June 30, 2008

たまには死んだフリ

昨日の日曜日は気持ちよく7月20日のライブのアコースティック・パートのスタジオ練習。あっという間に前のライブから1ヶ月なんだよね。リハを終わってから、隠れ家「さくら」にて今後の予定などの打ち合わせなど。夕食は、じょうじ君&かおる姫と3人で巣鴨の「くまさん」(なんというネーミングだ!>爆)のエイジアン・エスニックへ。中国・ベトナム・タイ・インドのごちゃ混ぜ料理(笑)。期待以上のパフォーマンスで結構満足した。さくちゃんは、リキくん(さくちゃん家のペット)喪中のため欠席。ご愁傷様です。解散してたまプラーザに到着したら、首から頭にすごい凝りを感じた。泳ぐようになってからは久しぶりの肩こり。ひさしぶりの紹興酒&最近のストレスの重圧か。へろへろで帰宅して、即爆睡・9時間<子供かよ(笑)。

まじな話、ちょっと疲れ気味なので、今週はスローで行こう。たまには死んだフリしなくては。

ということで、2008年折り返しの週末。後半もがんばろっ。楽しいこと目白押し。

June 28, 2008

「お子様は王様」主義

今日は午後から、三女さとちゃん(高3)の学校にて父母会&進路相談面接。

しかしまあ、考えてみれば自分が高校生の時には、親は進路相談なんか行かなかった。うちの両親は教育熱心ではあったけれど、教育の場を与える(つまり学費や本のお金を出す)という意味で熱心であったというだけて、進路とか学校のことについては、放任主義。全く親と相談した記憶がない。「勉強をしろ!」とか「いいガッコに行け!」とかは一度も言われたこともない。自主性を重んじるといえば聞こえはいいんだけど、オマエがその分野が好きなら勝手にすれば、お金は出すから・・・的な「突き放した」ようなところがあったな。もっとも僕自身、勉強は嫌いじゃなかったし、そこそこできたし(自分でいうのもナンだけど>笑)。それは冗談としても、まあ、進路というのは自然に決まっていったわけだ。当時の高校生はみんなそんなもんだろう。

勉強することの面白さえ体験すれば、自然に勉強するもんなんだよな。ところが、今の学校は進路相談についても親がかなり口を出すものらしい。上のふたり(かなぴーとゆっつん)の通っている大学だって「父兄会」があるもんな。大学生に父兄会とはね(苦笑)。世の中全体が、安易に「子供中心主義」的な方向にあって、若者の幼稚化が進んでいる気がするな。爺くさいぼやきかもしれないけど。ま、この辺りの考察は、モンスターペアレンツの話とか、不登校やら学級崩壊の話とか、唯我独尊的キャラの台頭とか。。。に展開していくんだけど。

さあて、どんな話をするかな・・・

June 27, 2008

Low Mood

今晩は、アテンディングの方たちに集まっていただき講演会&懇親会。人脈というか人と人とのネットワークというのは、僕らの仕事にとってとても大切なことだ。開院してから11年少しずつ広がって大きくなってきた。ありがたいことだ。しみじみ。帰路、時代屋にてクーリング・ダウン。

今週はルーティンの仕事の忙しさに加えて、てんこもりの様々な出来事&イベントだった。さすがにちょっと疲弊し一時はlow mood気味だったけど、もう大丈夫。ベストを尽くし続けること、とにかく前に進むしかないわな。

June 26, 2008

研究日でほっと一息

昨夜のお芝居。やっぱり役者さんってのはすごいな。なにがすごいかって、あれだけのせりふと動きを憶えて「場面」を作りあげるわけだから。間というか空気というか、役者同士の掛け合いの波動が客席に伝わる。え?当たり前?そう、それがすごいのだ。期待に応えるのがプロの仕事。・・・てなことを考えながら朝通勤。ところが、信号故障とかで超満員&大混乱で1時間立ち往生。ぐったり疲れて仕事場に到着。そのノリのまま、午前中はバタバタ。

昼はちょっとのんびりできて、万世でダブル排骨麺大盛り、明大前Wiredで小1時間お茶&読書。このところ緊張の弦を張りっぱなしで、忙しさには慣れている僕にとってもさすがに精神的な疲れを感じていたので、この時間は貴重。そう、ふとした考えの流れ方がネガティヴに向かいそうになることを意識していたから。

午後4時から、ネット系プロデュース会社のヒアリング&コンサル。医療系への展開について。いろいろと質問に答えていくうちにいろんなアイディアが浮かび、逆にインスパイアされた。夕方のクリニック終了後は、ジムに直行。今日は泳がなくちゃって朝から思っていたので、3日ぶりに存分に伸びまくりジャクージ&サウナでリラックス。

ラスト・フレンズ総集編なんか観てないで、早く寝よっ(笑)。

Sunshine Boys

今日も諸事多忙。ま、いつものことですけど(笑)。外来>10分でランチ>手術などなど。今日は僕のところに医学部3年生の学生さんが実習に来ていたけど、この時間の流れに何か感じてくれたのかな。6時ぎりぎりまで仕事と大切な面談1件。ベストな対処法を一緒に考える。

東横線に飛び乗って、6時半開演の喜劇の巨匠ニール・サイモンのお芝居「サンシャイン・ボーイズ」@パルコ劇場に。忙しい外来の最中に携帯に幼馴染のケイイチロー@D通から連絡があったのだ。ケイイチローの奥さんがプロデュースする舞台。ひさしぶりのお芝居を堪能する。江守徹さん&西岡徳馬さん、さすが円熟の演技。"Doctor will see you, soon!"の劇中劇に大爆笑する。せりふが1960年代を知っている観客には響く懐かしさ。そこが面白かった。一番の目的は,知り合いの女優のTさんのパフォーマンス>すごく良かったよ。

久しぶりのお芝居は、すごくインスパイアされた。いいインプットになったな。
舞台が引けてから楽屋へお邪魔して談笑。Tさんの笑顔。

その後、ケイイチローに連れられて、松涛の怪しい(笑)スペイン料理のバール(Labo)へ。実はさぁ、今日はいろいろあって家でやることがあるんだよ・・・だからちょっとだけ飲んで帰るからね・・・なんて言いつつ、あまりにも居心地が良くて23時過ぎまで。

