そんなこんなで僕の文章や講演や講義でのネタもとの「社会実情データ図録」をつらつら眺めていたら、「食品別のグラム単価とカロリー比較」の図表を見つけた。この発想がすごい。
グラム当たりの単価が高い食品は、牛肉が274円と最も高く、これに、魚(たい)、チーズ、豚肉と続いている。カロリー単価の方を見てみると、最も安い食品は、食用油、次に砂糖、それから小麦粉、スパゲッティ、米という順になる。つまり、ざっくり言えば美味しいものはグラム当たり単価が高く、カロリー当たりの単価が高いものは「コレがなくくては」という脇役的な食材が多い。トマトやぶどうといった青果物はカロリー単価は肉以上となっているのが証左。肉類はグラム単価は高いがカロリーも高いので、カロリー単価は、むしろ魚介類の方が高いことになっている。