助けあいジャパン

June 17, 2010

アジアの街NAGOYAにて


学会で名古屋に来ている。名古屋は母方の親戚に縁のある場所で、僕的には親近感のある街。今回は学会に出席するついでに、ご先祖様の墓参りも兼ねて来ることにした。研究日の仕事をばたばたと済ませて、16時すぎののぞみに飛び乗ってあっという間に名古屋入りして、東急ホテルにチェックインしてから、栄や錦周辺を歩いた。昨今では日本のどこの都市に行ってもミニ東京ばかりなんだけれど、微妙な空気の違いはある。名古屋の地下街ってどこかアジアの匂いがする。東京よりソウルや台北に近い感じ、というか。僕の独断と偏見かも知れないけれど(笑)。

ということで、前からリサーチしていた「味仙(みせん)」今池本店へ。ココんちは名古屋名物の「台湾拉麵」の有名店。チェーン店らしい。名古屋の親切なタクシーの運転手さんから情報収集するに、名古屋の夜は早くて9時すぎには店は閉まってしまうけど、錦や栄からわざわざココんちに〆の拉麵を食べる人が結構いるんだそうな。

メニューをみるとかなり台湾っぽい感じ、というかまんま台北にある感じのお店(笑)。ご主人(先代創業者の息子さん)曰く、すべての店舗は親戚だそうな。まずはビールを飲みながら「紅焼鶏翅」450円(安っ!)(手羽先の甘辛焼4本)。周囲の人たちがほぼ例外なくオーダーしているので、間違いないだろう・・・、という読み。カブりついてみると、かなりのピリ辛、鶏肉は柔らかくて芳醇かつ濃厚。この「濃さ」が名古屋的(笑)。ビールがいくらでも飲めちゃう感じ。次に頼んだのは「炒海蛤(アサリの炒め)」680円 蛤(はまぐり)って書くんだけれどアサリ。これもピリ辛でうまし。どんどんビールが進んじゃう感じの味付け。殻を手づかみで頂く。ここでビールからウーロンハイへ。

〆はお待ちかねのココんちの定番「台湾拉麵」。小ぶりの丼に入った醤油味の拉麵で、固めに茹でた細麺の上に挽き肉とニラともやしにどっちゃりと唐辛子が入っている炒め物がのっている。ここに至るまでに口の中は十分燃えていたんだけれど、この台湾拉麵はかなり刺激的で暴力的な辛さだった。はふはふ言いながら汗だくで食べる。こりゃーディープだわ。名古屋人がハマるのがわかる、癖になりそうな味だった。上品ではないけれど鮮烈な美味さ、というか(笑)。その意味でも「名古屋的」な拉麵。舌がまじ痺れた(爆)

ひりひりする口の中をFRISKで中和して(笑)、今池から地下鉄に乗り栄で降りて錦周辺を散策。やっぱり名古屋って夜が早いんだな。三越前でストリートライブをやっている4人組のバンドと遭遇して彼らのパフォーマンスを楽しむ。SASAMOTO & Texas Sunrise 。4人ともかなりの実力で、しっかりとグルーブしていた、酔っぱらいのオッサンには「懐かしい」感じのブルースを堪能した。オリジナルがあれば、もっといいと思った。帰り際、彼らのCD"Absinthe(あぶさん)"をギターのにーちゃん(たぶんササモトくん)から購入。「懐かしくてスゴく良かったよ」と言ったら、すごく嬉しそうに笑っていた。頑張ってね、若者達。

濃くて熱いぜ、名古屋。さあて明日は忙しくなりそう。
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