助けあいジャパン

October 6, 2009

南極料理人


ちょっと前に話題になったけれど、読んでいなかった、西村淳「面白南極料理人 笑う食卓」(新潮文庫)を読んでいる。これが結構面白い。南極越冬隊の料理人っていうのは、自由奔放な発想と創意工夫が必要なのだな。さらに、この西村さんの人柄なんだろうけど「ま、いいか」みたいな、適当さも笑える。極限の場でハードに働く隊員達にとって、食べる事は生活する上で最大の喜びの一つだろうし、料理人としてはそれに応えるべく燃えるだろう、というのもよくわかる。限られた食材と想像を絶する厳しい環境(平均気温マイナス57度、標高3700m、最低気温80度!)のなかで、うまいものを作りつづける料理人のプライドっていうか。ま、でも、この著者のキャラなのだろうな、すべてをおちゃらけで笑い飛ばしてしまう軽さも、この本の楽しさ。「ちょい手抜き、でも通常でも十分おいしそう」なレシピ。

簡単シュラスコ、皮なしシューマイ、キャバラ鍋&カレーなど、近いうちにトライしよっと。
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