助けあいジャパン

November 15, 2009

心優しく熱い男たち

休日で6時起床。六本木TOHOシネマにて朝9時より、”THIS IS IT” 周囲の観た人たちがみんな絶賛するので、特別MJに思い入れがある訳じゃないんだけれど観たくなって。

結論から言えば期待以上に満足できる映画だった。つーか、MJのアーティストとしてのひたむきさが痛々しくて哀しくて、なんともいえない気持ちになってしまった。バックを固める人たちのベクトルがアーティストとしてのMJを中心として収束していく様は素晴らしい。彼らはMJを心からレスペクトしていて、一所懸命頑張っている姿は感動的。MJの感性を信じて皆で緻密に作り上げるステージ。そこにこめられたMJのメッセ−ジ。

MJって「キワもの」っていう先入観があって、彼が会話にやたらとI love you. とか God bless you!を連発するのを、噓くさいって思っていたんだ、実は。この映画を見てMJって、本当に素晴らしい人だったんだなって今更ながら思ったりして。久々の85点。



11時に終了し、同じフロアの"ANVIL"へ。映画の連チャン。もともと今日のメインはこれを観ることだったのだ。ヘビメタの過去の栄光に浸っているおっさんバンドの日常を淡々と追ったドキュメンタリー。しかし興行的には厳しいんだろう。このテの映画は日本ではヒットはしない。このシネコンで、朝かレイトショウしかやっていないので、今日のチャンスを逃すとDVD化されるまで観るチャンスがないかもしれない。ということで、急遽行くことにした。15歳で出会った2人の男が50過ぎまでヘビメタのロックを続けているという喜悲劇なんだけれど、この映画は期待通りの素晴らしさ。無骨で不器用に生きている男達の夢に賭ける姿勢は、同じおっさんとして「わかる」なあ・・・泣けた。作り物じゃない素晴らしさというか。これは文句なく90点だった。元気が出る映画。これはDVDも買おうっと。感動にうち震えて涙する僕。

ところが、そのAnvilのエンディングのところで、姉より携帯メールの緊急連絡。非常事態。板橋のある病院へ直行することになった。そこで3時間。大事に至らなくて良かったけれど、午前の映画の余韻に浸る暇もなく、どどっと現実に引き戻されてしまった。

帰路は神保町で1時間ほど本を物色してから、図書館で勉強をしていたかなP、今日ある資格試験を受験していたゆっつん、バイトの研修にいったいたさとちゃん、二子玉で買い物をしていたかみさんのところに「全員集合」。高島屋SCで、かみさん&娘達の「おねだり攻勢」を、軽くイナしてから(爆)、SCの「トラジ」にてがっつり焼肉を食べて帰った。ふー、お腹いっぱい。

てなかんじで、硬軟入り乱れてなんと中身の濃い休日だったんだろう。
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