June 24, 2008

プロは言い訳しない

いろいろあって、ルーティン&サブルーティンでヘロヘロになった一日。さらに夜は会議の2連荘で、腹ペコ&へろへろで帰宅。自分の仕事にベストを尽くすのはプロにとって当たり前。それによって起こったすべてのことに対して、たとえソレがどんな状況であったとしても、プロは言い訳をしてはいけないと思う。

June 23, 2008

ロバート・ハリス

今夜は、埼玉で夜の会議(理事会)があり、ジムにも寄らず僕としてはちょっと夜更かし(笑)。

昨日から文庫本になったJ-waveのナビゲータのロバート・ハリスの自伝的なエッセイ「人生100のリスト」(講談社文庫)を読んでいる。この人のDJはJ-waveの始まったころから聴いていて、「ただものじゃない」と思っていた。この本では、ロバートの世代、僕より10歳くらい上の人たち(つまり団塊の世代の先輩達)の若いころの時代の空気が描かれている。ある意味壮絶な人生だな。僕らの世代からすればハチャメチャで享楽的ともいえるし、繊細な神経にもがき苦しみながらストイックで真正面に自分に向き合った体験をしている世代ともいえる。僕らとは違うな、人生に対する基本的な立ち位置が・・・って思った。批判的文脈でなく。いい、悪いじゃなく、正しい、間違っているじゃなく、全然違う。この生粋の文学的ロックンローラーといえるロバート・ハリスが、どんな爺さんになっていくのかに興味がある。

ところで、このブログのSlideshowを変更しました。Sand & Gemで検索したら「そのまんま」の画像があったので(笑)。わりと気に入ってます。ちなみに、「足が絡み合っている」写真とか「子供が鍾乳洞を見ている」写真とか、「車のライト」の写真は何故かGoogle検索に引っかかったものです。僕のオリジナルじゃありません。あしからず(笑)。

June 22, 2008

雨の日曜日

6時に起床。朝のルーティンをしながら、ヒロコさんのイメージで、昭和40年代の歌謡曲のイメージを膨らませる。ふふふ、大体のイメージが固まったので曲を書くからね。

10時過ぎにジムに行き、がらがらのプールで20本1000mをがっつり泳ぐ。ジャグジー&サウナでマッタリしてから、12時すぎにじょうじ君とたまプラーザの駅で待ち合わせて、「黒龍」へ。ここんちは、いわゆる街の中華屋さんなんだけど、コスト・パフォーマンスがいい。ふたりで「ぱりぱり巻揚げ」と餃子をおつまみにビールを飲みつつ今後の打ち合わせなど。〆は僕が「海鮮タン麺」、じょうじ君が「麻辛麺(マーラーメン)」。

13時過ぎにFMサルースの「サルース・ファミリー・テーブル」の生放送をやっているスタジオに伺う。ほろ酔い気分のおじさん達に、驚きつつもやさしく対応する香月ようこさん&Dのまやさん。香月さんの軽妙なトークに乗せられて気持ちよく、7月20日の「大江戸バンドセッション」の広報をさせていただきました。ありがとうございました>ようこさん&まやさん。

スタジオを後にしてから、Dexee Dinerでクールダウンして解散。じょうじ君が新しく曲をつけてくれた「Nose of Black Cliff(黒崎の鼻)」。詩を書いた時の自分のイメージとは、また異なった展開があって面白いね。爽やかな曲。たしかにサザンが入っているかな(爆)。足りない詩を書くから待っててね(笑)。

夕食は「おくらとキノコ(舞茸&しめじ)のパスタ」と、新じゃがのポタージュ。

June 21, 2008

Bookstores

今日は午後から、健康スポーツ関連の医学書を探しに神保町へ。「さとう」のつけ麺の昼食を食べてから、目的の本を探すのに1時間、その後いろんな書庫を見ているうちにあっという間に3時間経ってしまった。至福の時間。

昔から本屋さんは好きな場所のひとつ。外国の知らない街に行ったら必ず一回は立ち寄るのは、その街で一番大きい本屋さん。その場所の知的な「旬」を一番感じる場所だから。

僕が小学生のころ住んだ家(文京区小日向、じょうじ君の家から走って30秒の場所だ)の近くの江戸川橋に、いわゆる「街の本屋さん」があった。おじさんとおばさんが店番をやっている小さな本屋さん。正面の入り口近くには週刊誌などの雑誌や漫画本、左に入ると新刊本の棚があって、その奥に子供向けの本があった。当時は「配本」という制度があって、月刊誌とか定期購読している書籍をそこの従業員のお兄さんが自宅まで毎月届けてくれたなぁ・・・。当時、親が「中央公論」とか「文藝春秋」を定期購読していたし(僕も大人の雑誌をしばしば隠れて読んでいた)、僕と3歳上の姉には、学研の「学習」と「科学」を配本してもらっていた、と思う。

そのお店で本を買う場合「つけ」がきいた。たぶん教育熱心だったオフクロの考えだったかと思う。あるいは戦争でどん底生活を余儀なくされた後に、苦学して大学に行ったオヤジの考えかもしれない。彼は若いころ本に飢えていたという辛い時代の話を僕と姉によくしていたから・・・。当時の人たちはみんなそうなんだろうけど、自分の子供には苦労をかけたくないと思ったのかもしれない。1960年年代、「三丁目の夕陽」の時代の話だ。

とまれ、僕は、その江戸川橋の本屋さんに行けば、好きな本を好きなだけ(それも親の「つけ」で)買うことができた。少年向けの江戸川乱歩の明智探偵シリーズとか、岩波少年少女文学シリーズとか、講談社や小学館の子供向け文学シリーズとか・・・。もちろん少年マガジン、少年サンデー、ちょっと大きくなってからは少年ジャンプなどの漫画雑誌も、好きなだけ持って帰ることができた。その度に、店のおじさん&おばさんは、にこにこして本を包んでくれたっけ。中学を卒業するくらいまでは「つけ」で本が自由に買えた記憶がある。まあ、その後は親に知られたくない小説や雑誌(爆)を買うことも多くなり、日本の高度成長期とあいまって、大型書店の時代が到来したのか・・・その辺は解らないけど、いつのまにかその「街の本屋さん」も店を閉めちゃったと思う。高校生の時にはその本屋さんの記憶がないから。

