February 29, 2008

身体の声を聴く

一流のアスリート達の言葉には、「自分の身体の声に耳を傾ける」という意味のことを言っていることが、しばしばある。たぶん、そうだろうなって思う。身体を極限までに鍛えて、最高のパーフォーマンスを得るためには、自分の身体の「声」を聴く必要があるんだろう。

換言すれば、自分の「身体の声」が聴こえるかどうかがアスリートにとってとても大切な条件とも言える。

痛み?
軋み?
揺らぎ?

心地良さ?
余裕?

身体の限界を感じること?

いろんな感覚があるんだと思う。

今夜泳いでいて、なんとなくその片鱗を感じた気がした。

おじさんだって、ちょっとはわかるさ(笑)

February 28, 2008

bissextile year

ことしは「うるう年」なんだな。英語ではbissextile yearという。ずーーと「びす・せっくすたいる」だと思っていたんだけど、英辞郎で調べたら、「びす・いくしたいる」が正しいようだ。

だよな(爆) 使わなくてよかった

Simpatica&時代屋

昨夜は、友人の婦人科医とそのクリニックのスタッフの女性陣(みんな若くて美人だ)と、梶ヶ谷で開業しているもうひとりの内科医とプライベートで食事&飲み会。二人の友人とは医療系SNSで知り合ったのだが、妙に気が合うというか仕事のスタンスが近いものあるのか、会話が盛り上がる。話していると、(彼らがどう思ったかはわからないけど)僕としてはタメ歳くらいの感覚。が、しかしっ、彼らは今はまだ40台前なんだよね。一回り年下。医学部の卒業年度は1994年と95年だもんな。僕が今の職場で責任者として仕事を始めたのが1997年だから、うううむ、まさに今の彼らの年代なんだ。ちょっと感無量。

プライベートでは歳は全く関係ないけど(笑)。

ところで、女性陣から僕の声を絶賛された。なはは。是非ライブにいきたいですぅ・・・なんて言われても、歌は全然うまくないんだけどさ(爆)。以前から話し声はたまに「いい声ですねぇ・・・」と言われることがある。自分の声って自分ではわからないもので、録音で聞く自分の声を聞いても全然イイとは思えないので、実に不思議なんだけど、いつも。昨夜はその話題でひとしきり盛り上がった。ま、でも貶されるよりはいいかもな(笑)。

Simpaticaのスペイン料理。各種のタパスの小皿料理とか自家製の生ハム、熱々のアヒージョ(海老、マッシュルーム、ムッセルを夫々)をガーリックトーストを食べながら楽しむ。スパークリングワインから始まり、ビール、サングリアと進み、さらにワインへ。カジュアルだけど、おいしい。ここんちは大人数でわいわいと食べたり飲んだりするほうが楽しいね。女性陣が帰ってから、3人で時代屋に流れ、モレンジーを飲んでからパスタで〆て23時ころ解散。結構酔っぱらって帰宅してシャワーを浴びてから、前のめりに即爆睡。

February 26, 2008

突然のメール機能不全

土曜朝までさくさく動いていたPC.その午後仕事場でメールのチェックをしようとしたら途中で止まってしまいヘンだなぁ・・・くらいで帰宅。その夜自宅のPCでメールをチェックしようとしたら、29件目のメールで何回やっても「シマンティック・フレ-ム・ワークの作業途中で不具合があって・・・」のアラートとともに止まってしまうではないか! むむむ。まあ、初めは冷静。よくあることだ。

ノートンをオフにしたり、Live Updateを再起動したり・・・結局その夜は断念。週末もいろいろと試すが結論から言えばすべて効果なし。サイトは閲覧できるのでPCのハードの問題ではないし。シマンチックのサイトを見るとこの2月に更新したFQAの中に解決策が提示されているものの、その方法では復旧できず途方にくれる。

結局、今日は意を決して、(壊れてもそんなにダメージのない)仕事場のLANにつないでいる自分の自前PCでバックアップしてから、OutlookとNorton Internet Security2008のアンインストールと再インストールしたら・・・。初めはダメ、数回再起動を繰り返したら・・・何故か復旧した(^_^;)

