助けあいジャパン

July 12, 2009

突然床が抜けちゃったみたいな感じ、というか

このごろ突然唐突に漠然とした「不安感」を感じることがある。あ、そんな深刻なものじゃなくて、一瞬感じる「違和感」というか。

日常生活の中で、突然自分の身に「何かとんでもないことが起こっている」(多くは約束を忘れていたとか、やるべき仕事がやれてない、とか)漠然とした「気付き」が出現して、落ち着かなくなるのだ。もちろん現実的にはまったくお蔭様で「恙無く」ふつうの生活が出来ているのではあるけれど(笑)。

例えば、のんびりと本を読んでいる日曜日の朝、あれ?今日の午前中は学会で発表じゃなかったっけ!準備もしてないし、ああ、もう時間過ぎちゃって・・・どうしよう?とか。もちろん、実際には全然問題なくて、僕の勘違いの勘違いなんだけれど。

この前は、仕事場で仕事をしていて19時頃に突然、あれっ?今日は出席しなくちゃいけない大切な会食があったんじゃなかったっけ?とか。実際にはそんな予定はないんだけれど。一瞬なんだけれど、心臓が止まりそうになるほどびっくりする。そう、一瞬の感覚。

一昨日の朝は、通勤途中の電車の中で、あれれ?もしかしてオレ「パジャマのまま」電車に乗ってる??(もちろん、そんなことはないんだけど)なんて、満員電車の中で思ったりして。

この無意識的な「強迫観念的被害妄想」とか「自虐的な(それていて、ま、なんとかなるでしょ、という楽観的な)気分障害」で、僕はどんなものとバランスを取ろうとしているんだろう?ちょっと内省してみる必要があるな。

昼までは書斎の整理と、買い込んだ本を読む。昼ご飯は「讃岐饂飩」の「ひやあつ」を、つるりんとおいしくいただく。その後は、確信犯的に衝動買いをして(笑)、午後からはジムにに行き、スイミングで「適切に伸び」る。プール&サウナのちょっと気怠い疲労感の中、1Fのベーグルで「1Q84」を読む。ムラカミハルキの小説はいつも精読してしまうので、時間と心の余裕がないと読めない。先々週読み始めた所で中断していたのだ。今日もいろんな発見多数。環の家は奥沢にあるし、青豆のアパートは自由が丘。天吾くんと小松さん、ふかえりの使う新宿の喫茶店には懐かしい思い出があるし。ムラカミハルキの描く不思議な世界に迷い込む愉悦。浅く読む人にはそこそこに浅く軽く、深く読み込む人には徹底的に深く重く。その両極端に対応しているという希有な作家だ。

おお、そういえば、青豆が「二つの月」に気付く場面っていうのは、前述した不思議な感覚と擬似的な体感があって驚いた。
この本、最低でも2−3回は再読することになるんだろうな。
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