本屋さん。好きだな。これからも神保町には通い続けるんだろうな。

June 20, 2008

天才の育て方

今日のニュース
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9歳のジャズドラマー“大我”、世界最年少ギネス認定
 9歳のジャズドラマーとして世界的に注目を集めている日本人ミュージシャン、大我(たいが)こと鬼束大我くんが「世界最年少プロドラマー」としてギネスブックに認定され19日午後(日本時間20日午前)、滞在先のニューヨークで表彰された。(夕刊フジ)
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9歳でメジャーデビューするその才能には驚くばかり。でもね、僕が捻くれているのかもしれないけど、動画で彼のパフォーマンスを見る限りでは、今はすごいけど大人になったらフツーの人になっちゃう気がするんだよな。コマーシャリズムに踊らされなければいいなぁ。いろんなことを経験して本物のプロになって欲しい。

さて、忙しかった今週もあっという間に週末だ。わーい。
今夜はジムで20本1000m。レッスン枠以外のレーンは僕のほかにもう一人だけで、しっかりと泳ぐ。昨夜喰いすぎたもんな(笑)。消費しなくちゃ。プールから出てジャグジーに入りマッタリしていたら、泳ぐときに時々会うおっさんと目が合った。彼が軽く会釈したので、それを返すように僕も会釈。なーんとなく先方が「話したいオーラ」を出している。無愛想かもしれないけど、あえて会話を避け無視してジャグジーから上がる(笑)。ジムの人間関係って結構面倒くさいところがあって、以前行っていたジムでは(医者というだけで)鬱陶しくなったことが一度ならずあるので、その教訓。だって、僕はできることなら孤独を楽しみたいんだよね、オフ&プライベートのリラックスの時間には。あのおっさん、ホモじゃないと思うけど(爆)、無愛想ですみません(爆)。

堅実な選択をする世代

昨夜は、若い友人達と5人で定例的な会食会。「逢坂鉄板焼、粉もの・元次」@たまプラーザ。次女ゆっつんのバイト先だ。この会は、ある医療系SNSで知り合った医師仲間で、気のおけない連中。僕とは年齢が一回り違う。僕としてはほとんど同じ感覚なんだけど(笑)。40歳を間近にして、それぞれ開業クリニックをはじめたところで、まあ、僕としては多少の先輩面していろんな話を聞いていたワケだけど、彼らの堅実ぶりには驚いた。

僕らの世代は、医者になって10年ちょっとというところでは、まだまだ余裕がなくて、ハッチャキになって勤務医やっていたころで、開業なんて考えもしなかったんだけど、彼らは現実的というか堅実というか、しっかりと足場を固めて貯金もして若い頃から開業に備えていた・・・というのにびっくりした。彼らと比べると、僕なんか本当に世間知らずだったと思う。僕が40歳ちょっと前に、ニュージーランドから帰国した時には、貯金はすずめの涙だったし、彼らのように年金のことや投資の知識はなく、無知蒙昧(笑)。まかり間違えば、一家5人が路頭に迷うリスクさえあったもんな(しみじみ)。この違い(爆)。

ま、でも考えてみれば彼らが医学部に入学した時に、既に僕らはもう医者になっていたわけだから(笑)、これは世代の差、生活に対する意識の違いなんだろうな。ただ、老婆心かもしれないけど、あんまり若いうちからチンマリとまとまってしまう事はしないほうがいい感じがする。とはいうものの、皆優秀な連中だから、これからの伸びしろはまだまだあるし、その意味では期待したい。

鉄板焼「元次」は、流石に関西系でコテコテ。たまにはいいね、このコテコテ感。焼酎もがっつりと頂き満腹&大満足。

June 18, 2008

エドはるみのイタさ

彼女のイタさについて、考察するのは社会学的に意義のある研究だと思う。たぶん、今年の学生の卒論のテーマとして流行するんだろうな。わかりやすいけど(笑)。

ネットを初めとするメディアで言い古された感のある、彼女のイタさに「裏打ち」された面白さの根本にあるのは、①彼女が(わりに)整った顔をしている美人であること、②哀しいくらい正直に現実の年齢も見せていること、③正しい(風)の日本語を話すこと(つまりマトモに見えること)、紹介される経歴も苦労人というよりは、ええっ、なぜソコまでするの!という驚きを喚起する。④昭和の香りのする「古臭い」ギャグを滑りながらも全身で演じること、つまりとことんクサい、⑤以上のことが「確信犯」的に彼女が「わかって」やっているということが、観客に「わかる」=「共感」されること。⑤がポイントかな。

イタくてクサい「私」を見てください!という、ある種の潔さを観客は感じるわけ。
嗤って、哂って、笑ってちょーだいっ!っていうサービス精神。そこがイタいワケだけど。


つまり、基本形は「イタさ」を「真面目さ」で修飾し、観客の笑いを自分への賞賛(アプローズ)に向ける(自分を落として観客を乗せる)という実に古典的なアプローチなのに、その(本当だったら恥ずかしくて誰もできないような)姿を、今の時代に絶妙のタイミングで曝した・・・というのが、彼女しかできないオリジナリティだと思う。運だけでない頭のよさ(ズル賢さともいえるかも)を感じる。僕は、嫌いじゃない。

ちょっと前からウケた西岡某という女の芸人さんが、テレビで大股開きをして「女王様」を演じているイタさ(彼女にとってはかなりキツイ場面だ。ふつうの女の子なのに何もそこまでしなくても・・・って多くの人は思うだろう)は、たぶん期間限定というか一時的なものだと思う。彼女の場合、使い捨てされちゃうキャラなんだろう。かわいそうだけど。だって女王様キャラは全然彼女に「似合っていない」という、そのイタさ自体が一番のウリだったのだから。それを彼女の制作サイドが気付いていない(か、見切っている)のが致命的かも。

エドはるみの場合には、今後大化けすれば「徹子の部屋」的な司会者としての展開までありうるとまで僕は思っている。あのイタさというのは、タモリが初めてメディアに登場したころの雰囲気にちょっと似ている位のインパクトを醸し出しているから。頭の回転もいいし。

ああ、でも、難しいんだろうな。あの時代とは今のメディアの複層性と多重性が違うし、なにより情報量もスピードが違うもんな。
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追記(6月19日):↑↑てなことを昨夜書いたら、今年の24時間マラソンの走者は、その「エドはるみ」さんなんだと。やっぱり「旬」なんだね。ふーーん

