助けあいジャパン

September 11, 2006

夏休み一人旅(その1)

9月9日5時半ころ起床。曇り空。TVの天気予報ではこの週末は秋雨前線で不安定みたいだ。北にするか西に行くか、まだ迷っていた。北に行くとすれば下北半島から三陸海岸へ・・・と思っていたが、天気が悪くては厳しい。今回の一人旅は、全く無計画で気まぐれな一人旅を久しぶりにしたかったので、西に向かうことにする。熱いシャワーを浴びてから、いつものようにV8ジュースを飲んで出発。

半蔵門線で東京駅へ。本当は新横浜から新幹線が一番近いのだが。列車はガラガラ。東京駅出発と同時に缶ビールで一人乾杯。この旅の期待感がいいんだよね。ぶらり一人旅。一路名古屋へ。実は世界遺産に登録された「熊野古道」が以前から気になっていたのだ。ただ準備なしで熊野を歩くのはちょっとムリがありそうだ・・・アレコレ考えるうちに、名古屋に到着してしまった。駅の本屋で南紀・熊野・伊勢のガイドブックを買い、コーヒーショップへ。

ふむふむ、なるほど伊勢か、これは悪くない。久しぶりに伊勢神宮の静謐な森を訪れる気になり、近鉄特急で宇治山田まで行くことにする。熊野・南紀のことは道中考えればいいし。子供の頃志摩半島で夏休みを過ごしたので、なんとなく懐かしい列車だ。快適。20年ぶりくらいか。雲が低いが雨は降っていない。緑が深く窓を通り過ぎる風景を眺め、自分が旅という非日常の中に居るということを意識する。

宇治山田到着12時。まず外宮まで歩く。外宮は人も少なく落ち着いた雰囲気。宮内に入ったころよりミストのような細かい雨が落ちる。鬱蒼とした森。立派な杉木立。2000年の歴史。子供の頃来たときには全然わからなかったが、この雰囲気は素晴らしい。日本・日本人の美意識の根本にある原風景なんだろう。自然に背筋が伸び腹式呼吸をしていた。さりげない小屋、玉砂利の感触。。。神殿の屋根のカーブの素晴らしさ、苔生した岩、その完璧なコンビネーションに感激する。傘をわざとささずに歩く。

清々しい気持ち、大満足で外宮を後にして、タクシーで内宮へ。この旅行中感じたことだが、伊勢の人たちっていうのは皆優しいし親切だな。「お伊勢参り」というのは、江戸時代には日本人にとって人生の一大イベントだったらしい。日本全国から伊勢詣の人たちが集まってくる。人口3000万人のうち500万人が伊勢詣をしたっていうんだから、その規模の大きさがわかる。古市という日本最大の遊郭があったそうな。伊勢の人が旅人に親切なのはだから彼らのDNAなんだろう、って思った。

で、内宮に近づくにつれて車が渋滞、外宮とは全然違ってすごい人だ。運転手さんによると、実は全国の太鼓チームがこの週末に奉納する大会があるという。と、いうことで五十鈴川に渡る橋のたもとで、しばし演奏に聴き入る。やっぱり全国大会に出てくるチームの太鼓の迫力はすごい!内宮は広大。参道の規模はさすがに神道の総本山。「あの凛とした空気」は、日本の誇る文化なんだと素直に感じ入る。ああ、来てよかったなと、これまた大満足で内宮を後にして「おかげ横丁」へ。ここは全国から来る参拝客たちの精進落としの場所。俗世に帰ってきたって雰囲気だ。ただ、例の全国大会のためにすごい人出で、どこも一杯だ。待つ気にもなれず、いわゆる普通の食堂「えびや」に入る。「伊勢志摩定食」とビール。これは、伊勢うどん、てごね寿司、海老フリャー(中京地区ではmustでしょ、それも3本も!)。結論から言えばこれは×。伊勢うどんはただ太いだけのコシのないうどんで、たまり醤油をぶっ掛けただけのシンプルなうどん。ただそれだけって感じ。てこね寿司も赤身のヅケが乗っているチラシ寿司だし、ボリュームだけだったな。ま、そんなもんだろ。

またタクシーで伊勢市駅へ向かう。その時点で3時。実はそのまま南紀白浜か那智勝浦まで進んで、その辺りの観光地に一泊するつもりだったのだ。その考えがいかに甘かったかを、知ることになる。。。(その2へ続く)
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