かぜさん繋がりで知り合った、さとなお君のサイト(さとなお.com(さなメモ))には、ほぼ毎日お邪魔してます。本日、開設13年目になったとのこと、おめでとうございます。彼の鋭い感性と広く深い好奇心にいつも感服してる次第です。それにしても、これだけ継続するのはたいしたもんだわ。
で、今日の彼の「仕事とプライベート」についての、コメントを引用します。
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(前略)「人生=プライベート+仕事」と考えちゃうと「プライベートの時間がほとんどないじゃん!」ということになり、精神的にきつい時期があった。プライベートがほとんどない自分に自己憐憫したり、人生を損していると思い込んだりしていた。でも、ある時「プライベートと仕事の区別をつけなければいいんだ!」と気がついてから楽になった。区別してもしなくても同じ人生にかわりはない。「人生=時間」とシンプルに考えて、プライベートのよいところを仕事に取り入れ、仕事のよいところをプライベートに取り入れようと考え直したのである。(後略)
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たぶん、才能豊かな彼の場合、仕事とプライベートの境目を意識する事なく、どちらもエンジョイ出来るんだろうね。
僕の場合はちょっと違う。医者の世界にどっぷりとつかって、20年目くらいの45歳くらいの時に、僕は思った。これじゃイカン、もっと仕事とプライベートをもっとキッチリ分けるべきだと。もちろんそれまでにもそういう意識は持っていたんだけど、なかなか割り切れなかった。本当に神様が会わせてくれたかのように、相方のじょうじ君と2004年にハックルベリーで音楽活動を再開してからは、プライベートの時間をさらに意識するようになって、自分の感性とか創作する喜びとか、仲間と過ごす時間の大切さを感じるようになった。このことで厳しい仕事のストレスからどれだけ救われた事だろう。音楽活動を通じて、新しい仲間や面白いことがさらに広がってゆく、この展開の面白さ。そんな世界を持っていられることは、ほんとうに有り難いことだと思う。
僕の場合には、仕事(医師としての本業)とプライベートの音楽活動が、全く「違う世界」のことだからこそ、よく人から、まーくさん、日常の仕事がこんなに忙しいのに、週末までソンナコト(ってどんなんだ?<爆)やっていて、大変じゃないですか?とか、切ったはった(ま、そのとおりだ<笑)の外科医をやっていて、なんでそんな詩を書いちゃえるの?なんて、言われるけど、僕としては、それでバランスととっているってことなんだよね。やっている本人としては、特別に「意識」して切り替えている訳じゃない。
あ、でも、そうか!その意味では、さとなお君と全く同じこと言っているんだね。キッチリ分けているのは時間的&空間的観念の「区切り」だけで、自分的には特別な意識をもって「切り替え」しているわけじゃない。ごく自然に、あっちとこっちを行き来している。
その意味からも、これからも死ぬまで、二足でも三足でも草蛙を履いていたい!と思う。