うまい話

不謹慎かもしれないけど、今日爆笑したニュース
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<詐欺>7000兆円のニセ預金残高見せて3億円騙し取る 3容疑者を逮捕
(6月18日12時30分配信 毎日新聞)
 7000兆円のニセ預金残高を示し、引き出す手続き料と称して3億円をだまし取ったとして、警視庁捜査2課は17日、いずれも自称会社役員の渡部正利容疑者(78)=埼玉県入間市東町=ら3人を詐欺容疑で逮捕した。さらに約1億5000万円を詐取したとみて追及する。
 調べでは、渡部容疑者らは07年11月、知人の港区の美術品輸入販売会社の会長(66)に「合併前の銀行が海外投資した利益が7000兆円に膨らみ、当時の頭取の口座にある。使えるようにする手続き書類の印紙代を貸してくれれば、報奨金30億円をつけて返す」とうそを言い、額面3億円の小切手をだまし取った疑い。(以下略)
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日本のGDPの総額が500兆円なんだから、この話どうみてもウソってわかる話。
7000兆円、7,000,000,000,000,000円(ぎゃはは!)でっせ。ペソとかじゃなくて。

ウン億円の程度だったら、まあわからなくもない(・・・んなことないか>爆)。話が大きすぎて現実感がなくなっちゃうんだろうか。でも騙すほうも騙すほうだけど、騙されるほうも問題がないとはいえないんじゃないか?このテの世の中に氾濫する「うまい話」っていうのは、ちょっと冷静になればおかしいと気付くはずなんだけど。

この78歳になる容疑者の爺さんっていうのは、この道何十年のツワモノなんだろうな。78歳!嗚呼・・・。

June 17, 2008

不潔と清潔

あ、これ医学的な話題。滅菌操作とか消毒処置とか僕らの仕事では「感染症」予防のノウハウがある。今の時代になってもたぶんこれからも人間が生きていく限り、医学の世界ではまだ感染症との闘いが続くわけだ。

で、今日書きたかったのは、衛生観念というのはずいぶん人によって、文化によって、国によって違うっていうこと。つまり「これは不潔だ」とか「これなら清潔だ」という観念というのは科学的根拠とは別のところで存在している。

僕らがアメリカに住んでいたとき、長女かなぴーが生まれハイハイをしだした頃、僕らは土足で歩く場所でハイハイさせたり、その床をべろべろ舐める(笑)彼女を、「うわー、だめだめっ!病気になっちゃう!」なんて言っていたけど、アメリカ人の親は全然平気。医学的に言えば確かに人間はそんなに弱くないんだけど、観念的に僕ら日本人は「ちょっとねー」って感じがある。

イギリス人の同僚と仕事場でランチ。彼女がちょっと用事があり立ち上がるときに食べていたサンドウィッチを机の上に、「そのまんま」おいたことにもショックを受けた。日本人ならお皿におくよな(笑)。逆に、同僚と当時LAで流行りだしたお寿司屋さんに行ったとき、「ねえ、マーク、素手で握って不潔じゃないの?」なんて聞かれてビックリした。

考えてみればお箸だって滅菌しているわけじゃないし、割り箸だってどれだけ汚染しているかわかったもんじゃない。ちょっと前に話題になった「賞味期限」の問題だって、かなり科学的には怪しいもんだ。

ニュージーランドでは、コーヒーを飲むときに同僚ドクターが白衣からボールペンを出して、クリームを入れてかき回すのにビックリした。日本じゃまずアリエナイ。ちなみに日本では一般的な「白衣」そのものがかなり「汚い」ということが解ってきて欧米では白衣を着ないのが一般的になってきてる。とくに医者のネクタイは最悪の汚染度だそうな(笑)。日本じゃまだ一般的なんだけどね。

またニュージーランドでパーティの時、食器を洗うのは男の仕事なんだけど、彼らは洗剤のついた泡だらけの食器をそのまま(すすぎをしないで)乾燥させるのには閉口した。その家だけの話かと思ったら、どの家庭も同じなんだよね。これって大丈夫なんだろうか(笑)。

病院では科学的根拠に基づいた清潔観念というのがあり、ユニヴァーサルなものではあるんだけど、国によってはかなり適当なところもあるらしい。手術器具を床に落としても「3秒以内だったらOK」(爆、プロレスかよっ!)なんて国もあるらしい。

東南アジアのリゾートに遊びに行った日本人観光客が、海から上がってきた捕れたてのぴちぴちした魚をお刺身にして食べる。新鮮だから大丈夫でしょって感覚。でも、下水道もない国の海は、病原菌がうじゃうじゃで汚染されているわけだ。きれいそうに見える海なんだけどね。

人間はそんなに弱いもんじゃないってことなのかもしれない。

June 16, 2008

メリル

先日買ったメリルのスニーカー、超気持ちいい。これほど自分の足にフィットするのは珍しい。るんるんでカラリと晴れて気持ちのいい並木道を歩く。アメリカで買ったメリルは同じサイズなのにつま先が痛くなって靴箱に入りっぱなしなんだけど、今度のは毎日履いちゃうだろうな。

ここ最近読んでいるのは、Story Seller(新潮社)。中堅どころの作家の中篇の小説集。もちろんStory Tellerのモジリなんだけど、わりと編集者の意図というか志がみえていいんじゃない。僕のような活字中毒・濫読おじさんは、知らない作家の作品を手に取るには躊躇いがあったりしてきわめて保守的なんだけど、今まで読む機会のなかった作家の小説が読めるのはこのテの雑誌のいいところ。発見やら驚きがあったりして。その中でも、ゾクっとしたのは「玉野五十鈴の誉れ」(米澤穂信)。横溝作品みたいなおどろおどろしいストーリーなんだけど、文体も安定しているし構成もオモシロイ。その作者が1978年生まれと知って2度驚いた。その他の作家の作品については、ちょっと「ひねりすぎ」の感はあるけど、電車の中で読み流すにはちょうどいい感じのもの多し。

20時帰宅で、軽めに10本500m&ストレッチ。300Kcalのエクササイズ

June 15, 2008

健康スポーツ医学研修会

日本医師会の「健康スポーツ医」という資格の更新講習に行ってきた。田園都市線から乗り換えて新しくできた「副都心線」を使って新宿へ。新しい路線。気持ちいい。

東京医大の臨床講堂に缶詰になって一日研修。実地研修もあってエンジョイして勉強できた。運動(スポーツ)処方を実際の診療に活かす事ができるといいなぁって以前から思っていたし、新しい知識を得られて面白かった。資格も更新できたし、今回の特定検診(いわゆるメタボ検診)も関係するので、これから楽しみ。

