ちょっと前の週刊文春の書評欄で紹介されていた「ウェブで学ぶ:オープンエデュケーションと知の革命」の中で、ふと気になった記述、
Kahn Academy を見に行ってみたら、面白くて解りやすくて、ちょっとハマってしまった。Salman Kahnという人のわかりやすい英語の授業が、素朴な手書き風の黒板を使って行われる模様をYoutubeで公開しているのだ。目を輝かせて授業を聞いている子供たちの姿が目に浮かぶかのようだ。
The Khan Academy is a not-for-profit 501(c)(3) with the mission of providing a world-class education to anyone, anywhere.
We are complementing Salman's ever-growing library with user-paced exercises--developed as an open source project--allowing the Khan Academy to become the free classroom for the World.
上のミッションに書いてあるように、世界中の誰でも何処でも、パソコンさえあればWorld Classの教育を受ける事が出来るということだ。途上国にお金を使って何千台のパソコンを寄付することだけではダメで、このようなコンテンツを自由に観られる環境を整備しないと、意味を持ってこないわけだ。この書評でも書いているように、こういったオープンソースの素晴らしい教育コンテンツが存在するというのは、Kahnさんという天才的な教育者がいて、その、ある意味「個人的な狂気」のようなものがないと、話が始まりはしないだろうし、その先に進まない、ってことなんだろう。