電話ほど緊急性はないけど、手紙ほど悠長に待っていられない用件とかいろいろあるわけだけど、週末の連絡ができないっ!これには困った。メールがいかに自分の日常生活のコミュニケーションで重要なのかを、かえって認識してしまった。

新しいマシンは絶対Macに戻そう!と思った。1985年にアメリカから帰って、ニュージーランドで生活するまではMacだったわけで、帰国してから今の仕事場になってからむりやりWinにしたんだ。今の僕のサブPCもMacでその快適性は体験済みで、娘達はMacだし、今更デザインのダサいVistaにする気はないしな(笑)。僕の日和見主義と先見の明のなさてことななんだろうね。

やれやれ。今回は勉強になりましたっ。
ご心配頂いてメールを頂いた皆さん、ありがとうございました。

February 24, 2008

原稿書き&確定申告

いつものように6時過ぎに起床。今日は特に出かける予定のない休日で、目覚めるまでゆっくり眠っているつもりだったんだけど、朝鼻つまりでティッシュを探してうろうろしているうちに目が覚めてしまった(笑)。花粉症の季節到来だな。

いつものようにPCに向かってメールのチェックをしようと思ったら、シマンティック・フレーム・ワークが「不具合のため作業途中で中止」というアラート。そういえば昨日の午後仕事場のPCでも同じアラーとが出てからメールソフトがうまく動かなくなったんだわ。いろいろ試すがメールの読み込みがあるところまで来ると全く同じアラーとが出て止まってしまう。ノートンの不具合?あるいはウィルス?PCそのものは問題なさそうでインターネットは閲覧できるんだけど。諦めて、締め切り間際の原稿の仕上げと校正をすることにする。

やれやれ

昼過ぎから、確定申告の書類作成。ネットで出来るようになってずいぶん楽になった。源泉徴収表やら保険の書類、医療控除のための領収書の整理などなど。昨年1年間、いろいろあったんだなって、妙に感慨にふけったりして、時間ばかりかかってしまった。無事終了。ふふふ、今年も結構な額の還付がある。うっうれしい(^_^) つーか、税金(源泉)払いすぎなんだよね。

3時からジムへ行き休日バージョン&サウナ。帰路買い物。今日の夕食は、トリガラ&干しえびの出汁で「ザーサイ&トマト&レタス鍋」。

月島もんじゃ

今夜は、最近早寝の僕としては夜更かししてます(タイムスタンプ参照)。

今夜は友人とやっている会社の仕事関係の打ち合わせで月島へ。月島の高層マンションに住んでいる友人のマンションのミーティングルームで打ち合わせ。最上階のミーティングルームの夜景にはびっくりした。あんな夜景を毎日見てるの!でも、高所恐怖症の傾向のある僕は住めないな(笑)。打ち合わせを済ませてから、友人お勧めのお店へ。表道じゃなくてすごく狭い裏道に入った、その店の別館(なのかな?)。

それにしても月島という場所は、もんじゃ屋さんばっかり。これもびっくりした。もともともんじゃ焼きというものは、駄菓子屋さんの片隅でやっていたおいしくもなんともない「おやつ」だったんだけど、いつの間にか料理になっちゃった。月島がその聖地になったのは、だれかが仕掛けたんだろうね。木枯らし吹きすさぶ週末の夜でも、若いにいちゃん&ねえちゃん達がいっぱい入ってた。ま、もんじゃ焼きそのものは、そんなにうまい「もんじゃ」なくて、だから「もんじゃ」なんだろうけどね(笑)。でも、鉄板を囲んでわいわいと親密な関係を作るにはいいかもしれない。

その後は、ちょっとおしゃれな今風のバー「サンクチュアリ」へ移動してディスカッションをした。僕らの会社は基本的に医療系のコンサルするのがメインなんだけど、ビジネスっていう観点から色んな可能性を考えるのは、本当に面白いんだな。今日の話はいろんな意味でインスパイアされた。