腹囲1cm=体重1kgを減量するには、7000kcal消費する必要がある。
1ヶ月で2kg減量しようとすれば14000Kcal消費するわけだから、1ヵ月30日として一日467Kcal
計算上450Kcalとして、運動と食事を1:3で分割するとすれば・・・
食事では360Kcal/日減らすと、一食120Kcal減らす。これは腹八分目で達成できるはず。
運動では90Kcal/日増やすには、一日3000歩30分(2.1Km)で達成できる(1000歩10分で30Kcalだから)

↑↑↑そんな感じのプラクティカルな勉強だった。

それにしても参加した300人くらいの受講者の医者のうち、まあ少なく見積もって3分の1はメタボだったぜ(爆)。実地のストレッチと筋力トレーニングでハアハアしてるヤツが多数いた。

帰路、新宿のBICへ寄り道して、前から気になっていたSONYのノイズ・キャンセリング・ヘッドフォンを観る。自宅のPCに付けているDENONのヘッドフォンが壊れていたこともあり、ぐぐぐっと来て財布を出しかけたけど・・・寸止めした。わざわざ今日衝動買いする事ないもんな(笑)。要検討。

夕方からジムで20本1000m。気持ちよく伸びまくる。ちなみに体重60Kgとして、クロール5分で100Kcal消費するので、今日は25分くらいだから500Kcal消費したのだ、なんて計算したりして(笑)。

June 14, 2008

初夏でしょーか?

梅雨の谷間のピーカン晴れの土曜日。ポイントが微妙にずれまくった前日とはうって変わって、ひらりはらりと快調に午前中の仕事。それにしても一週間が早いなあ。

2時に神保町でじょうじ君と待ち合わせて、定番「川菜館」でがっつり食べつつビールを飲みながら、今度のライブの打ち合わせなど。持ち時間は40分なので、MC入れてアコースティック3曲とバンド4曲ってところか。新しいメリルのスニーカーを買うのに付き合ってもらってから4時前に解散。その後は、クリーニング屋さん>床屋さんと廻り、最後にジムのサウナでマッタリしてから、サッカー全日本のタイ戦。アウエイとはいえ、これで負けたらちょっと問題ってプレッシャーのある試合だったけど、順当に3:0で勝利。お疲れさん>代表選手たち。

明日は、スポーツ医学の研修会で一日缶詰の予定。勉強しよっ(笑)。

June 13, 2008

微妙にポイントがズレたとしても

普通に目覚めて、ごく普通に始まった一日だったんだけど、今日は「すべての出来事が少しずつズレまくった」一日。仕事場での朝一番の救急コールから始まり、その後、断続的に夜まで続くバタバタ。ズレるという表現しか思い浮かばないんだけど、自分の予想・期待するポイントと微妙にズれた事態が起こってしまうのだ。一事が万事。ここまでズレるのは珍しい(苦笑)。

僕の仕事は、予想通りに事が運ばない事はよくあるんだけど、そこを予想し臨機応変にうまく対応するのがプロってこと。意識のどこかで、いくつかのオプションを考えながら仕事を進める。で、結論から言えば、それぞれがそれなりの落とし所に収まり、問題なく自体は収拾したんだけど。ふーっっと、さすがに仕事場を出るときには大きな溜息をついてしまった。とにかく大過なく収拾できた安堵感はもちろんあるんだけど、その充実感以上の疲労感。

ジムに直行したら、プールは大混雑。やれやれ、コレだもんなぁ・・・。ただそこで凹まず泳ぎ始めたら、21時過ぎた頃から徐々に人が減り、最後のほうはレーン独り占めで何にも考えず20本1000m. ラッキー!張り詰めたものを緩めて、バランスする。

June 12, 2008

雨の研究日に考察

僕の場合、詩の世界に、わりと雨が登場する傾向がある。雨の日特有の空気の流れとか、匂いとか、色の変化とか、「いつもと違う」何か(一言で言えば覚悟とか、心構えとか、気分とか)にインスパイアされるんだろう。いろんな事を。場面の設定として。

今日の午後は研究日。「雨」が降っている。

空から降ってくる一粒一粒の雨粒が、ほんの少しずつ時間的にも空間的にも「ずれ」ながら、落ちているのだ。ある一定時間、ずれながら、ずれながら、ずれながら、、、連続。

で、ふと思った。

雨という現象は見えるし感じられるわけだけど、「今、その瞬間」の、同時多発的ずれをもって連続的に落ちているはずの、、、雨粒は見ていないのだ。ぜんぜん。その気になって雨粒を観察しようとしても無理。全体のごくごくごく微量な部分を見ている気になっているに過ぎない。

みんな見て聞いて感じているのに、誰一人、その実態っていうか本体を見えていない。なんだか不思議。すごく不思議。

前に「海に降る雪は積らない」という文章を書いた事があるけど、「海に降る雨はひっそりと沈み消えていくのだ」ね。夕暮れ時の山の中、草原に落ちる雨は、かなり哀しく寂しいイメージだ。真夜中の都会のアスファルトに冷たく当たり砕ける雨も、かなりハードボイルドではあるな(笑)。

おお、そういえば!大学受験のころに、斜め60度で土砂降りの中を、傘をささずに走って一定の距離を進むのと、傘をさしてゆっくりと歩いて進むのでは、どちらが多く濡れるか?って問題があったな(笑)。数学勉強してれば面白いんだろうな。

てっしょう@馬車道

昨夜は、じょうじ君と共に、以前(15年くらい前)一緒に仕事をしていたHさんと横浜の馬車道の「てっしょう」にて焼鳥。つい最近、ひょんな事から再会したのだけれど、一緒に仕事をしていた当時僕もHさんもハックルベリーのことは一言も話題にならなかったのだ。それが十数年経ってHさんが僕らのサイトを発見して、今回の出会いになった。インターネットの「検索力」とメールの「即時性」と「双方向性」それと「利便性」があってこそ。昔だったら「アリエナイ」ことだ。話題が盛り上がり、がっつり飲んで、楽しい飲み会だった。KCMCのボランティアライブ、宜しくお願いします>Hさん。

さて久しぶりの「てっしょう」。地図を持っているにもかかわらず、新しく移転した場所がわからなくて右往左往。前よりおしゃれになったなあ。焼鳥はいつもどおりの新鮮な鶏肉と素晴しい焼きで大満足。柔らかくかつカラリと焼いたレバーは絶品だ。〆のそぼろご飯&茶漬け、これが最高だった。ふふふ。

