助けあいジャパン

February 5, 2010

徐福伝説

ふと思い立ち「仙人」についてリサーチ中。以前から書きたいと思っているストーリーのプロットがあって、そのイメージが「仙人」。調べて行けば調べて行くほど奥が深い。今日のリサーチで興味深かったのは、日本各地に伝わる「徐福伝説」。寡聞にして知らなかった。学校で学んだ日本史で出てきた記憶は全然ないし。で、伝説上の徐福さん、霊的な修験者ともいえるし、結構俗っぽい山師みたいな感じもする。いやー、面白い。

で、厳しい修行して真理を究めた人である(ハズの)仙人なんだけれど、伝説で残っている仙人のエピソードっていうのが、どれもわりと「人間臭い」っていうか「俗っぽい」エピソード満載。青森から鹿児島まで各地に伝わる徐福伝説なんてその最たるもの。そして、土地の人たちがそれなりに勝手に解釈して色んな伝説を作り上げている。この昔の人の「適当さ」みたいなものも、好きだな。

過酷な修行の果てに仙力を得て空を飛んでいたのに、若い女性の美脚(ふくらはぎ)に見惚れて神通力を失い墜落してしまい、さらにその女性とシテしまう(注:一応文献上では妻とした、と記載しているけど)久米仙人(くめのせんにん)なんて、実に俗っぽくて愛すべき人柄だし(爆)。

ヨーロッパの隠者とか、インドのヨガの達人とか、イスラムの賢者とかも、たぶん調べ始めたらすごく面白いんだろうな。
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