いい感じ&ほろ酔い気分で帰宅。それにしても今夜の木枯らしは本ちゃんで、さぶっ。

February 22, 2008

傷だらけのロックンローラー

総合診療科という医療よろず相談をしている僕の外来。1年前から相談に乗っているロックン・ローラーがいる。日本のハードロックの草分けで(実はあまり知らなかったんだけど)、25年以上プロとして活躍してその世界では超有名人。ヒット曲はカラオケでも有名な人気曲を書いている。でも、ロックンローラーを演じ続けるのはかなり大変な事なのだよね。

大学の文学部哲学科を出ていてインテりジェンスもあるし、刺青ばりばりでちょっとコワめの見ためとは違って、すごく礼儀正しいし、素の彼は本当に繊細かつナイーヴなガラス細工のような人。Youtubeで彼のステージを拝見すると、ちょっと僕の会っている普段の彼とは別人のようでびっくりする。爆発するパワーと筋金入りのロック魂を見せつけられた感じ。両極端なんだな。

でも、だからこそ辛いんだろう。アルコールに溺れてぎりぎりの処でバランスを取っている。痛々しいくらいだ。今日は久しぶり(半年ぶり)に僕の外来に来てくれた。元モデルの奥さんと1歳のかわいい赤ちゃんと共に。止めたはずのアルコール漬けを、いろいろなストレスを抱えて、また始めてしまったみたいだ。摂食障害もある。診察をして、じっくり話を聞いた。僕もミュージシャンの端くれだから、彼の苦しさは理解できる。

大丈夫、立ち直れるよ。自分から病院に来てくれる気持ちになったことは大きな進歩なんだから。一緒に考えていこう!、じっくりと。

February 21, 2008

締め切り原稿

昨日の午後は、看護学校で講義2コマ(ダブルヘッダー)。90分X2コマを、途中15分間の休憩を挟んでしゃべくりまくる(笑)。わりと講義とかプレゼンとかは得意な方ではあるけど、聴いている学生達を飽きさせず、寝かさないで(笑)、興味を持たせるかはテクニックが必要なんだよね。ぐったり疲れて帰宅。本当はジムに寄り泳ぎたかったんだけど、サッカー全日本の試合(対中国)がアウェー(重慶)であったので直帰することにする。

ビールをぐびぐび飲みつつ試合を観戦。試合は1:0で日本が勝ったけど、それにしてもひでーぞ>中国の選手(怒)。ラフプレイ続出。観客のマナーの悪さは予想していたけど(あんなもんだろ)北朝鮮の審判もアウェー丸出しで最悪。ありゃFIFA審判除名だな。日本のプレイもよく我慢していたとはいえイマイチで観戦しながら逆に腹が立って来た。やっぱり泳ぎにいった方がよかったかも、なんてね(わがままなもんだ)。9時からBSで「24 シーズン5」を観て口直し。24はハマるのが怖くて、あえてかみさんとDVDを一気借りするのは「まだ止めておこう」としていたんだけど、やっぱ面白いわ。僕ら夫婦は結構レンタルビデオDVDのテレビシリーズにハマる方で、古くはTwin PeaksやERなどのドラマシリーズにハマってしまい、週末は朝までエンドレスで見続ける、、、なんてやっちゃうもんだから(爆)。ま、世の中のほとぼりも冷め始めたし、近々一気借りするかな>24

わりと律儀な性格で、今までに締め切りのある原稿や依頼に遅れた事はない。遅れない事は遅れないのだが、締め切り直前になってバタバタと集中することで乗り切るような、泥縄的な仕上げ方をするハメになる。毎回反省するのだけどねえ。今回はある原稿の締め切りが、そろそろ、そろーりそろーりと近づいて来た。いや、ちがうな、締め切りに自分が近づいているんだ(笑)。滝のほうへ向かう川をふらふらと流れながら、進んでいってる感じ。おおっ、滝が見えて来た!そろそろ準備しなくちゃ!みたいな(爆)

でも、今回は書き慣れない種類の文章なので、書き出しが決まらないんだよな、などとボヤキつつ、関係ないこのブログの文章へ逃避している僕@研究日午後 なのでした。

February 20, 2008

離陸?待機?どっちよ??

