。部外者である僕らの「頭でっかち」な「思いこみ」で「空回り」しては現地の人たちに迷惑だろう。その辺りは心して振る舞わなくてはいけない。この週末も準備を進めるつもり。
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