助けあいジャパン

October 29, 2010

師匠と弟子の会話(プロット)

達人の師匠とその弟子の師範代との会話

「うううむ、我が弟子よ!お前は、独り立ちする日が来た。」
「しかし私にはまだ奥義を極めた自信がありません。」
「うむ、よく言った。お前の言うように修行に終わりはない。私も実はまだ修行の身なのだ。」
「えええっ、師匠も奥義の何たるかを、わかっていなかったのですか?」
「ん?」
「私が入門する時、師匠はおっしゃいました。ワシはすべてを極めたと。」
「それは、まあ言葉のアヤじゃ。実は何もわかってなかったのだ。」
「へっ?それではあの言葉はウソだったと。」
「分っていないということが判ってなかったのだ、あの時は。奥義というのは、永遠に判らないから奥義なのだ」
「そんなーーー。師匠の厳しい修行を耐えてきたのは、いつかは極める奥義と、その先達である師匠を信じていたからです。」

「そこまで言うなら、ここで一度マジに闘ってみようか?」
「はあ。でも師匠。ここでワタクシが勝っちゃってもカドが立つし、師匠が勝っちゃったら私の独立の話も、たち消えに・・・」

「そ、だな。それも面白いじゃないか。そもそも自信がないと言い始めたのはお前じゃないか」
「むん、でも全然面白くないっす。師匠のうそつき!」
「あっ、今ウソつきって言ったな。この恩知らずめ!やっぱりお前の独立はやめることにしよう」
「そんなーー。でも師匠、マジに闘ったら、たぶん私が勝っちゃうかも。体力もあるし技術も師匠のお墨付きをもらったし」
「勘違いするなよ馬鹿弟子」
「えええっ、師匠。これは予定調和のお約束の話じゃないのですか??馬鹿弟子はないじゃないの(涙)、さっきまで褒めていたのに」

「ふふふ、甘いな・・・今、気が変わった」
「むむむむむむ、この殺気」

「むっん!」
「はっ!」

闘いが始まりそうになったその瞬間・・・

「プッ」
師匠が放屁した。

次の瞬間、弟子はその場に崩れ落ちた。
「まっ、参りました!」
「かかかかかかかっ、喝!」と師匠。
「さすが師匠。ワタクシはまだまだです。これからもあなたについて行きます!」

「うむ、そだな(笑)」
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勝手にしてなさい!>武闘派ゲームの師弟関係(例として)。
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