助けあいジャパン

March 29, 2013

party Jokeは最低3つ

化学療法の影響だろう。このところ終日眠い。眠くて眠くて、いくらでも眠れる。ちょっと油断すると寝入ってしまう。ぼーっとしているので、何か考えていてちょっと別のことを考えるとすぐにそのことを忘れてしまう。継続的思考は難しい。脳細胞が確実に何割か無くなっているんだろう。ま、でもね、こうやって文章も書けるし凹んでも仕方ない。書けるうちは良しとしよう。

アメリカでもニュージーランドでも、パーティにしばしばお呼ばれした。ここで大事なことは「皆で会話を楽しむこと」だ。当たり前の事だけれど、日本人にとっては1−2回なら問題なくても、毎週毎週の週末いろんな家庭でパーティがあるので、それが割りと大変なことなのだ。楽しいけれど、大変。だれでもリラックスした雰囲気での仲良しの雑談ならいくらでも話せる。でも第三者(というかそこで知り合った人や知人友人たち)にも聞いてもらえるような内容の話をするのは、結構大変なのだ。

海外で生活する事になった日本人にアトバイスをするとすれば、

①誰にでも受ける「自分のネタ」を最低3つ持っていたほうがいい。いわゆるオチのある話。
②その他、会話の間に挟む、他のゲストが答えやすい質問(こちらが質問する!)を2−3個:英語、地理、方言アクセントなど。
③日本ネタ:日本についての説明。自分の知識のなさにしどろもどろになりがち。簡単なネタ本(日本語、英語、絵付き)はあったほうがいい。ネット検索の時代になって便利になったけど。

内容がだいたい固まったら練習。練習することによって笑いを取るツボもわかるしタイミングがつかめる。1回でも受けると、その後が楽になるしパーティを楽しめるようになる。お客さんのままでいるか、仲間に入れてもらうかの差は大きい。

僕は笑いをとる才能も技術もなくて、正攻法でネタ作りと練習しかなかったけれど、身体を使ったネタがあれば万国共通で最高に受けることはまちがいない。NZ人(インド人)の同僚のやる「潜水ネタ」とか毎回爆笑させられた。鉄板ネタがある人は強い。

パーティでのネタが重なってもOK。むしろお約束のジョークは安心して聞いていられる。
昔からいわれるように、政治ネタはわりと難しい。ゴシップネタはみんな大好きだけれど、かなり難しいので避けたほうが無難。せいぜいテレビ番組か映画のネタくらい。知ったかぶりしてもすぐにバレること必至。一般的な日本に関するネタは大体受ける。みんな興味津々なのだ。

ちょっとエッチなセクシーネタが最高(というかパーティジョークの最も得意とするところ)だけれど、僕には自分でやるには難しすぎた。もっぱら本で勉強するか、パーティの場で「ねえねえ、それってどういう意味?」って勉強したもんだ。

パーティではあまり英語が得意じゃないのに、尚子の周りにはいつも人がたくさんいた。彼女の性格なんだろうけれど、あちらの人たちには「可愛がられキャラ」だったんだろう。僕も彼女に随分助けられた。ああ、懐かしい日々。
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