June 11, 2008

独語の羅列

秋葉原事件の犯人の男が書いたという携帯サイトの内容。心の闇の中でもがいている姿。ひねくれてイジケテいる犯人の心が、徐々に攻撃性を帯びていくのに戦慄する。なんとか、それをとりなそうとする書き込みもあるが、たぶんこれはサイト側の「やらせ」なんだろう。ねじれてしまった犯人の心には響かない。匿名性の世界のお約束というか大原則、つまりこれはバーチャルな言葉の羅列でしかないってことを理解していない。あくまでも独語の羅列だ。ああ、イヤーな感じのする話。

June 9, 2008

Water Bussiness

僕の仕事場近辺には、わりと銀座とか六本木とかのクラブやバーに勤めているお姉さま達が住んでいることもあって、すっぴんの彼女達と話をする機会がある。ごくふつうのおねえちゃん&おばさんなんだけど・・・。

僕自身は、お酒を飲むことはもちろん大好きだし、女性ももちろん好き(爆)。でも、その両方が同時にある、つまりお酒を飲む場所に女性がいるのは、昔から苦手。はっきり言ってかなり面倒くさいし、嫌いなんだよね。キャバクラとかクラブに自分の時間とお金を使って行く人の気持ちが理解できない。この歳になっても修行が足りないのかな(爆)。たんなるケチなのかもしれないけど。

一応、今の仕事の立場上、ごくたまーに、いわゆる「接待」というのがあるけど、食事の後などに女性のいる銀座とか六本木とか赤坂の高級クラブに行くと、毎回どっと疲れてしまうのだ。たぶん接待する側の人がそういう場所を好きなんだろうな。あるいは、僕が「きっと僕が好きに違いない」って思われているんだろう(爆)。僕としては接待してくれた人たちの手前、その場を楽しんでいるように振舞わなくちゃいけないというプレッシャーもある。僕はきれいな女性にお酌してもらうより、自分の好きな酒を自分で飲むほうが数段いい。たぶん自意識過剰なんだろうけど(爆)。

それともう一つ。ああいう場では絶対に名刺を渡してはいけないのだな。「お名刺を!」って絶対に言われるんだけど、渡したら最後、いろんなイベント(その店のママの誕生日、開店記念日、クリスマス、などなど)のたびに仕事場に手紙がくる。それも直筆で。くー、このベタな対応がイヤなんだよぉ。もう勘弁して欲しいんだけど、どうやって断ればいんだろうね?

ご苦労なことです。

June 8, 2008

2008年折り返し週末(その1)

僕らの業界っていうのは、師弟関係&上下関係がわりとしっかりとしていて、大学や病院の同窓会やら同門会という組織が、ネットワークの根っこの部分にある。これは日本だけの話じゃなくて、アメリカでもヨーロッパでも(たぶんその他の国でも)よく話題に上る。昨夜は、卒業した大学の地区同窓会で久しぶりに同門の人たちと旧交を温める。いつもは、ホテルのこのテの立食パーティだと、おしゃべりが忙しくてあまり食べられないんだけど、昨夜はしっかりと食べられた。わりとおいしかったな。午後ジムで泳いだ後で、単にお腹が減っていただけかもしれないけど(笑)。

20時半過ぎに途中で抜け出し、さくら@駒込へ。「ハックルおやじと愉快な仲間達」と今後の予定などの打ち合わせ。さしあたり7月20日のライブに向けてのスケジュール調整など。今年は今のところあと3本ー4本のライブ。新しいCDの完成までにはもう少し音源を録音する必要があるけど、その時間を捻出するのが一番の問題。これまで書き散らかした詩も歌詞にまとめたいし。アイデアとイメージは、いくつかあるんだけど、「形」にするまでには、もう少し時間が必要だろう。つーか、その瞬間は突然来るんだけど、それがいつなのかは全く予測不能(爆)。

今日(6月8日)の午前中は、新たに文庫化されたジェフェリー・アーチャーの「プリズン・ストーリーズ」短編集を読む。大学時代からこの人の作品はすべて読んでいる。今回の短編集は彼が刑務所に服役中にキャプチャーした逸話の短編。さすがにハマる話の流れ。当代一流のストーリー・テラーであることは間違いない。彼の作品としては小ぶりで「やっつけ仕事」的なものもあるんだけど。いかにもイギリスの話で、読んでいるうちに、ひさしぶりにイギリスに行きたくなった。次女ゆっつんとイギリスを再訪してから、もう5年かな。去年生まれたマーク&ナタリーの赤ちゃん(エレノアちゃん)にも会いたいし、アリスターやエド&リズ夫婦とも会いたい。アップグレードするマイレージは十分あるので(この歳になるとヨーロッパを往復するのにエコノミーではキツイ)時間が作れれば・・・の話だけど。低い雲に覆われた冷たいロンドンの街並を歩いてみたい気がする。とすると、来春かな。つい最近ある人から、最近はロンドンが旬だという話も聞いたし。

午後、ジムから帰ってボケーとしていたら、秋葉原で無差別殺人事件。慄然とする。僕らがいつも無防備で歩いている場所でおこった凄惨な事件。かみさんと話したんだけど、世の中が病んでいるという流れでこの事件を語るのは、あまりにも安易な気がする。「誰かを殺そうと思って静岡から出てきた」というこの男(マトモであるワケがない!)を、「心神喪失状態」ということで法的に括られたりしたら、犠牲者の人たちとその家族はいたたまれないだろうなと思う。やるせない怒りが渦巻く。

June 6, 2008

女性のほうが圧倒的に強い

仕事柄、ご老人の入居施設(老人保健施設とか有料老人ホームとか)に伺う機会がある。大体、8:2とか7:3の比率で女性優位。数的にも、影響力というか力関係でも。つまり、その婆さんたちが、元気なのに較べて、爺さんたちの元気のなさがきわめて対照的なのだ。婆さんは老いても華がある(かわいくなる)のに対して、爺さんは枯れて(汚くなって)しまう。人生の黄昏時に、楽しそうな婆さんとつまらなそうな爺さん・・・という図式。

あーあ。

男性の場合、それまでの人生のしがらみとかプライドとか、どうでもいいような属性から全然逃れられないことがほとんど。つまり、元***(職業や学校などなど)だった自分を意識するあまり、「こんなハズじゃない」と老いてしまった自分を認めることができないので、いつまでも現実を容認することができない。

女性は違う。その施設のコミュニティでそれなりの人間関係を築いて、「今」を楽しむことができる。サバイヴしていくための柔軟性や環境対応能力が全然違うのだ。スタッフがいろんなイベントを企画しても、女性は楽しめるのに男性は参加しないことが多い。

