June 8, 2008

2008年折り返し週末(その1)

僕らの業界っていうのは、師弟関係&上下関係がわりとしっかりとしていて、大学や病院の同窓会やら同門会という組織が、ネットワークの根っこの部分にある。これは日本だけの話じゃなくて、アメリカでもヨーロッパでも(たぶんその他の国でも)よく話題に上る。昨夜は、卒業した大学の地区同窓会で久しぶりに同門の人たちと旧交を温める。いつもは、ホテルのこのテの立食パーティだと、おしゃべりが忙しくてあまり食べられないんだけど、昨夜はしっかりと食べられた。わりとおいしかったな。午後ジムで泳いだ後で、単にお腹が減っていただけかもしれないけど(笑)。

20時半過ぎに途中で抜け出し、さくら@駒込へ。「ハックルおやじと愉快な仲間達」と今後の予定などの打ち合わせ。さしあたり7月20日のライブに向けてのスケジュール調整など。今年は今のところあと3本ー4本のライブ。新しいCDの完成までにはもう少し音源を録音する必要があるけど、その時間を捻出するのが一番の問題。これまで書き散らかした詩も歌詞にまとめたいし。アイデアとイメージは、いくつかあるんだけど、「形」にするまでには、もう少し時間が必要だろう。つーか、その瞬間は突然来るんだけど、それがいつなのかは全く予測不能(爆)。

今日(6月8日)の午前中は、新たに文庫化されたジェフェリー・アーチャーの「プリズン・ストーリーズ」短編集を読む。大学時代からこの人の作品はすべて読んでいる。今回の短編集は彼が刑務所に服役中にキャプチャーした逸話の短編。さすがにハマる話の流れ。当代一流のストーリー・テラーであることは間違いない。彼の作品としては小ぶりで「やっつけ仕事」的なものもあるんだけど。いかにもイギリスの話で、読んでいるうちに、ひさしぶりにイギリスに行きたくなった。次女ゆっつんとイギリスを再訪してから、もう5年かな。去年生まれたマーク&ナタリーの赤ちゃん(エレノアちゃん)にも会いたいし、アリスターやエド&リズ夫婦とも会いたい。アップグレードするマイレージは十分あるので(この歳になるとヨーロッパを往復するのにエコノミーではキツイ)時間が作れれば・・・の話だけど。低い雲に覆われた冷たいロンドンの街並を歩いてみたい気がする。とすると、来春かな。つい最近ある人から、最近はロンドンが旬だという話も聞いたし。

午後、ジムから帰ってボケーとしていたら、秋葉原で無差別殺人事件。慄然とする。僕らがいつも無防備で歩いている場所でおこった凄惨な事件。かみさんと話したんだけど、世の中が病んでいるという流れでこの事件を語るのは、あまりにも安易な気がする。「誰かを殺そうと思って静岡から出てきた」というこの男(マトモであるワケがない!)を、「心神喪失状態」ということで法的に括られたりしたら、犠牲者の人たちとその家族はいたたまれないだろうなと思う。やるせない怒りが渦巻く。