助けあいジャパン

January 9, 2010

細雪じゃないと思うよ、現地は

新春恒例の明治座での観劇会で登壇。今年は巨匠・谷崎潤一郎「細雪」。舞台装置の関係で例年になく舞台が狭かった。今年はさーちゃんのイギリス行き前夜ということもあり、登壇後は本番前に失礼した(つまり今日の舞台は観ていない)。ちなみに、細雪4姉妹は、高橋惠子(54)、次女の賀来千香子(48)、三女の紺野美沙子(49)、四女の藤谷美紀(36)。それにしても女優という仕事も大変だ。(実年齢とは別に)それぞれが一番輝いていたころのイメージをどうして観客は引きずってしまうので、役者として演技という枠を嵌められると、ちと厳しいものがある(笑)。ちなみに、この4人のうちの一人はかみさんと昔同じ事務所で、旧知の仲だそうな。

帰路、買い物をして帰ってから、僕のイギリス人の一番弟子であるMark Ashtonに電話して久しぶりに彼と話した。元気そうで何より。彼が日本に来たのが1999年の大晦日。2000年の1月から2月末まで僕の病院で研修した。彼の人懐っこいキャラと抜群のコミュニケ−ション能力でスタッフだけでなく患者さんとその家族にも可愛がられて、素晴らしい研修をした。初めは取っ付き難い感じのするイギリス人なのだけれど、いったん心を許す関係になると、いわゆる「義理人情」にあつい人たちなのだ。彼の結婚式に招待され次女ゆっつんと訪れたのは2003年。家族全員、親戚一同で温かく迎えてくれた。3年前に彼の家庭にも子供が生まれた。彼は日本から医学生を受け入れ、僕は彼の学生を受け入れてきた。その後にはちょっとドラマティックな出来事があったのだけれど、今月、彼らの二人目の赤ちゃんが生まれる。その時にさとちゃんがイギリスに行く・・・という運命的な流れ。

彼がいみじくも今日の電話で言っていたけれど、10年というのは本当に早い。僕も全く同感だ。彼を家の家族と富士急ハイランドに連れて行ってあげた時に、ローラーコースターに乗れなくて泣いてしまって、彼に抱っこしてもらった彼女のことを彼は憶えていて、そのSatokoが来るんですね、楽しみですと。その気持ちが本当に嬉しかった。

明日は成田まで送る予定(過保護か>爆)
Have a good one and enjoy it, Satoko!
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