男性の場合、
「けっ、ヘタクソ相手でも、賭けない麻雀なんてやってられるか!」とか
「今更、習字を習ってどうなるんだよ!」とか
「オレをだれだと思っているんだぁ!」
なんて、駄々をこねたりする。

なんとなく解る気がする。

身体的にも女性のほうが強いし、生命力もあるってことなんだろうな。
覚悟を決めたっていうか、現実を認識した時の適応能力の差なんだろう。

女性のほうが圧倒的に強い。

June 5, 2008

博士との会話(フィクション)

関西のK大学の数学科教授だった爺さん。ボケてしまった今でも、ただものじゃない眼光の鋭さがある。

「博士、具合はいかがですか?」
「変わらん。いつもと同じじゃ」
「はい、変わりないっていうのはいいってことですよね」
「・・・君は、全然わかっていないな。でもその説明は今は止めとこう、時間の無駄じゃ。今私は考えているんだ」

「はあ・・・」

単なる「気難しい爺さん患者さん」だと思っていたのだが、彼はかつては世界的な数学者だった人なのだ。1947年の終戦直後の混乱期に、京都から岐阜に疎開していた彼の元に直接GHQがやってきて、すぐにアメリカに来て欲しいと嘆願したのは有名な話らしい。後で彼のお弟子さんから聞いた話では、現在の数学の基礎を作った人らしい。僕にはその「意義」はよくわからないけど、すごい仕事を成し遂げた人なのだ。

今でも元・数学者の彼にとって、「考える」ということはごく自然な生活習慣でもあり、自分でコントロール可能な・・・ことらしい。つまり彼は、食事をしていても誰かと話をしていても、風呂に入っていても、眠っていても、考え続けることができる。時空を超えた空間に居る(のだろう、たぶん)、一般的にいえばボケてしまった今でも。

「博士。以前からどうしても解らないことがあったんです。質問していいですか?」
「ああ、もちろん。質問を受けるのは何年ぶりかな。いい質問はいい解答者を育てるからな。ああ、腹が減ったな。もうすぐメシの時間か・・・?」

「デジタルの世の中になって、僕らはアタリマエのようにその恩恵に与っているんですが、そのデジタルがわからないんです。デジタルということはゼロ(0)と1だけの世界ですよね。」

「ああ、その質問は小学生が良くする質問だ。10進法と2進法の概念の混乱だ。バイナリは計算上の約束でしかない。」

「博士、それは僕もわかっているんです。質問はうまくできなくてすみません。でも博士、1でも0でもないものって世の中にはたくさんあるじゃないですか、それは数学ではどう扱っているのか?っていうことなんです。」

「ははは、それもよくある質問だな。それは10進法でも同じじゃないか。数えられない数を数えるわけだから」

「ええ、そうですね。それでは実数で考えます。」

「いや、その必要はないな。君の質問の意図は、「数えられない数」のことじゃないんだろ。それは別の質問じゃ。ああ、ハラが減ったな。1でも0でもない数の概念はどう扱うのか?ということじゃろ?」

「はい!博士。その通りです。」

「で、君ならどう解を見つける?というか、どういう数学的な仮説を立てる?」

「感覚的には、1と0の中間、Ω っていう代数を決めるのはどうですか?」

「ほほう、で・・・?」

「その先は全然見当もつきません」

「そんなことはないだろう。ここにリンゴが1個、みかんが1個、君の想像の中にぶどうが1房ある。」

「博士、ぶどうは一房ですが、複数形かも・・・」

「まあ、それはいい。話すと長くなる。ははは。で、いくつある?」

「10進法で「2+Ω」ですね、(汗)ぶどうを一つ(一房)と考えれば、ということですけど。バイナリでは10+Ωです。」

「いや、そうではない。「+」ではない・・・のだ」

「はい、意味が解りませんが・・・」

「おお、1976年は悪い年じゃなかったな、確かに。君の言う通りじゃ。それにしてもハラがヘッタ」

「はぁ・・。」
================(続く)

東京国立博物館@研究日

午前の仕事を、さささっと終えて、午後は研究日。先日Sさんから頂いた、「国宝薬師寺展」@東京国立博物館へ。。実は仏像を拝観るのは、わりと好きなほう。自覚したのは大学時代。仏像をみていると自分の心の奥底に響く何かを感じるのだ。仏教フェチの知人もいるが、彼からすれば僕なんかきわめてノーマルなんだけど(笑)。ということで、2時間くらいなら時間を作れそうだったので、小雨の中、自由が丘から大井町経由で上野へ向かったのだ。

国立博物館は久しぶりで、昔の社会科見学の時代とはずいぶん変わったもんだと感心する。やけに人が多いなあ。。。と思いつつ、博物館へ向かうと、博物館前はさらに人だかり。老若男女(まあご老人がpredominantだけど>笑)で、やたらごった返しているではないか。平城遷都1300年 国宝薬師寺展、なんと大人気で「本日は入場までに140分!」と係のお兄ちゃんが叫んでいる。スペースマウンテン並みじゃん(笑)。「平成館」の周りをぐるりと長蛇の列。いったんは並んだものの、ゆっくりゆっくりとしか進まない。三時までには明大前まで行かなくちゃ行けないので、こりゃダメだと断念した。木曜日の午後、さらにSさんから頂いた招待券があるし、楽勝で入れるもんだと勝手に思い込んでいた自分の甘さを痛感。でもさ、でもさ、雨の木曜日の午後に仏像をみるためにそんなに多くの人たちが居るとは、フツー思わないでしょ(笑)。ネットで調べてみると、6月4日には来場70万人!突破とのこと。すごい人気だったのね。それにしても残念でした、日光菩薩&月光菩薩を拝観したかったなあ。

で、仕方がないので、本館を見て回る事とする。ツタンカーメン展以来じゃないか?しかし、負け惜しみを言う訳じゃないけど、ここも十分に面白くて大満足した。この本館にも立派な仏教伝来のコーナーがあって、様々な古い仏像、仏教彫刻、絵巻物、仏典などなど。別室では日本の様々な美術品が展示してある。空いているし、ゆっくりと見て回れた。ライティングもディスプレイも外国の博物館に引けを取らないし、National Musiumとしての風格だって十分あるし、今度は外国から来た人たちにはここに連れてこよう。さすがに2時間では回りきれなくて、ミュージアムショップ(ここも立派!)に立寄り、記念の(なんの記念じゃ>笑)Tシャツ(風神&雷神のプリント)と絵はがきを買って帰ることにする。今度また来ようっと。絶対に一日は十分楽しめそう。近代美術館にも行きたいし。こういう刺激を受け続けてインプットする努力をしないと、自分の知的好奇心がどんどん錆び付いてしまう気がするし。今年の夏休みは寺に籠って座禅でもやるかな。うん、それも悪くない。ひとつの案としておこう。

