February 9, 2010
近視眼的な戦術じゃダメじゃん
手術、緊急入院2件など、ER状態でてんやわんやの午後。素晴らしいスタッフの頑張りで難なく乗り切る。医療のプロ集団としてのレベルの高さは、自画自賛できると思うな。いんちょとしては感謝してます、本当に。その活躍の「場」を作るのが僕の仕事なのだ、と再認識した午後。夜は理事会。早いものでもう理事として5年やっているんだね。走っている電車の中ではその動きはなかなか体感できないけれど、振り返って俯瞰してみると、少しずつだけれど時代とともに医師会も変わりつつあるのかな?と。理事会の後にある「医☆政☆連☆」のディスカッションは(絶望的に>笑)変化ないけど。でもね、民主党にも問題があると思う。一般的に自民党の牙城だと思われている医師会には全然近寄ってこないもの。その辺の現場の空気を読んで欲しいのに。もちろん民主党系の医系議員連盟はあるけれど、あの人たちは初めから自民シンパの現執行部と話し合う気持ちはないみたいだし。戦術はあっても戦略のない民主党。ちなみに、アメリカ医師会(AMA)の場合、基本的にはばりばりの共和党支持であっても、民主党にもバランスを取ってかなりの協力をしている。政権交代すればその比率を柔軟に変化させロビー活動をする。そのくらいの器量の大きさがないとダメなんじゃないかと思う。まあ、傍観者の無責任な意見かもしれないけどね。