午前の仕事を、さささっと終えて、午後は研究日。先日Sさんから頂いた、「国宝薬師寺展」@東京国立博物館へ。。実は仏像を拝観るのは、わりと好きなほう。自覚したのは大学時代。仏像をみていると自分の心の奥底に響く何かを感じるのだ。仏教フェチの知人もいるが、彼からすれば僕なんかきわめてノーマルなんだけど(笑)。ということで、2時間くらいなら時間を作れそうだったので、小雨の中、自由が丘から大井町経由で上野へ向かったのだ。
国立博物館は久しぶりで、昔の社会科見学の時代とはずいぶん変わったもんだと感心する。やけに人が多いなあ。。。と思いつつ、博物館へ向かうと、博物館前はさらに人だかり。老若男女(まあご老人がpredominantだけど>笑)で、やたらごった返しているではないか。平城遷都1300年 国宝薬師寺展、なんと大人気で「本日は入場までに140分!」と係のお兄ちゃんが叫んでいる。スペースマウンテン並みじゃん(笑)。「平成館」の周りをぐるりと長蛇の列。いったんは並んだものの、ゆっくりゆっくりとしか進まない。三時までには明大前まで行かなくちゃ行けないので、こりゃダメだと断念した。木曜日の午後、さらにSさんから頂いた招待券があるし、楽勝で入れるもんだと勝手に思い込んでいた自分の甘さを痛感。でもさ、でもさ、雨の木曜日の午後に仏像をみるためにそんなに多くの人たちが居るとは、フツー思わないでしょ(笑)。ネットで調べてみると、6月4日には来場70万人!突破とのこと。すごい人気だったのね。それにしても残念でした、日光菩薩&月光菩薩を拝観したかったなあ。
で、仕方がないので、本館を見て回る事とする。ツタンカーメン展以来じゃないか?しかし、負け惜しみを言う訳じゃないけど、ここも十分に面白くて大満足した。この本館にも立派な仏教伝来のコーナーがあって、様々な古い仏像、仏教彫刻、絵巻物、仏典などなど。別室では日本の様々な美術品が展示してある。空いているし、ゆっくりと見て回れた。ライティングもディスプレイも外国の博物館に引けを取らないし、National Musiumとしての風格だって十分あるし、今度は外国から来た人たちにはここに連れてこよう。さすがに2時間では回りきれなくて、ミュージアムショップ(ここも立派!)に立寄り、記念の(なんの記念じゃ>笑)Tシャツ(風神&雷神のプリント)と絵はがきを買って帰ることにする。今度また来ようっと。絶対に一日は十分楽しめそう。近代美術館にも行きたいし。こういう刺激を受け続けてインプットする努力をしないと、自分の知的好奇心がどんどん錆び付いてしまう気がするし。今年の夏休みは寺に籠って座禅でもやるかな。うん、それも悪くない。ひとつの案としておこう。
そんなこんなで、秋葉原でご飯を食べて都営地下鉄&京王線で明大前に到着して、駅前を歩いていたら、明大に行っている次女ゆっつんが友達と歩いているのにばったり。ゆっつんがその友人の女の子に僕を紹介したら、その子が挨拶のあとに「ずいぶんカジュアルなパパですね...」だと(笑)。たしかにA&Fの帽子かぶって無精髭風ひげ&チノパンのおじさんだけどさ、、、その使い方、間違ってます(大爆)。