助けあいジャパン

March 12, 2011

ニッポン、今こそ、上を向いて歩こう!


何をどう書いたらいいんだろう。今まで生きてきた人生の時間の中で、これほどショックを受け、哀しく無力感を感じるような大災害を経験した事はない。関西淡路大震災の時とは違った茫然自失感。自分と家族、表参道の眼科のクリニックに一晩お世話になったオフクロ、岩手のかみさんの両親も、皆無事であったことは有り難い事なのだけれど。

画像は本当に多くを語っている。
http://www.boston.com/bigpicture/2011/03/massive_earthquake_hits_japan.html

昨夜の臨時当直は睡眠時間2時間くらいのバタバタ。無秩序な交通渋滞もあって一晩中東京の救急車は大混乱だった。さまざまな問い合わせと救急搬送。一晩中PCとテレビを付けっぱなしで情報収集していたけれど、夜が明けてヘリからの撮影画像を放送で改めて観て、愕然とした。突然、あの恐ろしい津波に巻き込まれてしまった人たちの事を思うと、本当に心が痛い。かみさんの生まれ育った釜石の街が、無惨にも津波に飲み込まれる画像を観て絶句する。午後、心身ともにヘロヘロで帰宅。15時過ぎに福島第一原発の一号炉でメルトダウンの可能性についての報道。さらに16時に外枠の建物の爆発。その現場で必死に頑張って食い止めようとしている東電や保安院のエンジニア、自衛隊、警察の人たちのご苦労を想い、東北の方向に向かって僕は手を合わせた。彼らだけじゃなくて、現場で必死になって頑張っている人たちが居るのだ。その後総理と官房長官の会見があって、彼らの言葉を信じれば、格納容器の破損がないことが確認できたということで、まずはほっとした。

アメリカ、イギリス、カナダ、ニュージーランドの知り合いからお見舞いのメールが届いた。

たとえば、イギリスの弟子Markから:
Your english family can not believe the pictures we are seeing
from your beautiful country. We pray you are all safe, we are thinking
about you. Every news station is talking about the calm and bravery of
the Japanese people. Marc-I know that you will be looking after the
injured. I hope that you have not lost friends or family.
The whole world admires you and stands with you,

皆とても心配してくれている。涙が出そうになった。世界中でトップニュースで報道されているみたいだ。アメリカ、ドイツ、韓国、フランス、中国、ロシア、、、世界の国々の気持ちが有り難い。このダメージから日本はどうやって立ち直っていくのか?そのために何をするべきなのか?自分としても、医師としてこの先何が出来るかを、自問しつつ。

さしあたり、さとなお君たちの運動に呼応共鳴して、自分と家族の節電運動に協力することにした。そーだよね、ジムで泳いだりサウナに入ったりする場合じゃないよあ。
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