昨日この記事を読んでから、ノドに小骨が刺さったように気になっていたのだ・
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管制指示復唱せず 無許可滑走 機長「テークオフ」誤解
2月18日8時1分配信 産経新聞

 新千歳空港で、日本航空の羽田行き502便が管制官の離陸許可を受けずに滑走したトラブルで、機長が日航のマニュアルに従わず、管制官の指示を復唱していなかったことが分かった。復唱していればトラブルを回避できた可能性がある。管制官が通常では使わないタイミングで「テークオフ」という言葉を使用したため、操縦士が離陸許可と勘違いした疑いも・・・後略
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ボイスレコーダーによると、管制官は、"Expect Immediately take off"と言ったらしい。これってすごくヘンな英語だ。もろに日本語英語。Immediately-take-off というのが、かの業界では「すぐ離陸する」という慣用表現とすると(絶対にヘンだけど)、それをexpectするっていうことなんだろうけど。「即刻離陸」というタームを、あえてそれを英語でいうなら、Immediate-take-offだろうな。Promptとか使うかもな。でも、仮に文法的に正しく"Expect to take off, immediately"と言ったとしても、すぐ飛んでいいのか、もうすぐ飛べるのかが、逆に判然としない。Expectを使っちゃうとね。さらにさらに混乱するんだよな。やれやれ(笑)

会議・会議

年度末に向けて行政関連の会議が続く。予算の関係でどうしてもこの時期に多くなってしまうのは仕方ないのかも知れないけど。ルーティンの仕事も忙しい時期のなので結構大変。昨夜の会議は新型インフルエンザの危機管理関係で9時まで。内容的に盛りだくさんで、問題山積&時間切れのため各自宿題を抱えて解散。

帰路、久しぶりに「時代屋」へ。キルケニーで喉を潤しボンゴレ・ビアンコのパスタを作ってもらい、ブードルズでジントニック、モレンジーのシングルで〆。2ヶ月ぶりに行ったが、気持ちよく迎えてもらい、何も言わないのにさりげなくイーグルスを初めとした80年代の音楽をかけてくれたりして、気を遣わせちゃったかな(笑)。

帰宅したら、先日ネットで頼んでおいたル・クルーゼのお手入れセットが届いていた。長年使っている my鍋(笑)なんだけど、先日不注意から焦がしてしまったのだ。ほろ酔い気分で、かみさん&娘達に呆れられながら、早速お手入れ。このお手入れセットすごいわ。今までいろいろとやってとることができなかった焦げがあっさりととれて感激。気分的にもすっきりして就寝。僕って「磨き系フェチ」なのかも。はは。

February 18, 2008

名刺

夕方から渋谷医師会で会議をしていたら、おフクロから携帯に連絡。7時過ぎたのに午後の散歩に出たオヤジがまだ帰宅しないとのこと。いつもは暗くなる5時前までに帰宅するので、心配して連絡してきたとのこと。幸い身体的にはそこそこ元気なので、一人でどこにでも行ってしまえるオヤジだが、最近まだらボケがあって実は心配していたところだったのだ。とはいっても、待つしか仕方ないので会議に出ていたら、8時過ぎに帰宅したとのこと。早速電話して本人と話す。

「すまんな、心配かけたみたいで」と、オヤジ。
「うん、まあ、無事で何よりだけど、何をしてたの?」
「ああ、実は名刺を頼んでいて・・・」
「は?名刺? 今のオヤジに必要ないだろう?どうして名刺なんか・・・」
「いや、大学の同期会とか会社のOB会とか、まあ、必要な時があるんだ」
「・・・・」
「日本橋の知り合いの印刷屋に頼んだんだが、場所が変わっていて迷ってしまったんだ」
「・・・わかった・・・」