そんなこんなで、秋葉原でご飯を食べて都営地下鉄&京王線で明大前に到着して、駅前を歩いていたら、明大に行っている次女ゆっつんが友達と歩いているのにばったり。ゆっつんがその友人の女の子に僕を紹介したら、その子が挨拶のあとに「ずいぶんカジュアルなパパですね...」だと(笑)。たしかにA&Fの帽子かぶって無精髭風ひげ&チノパンのおじさんだけどさ、、、その使い方、間違ってます(大爆)。

June 4, 2008

浮遊感覚

今日泳ぎながら感じたことがある。水の抵抗の圧力を感じながら、体幹だけを使って身体を進める。TIスイムのゆったりとした動きで、その浮遊感を感じる。前に進む動きではなくて、逆に前から来る流れの中に身を任せているような感じ。リラックスすればするほど、そこに浮かんでいるという感覚なのだ。

何も考えずひたすら漂う・・・という快感。
たまらんなぁ(^_^)
その後のビールのおいしいこと、おいしいこと・・・

June 3, 2008

ラベル(タグ付け)ということ

一昨日、このブログを読んでくれている人から問い合わせメール。
「以前XXXということを読んだ気がするんですが、どのアイテムですか?」とのこと。

書いた本人がわからない(^_^;)

コレまでここに駄文を450くらい書いてきたけど、タグをつけたりラベルをつけるっていう意味が解らなかったんだよね。そっかー、そういうことだったんだね。これから毎日書き込むとして検索できなくちゃ困るワケだ。納得。

ビックリした!

今朝の通勤時。いつものように7時過ぎにたまプラへ。

んん??人の流れが昨日までと全然違う!
再開発計画の工事が進みたくさんの新しい建物が建ってはいたけど、一晩でこんなにドラスティックに変わるとは思ってもみなかったので、驚いたなあ。かなり用意周到な計画があったんだろうね。ご苦労さまです。

仕事帰りのジムに寄るために南口に出たら、ここでも新しいターミナルが出来上がっていて、さらに驚いた。

いいんじゃない(^_^)

梅雨入り

昨夜は、ここのサーバーの不具合なのかどうしても書き込み画面に進まない(そこで止まってしまう)ので、書き込みできず。たまにあるんだよなぁ。復旧したみたいだ。

June 1, 2008

実験:起承転結

僕らは黒崎の花の夕陽に息を呑んだ
テキーラ・サンライズが流れていた
「あの時,あなたの後姿が見えたの。寂しかった・・・」
眠たそうな猫が、寝返りをした

バラバラの脈絡のない文のつながりで、起承転結でどう変わるのか?
その実験。
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その1:
「あの時,あなたの後姿が見えたの。寂しかった・・・」
僕らは黒崎の花の夕陽に息を呑んだ
テキーラ・サンライズが流れていた
眠たそうな猫が、寝返りをした

その2:
眠たそうな猫が、寝返りをした
テキーラ・サンライズが流れていた
「あの時,あなたの後姿が見えたの。寂しかった・・・」
僕らは黒崎の花の夕陽に息を呑んだ

その3:
テキーラ・サンライズが流れていた
眠たそうな猫が、寝返りをした
僕らは黒崎の花の夕陽に息を呑んだ
「あの時,あなたの後姿が見えたの。寂しかった・・・」

================
4つの文章を入れ替えれば、全然違ったシーンのイメージが湧くんだね。

ひさしぶりの浅草

6時過ぎにのんびり起床。午前中は、車を車検に出したり先日解体した娘たちのベッドお粗大ゴミの処理などの力仕事(笑)と、テラスの手入れなどなどであっという間に過ぎてしまった。車検は以前お世話になったトヨペットのU君にお願いしたんだけど、異動で全然違うセクションなのにわざわざ家まで車を取りに来てくれて恐縮する。彼が就職してまもなくの客だってことだけなのに、ここまでやってくれれば客としては大満足だよな。その誠実な対応に感謝する。かみさんが軽い事故を起こしたときにも即対応してくれたし。こういうキメの細かい対応してくれたら、今度も迷わずトヨタにするよな(爆)、このベタともいえる対応が大トヨタの背骨じゃないかと思う。U君の対応もイヤミじゃないのがいいと思うし。

12時半に田原町でじょうじ君と待ち合わせして、まずは合羽橋へ。先日Iさんから頂いた稀少な山形牛の「みすじ肉」のステーキを今晩焼くべく、新しい南部鉄器の鉄板を購入。4750円(定価)を3750円。ちょっと高めだけどずっしりと重い鉄板に期待が膨らむ(ふふふ)。

その後、浅草「満留賀」に入り、板わさ&なめこオロシを肴に、ビール&日本酒。〆は天ざる。吾妻橋を渡り、スズキイチロー・プロデュースの「大江戸バンドセッション」会場の、アサヒビール「アート・スクエア」へ。通称うんこビルの4階。丁度いいサイズのハコで楽しそう。演奏しているミュージシャンとお客さんの距離感が近いのがいいな。PAはイマイチだったけど、アコースティックの僕らは問題ないでしょ。7月20日のライブの下見だったんだけど、大体のイメージが湧いた。途中、ナルちゃん大爆発(ボウイのコピー)のバンドに耐えられなくなり(爆)、4時ちょっと前に会場を出て、じょうじ君とオープンテラスのお店へ。ピーカン晴れの爽やかな気候には最適の場所だな。気持ちよく黒ビールでクールダウン。じょうじ君は会場へ戻り、僕は帰路につく。本当に気持ちいい休日の午後。

帰宅してから、本日調達した南部鉄器の鉄板で、幻の「みすじ」ステーキ。半端じゃなくおいしかったっす。適度な刺しと赤身のバランスが素晴しい。霜降りばりばりだと、この歳になるとちと厳しいんだけど、こんなお肉なら大満足。いくらでもいけそうな感じ。こんなお肉があるんだねぇ・・・と家族一同感心した(笑)。