助けあいジャパン

January 16, 2013

カレー慕情

日本人はみんなカレー好きだ。カレーが嫌いな人はいないとは云わないけれど、少数派だろう。もちろん好みのバリエーションはあるけれど。蛇足ながら台湾で「日本式のインドカレー」がかなり人気があることはフードコートを歩くとよく分かる。Coco壱番館とか人気があるみたいだ。

まず各家庭の作るカレーライス。これが各人のデフォルトだろう。以前のカレーはもっとシンプルでカレー粉(S&Bとかね、今でも僕は使うけど)が全体に黄色いカレーだった。それが1975年前後から少しずつ家庭のカレーが本格的でゴージャスになった。クミンとかガラムマサラとかが普通に入手できるようになって、一億総グルメ化した。

この辺りから「男の作るカレー」とか「休日のパパの趣味カレー」的な広がり方をした。これはメーカーと広告屋さんの売り方がいかに上手かったかということだろう。スーパーのカレーのコーナーがあれだけあるのだから、カレーに関する顧客の要求水準がいかに高いかわかろうというもんだ。

遡ってみれば、エポックメーキングは大塚食品のボンカレーだ。調べてみると1969年の発売。進化しつつ未だに人気がある。僕も時々すごく食べたくなる。湯煎して食べるカレーのアイデアは子供心に衝撃的だった。いわゆるカレー専門店のカレーは家庭のものとは一線を画していて、本格的なカレーを家庭で食べられるようになったことは画期的だった。

以前ブログにも書いたけれど1960年代の羽田空港のラウンジは当時の僕にとって夢の様な世界で、そこで食べられるビーフカレーはこの世のものとは思えない位美味しかった。当時小学校低学年。三つ子の魂百までじゃないけれど、強烈な印象だった。

今でも大好きな「スマトラカレー共栄堂」(神保町)については別稿にて。

ちょっと1年位前に知った関西の「インディアンカレー」
こーめい先生のお土産の「ブラックカレー」
ああ色々書きたい内容がある。
それにしてもB級大好きのワタクシ。

今は化学療法中で妄想ばかり。実際は食べられないんだけど(w)

憧れの自衛隊カレーついてはメモランダムとしておきます。


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