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その後彼は「僕の細道」で日本を4巡した。アルバイトをし自腹で旅をしつつ様々な体験をして、彼なりの話のスタイルを作っていった。小さな喫茶店、彼を応援する人の自宅の居間、自衛隊の駐屯地、寂しい旅館の宴会場・・・。苦しくて涙した日もあっただろう、自虐ネタをしつつ、現実の自分の不運を恨んだ時もきっとあったと思う。でも彼はそれを続けた。ピン芸人としてのプライドだと思う。その笑いに対するひたむきな彼の姿を観ている人は観ている。
年末の週末ゴールデンタイムに出ている彼の姿を観て、僕は涙が出た。あそこまで辿り着くためにどれだけ彼が苦労し、人知れず涙を流したのか知っているから。ワハハ本舗の柴田さんの「学芸会に出る子供を観ているみたいな気分」っていうコメントは、そのまんま僕の気持ちだった。
満を持した「ヌーディストの話」と「永ちゃんのネタ」は、大成功だった。知っているネタなのに笑った。泣きながら笑った。番組中、贔屓目じゃなくて一番おもしろくて光っていたと思う。松本人志にもいぢられたし、鶴太郎、かたせ梨乃、篠原全日本柔道監督にも「一番面白かった」とコメントを貰ったし、本当にによかったね、コラアゲン。来年はブレーク必至だね。楽しみ楽しみ。
上の画像は巨匠DANの撮った画像。コラアゲンの一所懸命さを表している。いい写真だなあ。