助けあいジャパン

April 8, 2007

CARVADOSの謎@大阪(第一夜)

大阪出張編、第一夜。シャワーを浴びて一息ついてから、ホテルのメイン・バー「夜間飛行」へ。
お気に入りのGLENMOLENGIE 15Years、GLENLIVET12Yearsをちびりちびり。このBARは結構カクテルで有名なBARらしいんだけど(時代屋の梅田君曰く)、週末の夜でちょっとザワザワ。ピアノの女性ボーカルが響く。割と美人で歌はうまいんだけど、声に艶がなくて寂しい。でも、それなりの雰囲気を楽しみつつ、明日からの大阪をどうやって過ごすかなぁ・・・と考えつつお酒を飲んでいました。

さて、そんなこんなでカウンターで一人で飲んでいたわけですが、カウンターの正面の棚のブランディーのボトルが並ぶなかに「謎の物体」が…?ボトルの中に何かが入っている。遠目だったので、中に入っているものが大きめの梅干(笑)に見える。あんず?ざくろ?

で、バーテンダーさんに聞きました。「あれは何ですか?」
「あ、Carvadosですか?」
「え、あ!あのリンゴで作ったブランディの?ってことはリンゴなんですか、それは・・・」
「ええ、よく聞かれるんですよ。」と彼は僕の前にそのボトルを置いた。

くびれた形のブランディボトルの膨らんでいるところには「りんご」が!
「あの何回も質問されたと思うんだけど、どうやって入れたんだろう、このブランディのなかにリンゴを?」

「ふ・ふ・ふ・・・マネージャーを呼んできますね。」

彼はCarvadosの本場に行って実物を作るのをみたそうな。曰く、まだリンゴの花の段階でボトルをさかさまに被せるらしい。リンゴはそのボトルの中ですくすく育ち成熟した断裁で剪定する。綺麗にボトルを洗ってから、別の(ここがポイントだ!)Carvadosを入れてボトリング。まあ、言われてみれば当たり前のことなんだけどね。

彼の真骨頂をここから、「お客様、せっかくですからテイスティングはいかがですか?」
「もちろん!」
フルーティな香りのリンゴでで作ったブランディ。このお酒の楽しみ方、その他の色んなCarvadosの楽しみ方などなど。彼の知識の多さに感嘆し、〆のドライマティーニを。オーダーどおりのクラッシュアイス、レモンピールのものを頂き、気持ちよく部屋に戻り爆睡。

雰囲気は50点、だけどスタッフのサービスと、何よりマネージャーの人柄が素敵なBAR「夜間飛行」。
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