http://sandgem.blogspot.jp/2012/09/blog-post_4489.html
そして1年。正直に告白すると、あの講演会以後、こんなに元気に生き永らえるとは思っていなかった。医師だからこの病気の悪性度、浸潤進行の速さについては、ある程度わかっていたつもりだったが、先がわからないのが人生なのだ。アタリマエなのだけど。
誰にでも同じように死があり。先の事は誰にもわからない。
僕が膠芽腫であってもなくても人生の様々なご縁で繋がって僕らは生きている
生きるという事に肯定的に捉え、さまざまな柵からの肩の荷が下りたことで
人生のご縁に感謝する気持ちに接する毎日。今までの日常が「あれこれと忙しかった」反動なのか、日々の生活はeneventfulに淡々と生きてきた。自分の生を愛おしく思う「ふつうの生活」。
最近は食欲がちょっと落ちたものの、元気。波がある。痛みや苦痛はほとんどない。長い患者さんのお宅に往診にいったり、外来に少しずつ出たりしていたのだが、一筋縄で行かないのがこの病気。
そして先週。病気発覚から6ヶ月の昨年9月の講演会からさらにぴったり1年が経過して、再発が発覚した。先週の医科研での月一回の定期MRIで反対側の再発病変が見つかったのだ。全く神経学的な異常がなかっただけにショックだったが、膠芽腫の再発は進展が早い。
その日のうちに東大医科研病院から、NTT関東病院のガンマナイフのスペシャリストの赤羽先生に紹介してもらい、9/24(火曜日)に入院、手術となった。彼らの迅速な対応に感謝。professional coutesyに感謝。
午前中から位置決めをして、午後からガンマナイフを施行。
画像はガンダムごっこをしてるコスプレおじさんではない。
終了して病棟に戻ったら18時過ぎていた。
ふらふら。ばりばり。画像は頭部4カ所のクリップの痕。
夜いつもは爆睡する僕も、さすがに昨夜は眠りが浅かった。
ということで、今回のガンマナイフ治療はまずは大成功。
マージンの削り取りなど彼らのプロ仕事に感嘆する。
今後は脳浮腫や放射線壊死などの今後の後遺症などに注意が必要。
今後、テモダールの化学療法は継続。さらにアヴァスチンを併用開始する予定。運命の流れに任せて生きてゆくつもりです。
ベストを尽くして天命を待つ
写真のおでこのテープが手術跡。
食事は夕食から開始して、翌日歩いて帰れる。
大手術だったのにスゴい時代になったもんだ(W)
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下は昨年の講演会のスライドです。
以下も昨年のスライド
さなメモ:
この他にも多くの方々にコメントや感想、応援メッセーッジを頂いた。宝物。
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なお、今回の手術についても
多くの方達がFB呼びかけに反応してくれて
「祈り」「念」を送って頂きました。
今回もしっかり届きました。
本当に有り難うございました。
この不思議な波動感については
別件のエントリーにします。