July 6, 2011
震災後の日本の復興を担う君たちへ
fbで教えてもらった画像をシェア。純粋な子供達の素直な感謝の気持ちが、現場でがんばり続ける人たちにとってどれだけ励みとなることか。感心したのは、雨の日も風の日もかかさず、毎日感謝の行動に出ていること。さらに横断歩道を渡る時に、待っている車にしっかりとお辞儀をしていたことだ。これは日頃から感謝の気持ちと礼儀の大切さを教育しているご両親と学校のしっかりとした教育理念の賜物なんだろうと感心した。国家や国旗や自衛隊を小馬鹿にするN教組に見せたい画像。ああ素晴らしい!と感激した。
大震災復興のプロセスは今まで日本が経験したことがないくらい空前の規模で、多層的で複雑で、多大なエネルギーとお金が必要だ。今さら書くまでもないことだけれど。その危機感は程度の差こそあれ日本の大人達が誰でも持っているはずだ。今、皆がイライラしているのは、ある時期に同じ方向に向かって進みだそうとしていた「自分たちの当事者意識のベクトル」が、時間の経過とともに少しずつバラバラに拡散しているのではないかという不安が原因なのだろう。もしかしたらあれは、震災直後の集団PTSDによる「幻想」だったのではないか?という危惧さえあるのだ。でも、ちょっと青臭いけれど、この画像の子供達を観ていると、勇気が出てくる。四の五の言わず、立ち止まっていないで早く瓦礫を撤去し、新しい生活を進めていくしかないのだ!と、力付けられた。やはり未来への道を開くのは教育かと。
野球が巧い男の子がいたとして、その子がイチローに憧れて将来彼のような選手になりたいと頑張っても、イチローのような選手になることは難しい。まったく不可能ではないけれど、はっきり言えばかぎりなく可能性はゼロに近い。なぜならイチローは飛び抜けた肉体的精神的な能力に恵まれた天才であり、不屈の精神力があり、無類の努力家であり、さらには運に恵まれたから。でも一般的な職業である場合「僕はXXX(職業)になりたい」という「夢」はかなりの確率で達成できる。一番手っとり早いのは「勉強」すればいいのだ。一番「職業」という夢に効率的な形で到達するのは「勉強」することだ。生まれつきの「才能」とか「資質、素質」とか「運」が左右する希少な仕事であればあるほど、なれる確率は少なくなるけれど、それでもそこに近づくための最も効率の良い方法は「いい教育」を受けることだ。もちろん「いい教育」というのは親やコミュニティからの教育が基にあって学校教育になるのだろうけれど、「偏差値の高い進学校が提供する教育」というのとは全然異なっていることはいうまでもない。信念のある教育は人を能力を最大限伸ばすことができる。
論理的にかなり遠回りをしてしまったけれど(笑)震災後の日本復興にむけてのキーの一つとして、未来の人たちである今の子供達の教育も非常に大切だ、という話。インフラを復旧し新しいシステムを立ち上げていく中で、これからの未来にむけた教育システムを作っていくのが大切なのだ。効率のいい(実りの大きい)未来へ投資として・・・なんてことを考えつつ、東京ルール当直中。