現役時代、バリバリの猛烈サラリーマン(今は死語だけど)だった彼にとって、名刺というのは特別な思い入れのあるものなんだろう。人と会う時に自己紹介しつつ、何千、何万回渡したはずだ。でも、すべての肩書きから引退した今の彼にとって、名刺に書くべき肩書きはすべて「元」のつくものばかりで、自分の名前と現住所くらいしか書くことはないはずなんだけど、いったいどんな名刺を作ったんだろう。ケアハウスに入っている彼にとって名刺を出す場所なんてそんなにないのに。でも、彼にとって「社会と結びついている」ことを確認するための大切な道具だ思っているとしたら・・・、愕然として、その後に涙が出てきた。

今はPCで簡単に自宅で名刺を作れる時代だというのに、それも知らず、自分が支店長をしていたことのある日本橋のたぶん知り合いの印刷屋さんにわざわざ名刺作りを頼んだっていうのが、さらに、その店がわからず道に迷ってしまったというのが・・・哀しい。

春のささやかな足音

スカッと晴れた日曜日。6時すぎにアラームなしで起床。午前中は本を読んだりテラスの手入れなど。写真は放りっぱなしにしていた鉢植え。僕はこういう「そのままの状態」の鉢植えが大好き。去年の11月に植えたチューリップと水仙の球根からも芽が出て、毎日少しずつ少しずつ花開く日に向けて伸びている。春のささやかな足音が聴こえる。

11時に「永坂更科」で軽めにお蕎麦をすすってから(予定ではDEXEE DINERだったけど<笑)買い物(おみやげの塩豆)をして、ジムで20本プラスアルファ&サウナ。3時ちょい前に「さくら」到着。今日は「さくらイタリアン・パーティ」。さくちゃん人脈で、さくらでイタリアンの柏木さんの作る料理とプロのバーテンダーさんである羽角さんのカクテル三昧という趣向。おまけにプロの落語家(林家たけ平さん)まで参加して、非常に贅沢な時間を過ごさせてもらったね。ふつうねーぞ、こんなコラボは(爆)。牛頬肉のシチュー、タコの野菜一杯パスタ、鯛の料理も美味しかった。カクテルはどれも素晴しかったけど、僕はイチゴのカクテルが一番気に入った。ああ、マティーニも素晴しかったね。羽角さんの愛娘・あいちゃん(4歳)も最高に可愛かった。いつものHPB状態になったあたりから記憶が曖昧で、午前中泳いだ影響もあって、途中1時間位(もっとか?)寝てしまった。11時過ぎに帰宅。期待していた以上の素晴しさ、気持ちいい休日でした。サンキュっす>さくちゃん。今度、新宿UGOと銀座バー・キューにも行こうね。

February 16, 2008

集中・弛緩・酩酊・計画

忙しい土曜日。午前中は11時頃まで自分のオフィスに戻る暇なし。2時からの世田谷区民講座のスライドは未完成だし講演の内容も確認してない。いつもの泥縄(笑)状態。30分間意識を集中してスライドを修正しつつ2回シミュレーション。OK、こんなもんでしょ、ということで世田谷区玉川区民センターに向かう。

楽屋で打ち合わせをしつつ、お弁当の「浪漫館横浜」のかつサンドを2ケース。ここのは美味しい。熊本区長に挨拶したり他の出演者と話しているうちに、自分の出番。わりとあっさり・すんなり終了。聴衆の反応もまずまずで、ほっとする。楽屋に戻り一息ついてから、後半はパネルディスカッションに参加。これも無事終了。やれやれ皆さんご苦労様でした。

帰路、週末のお約束のジムへ。今日は10本(500m)&サウナでまったりする。昂ぶった神経が緩んでゆくのを感じる時間。

夕食はビールを飲みながら、今月のNHKの「きょうの料理」にあった「豚肉とクレソンの胡椒鍋」の準備。昆布だし&鶏がらベースに、豚のばら肉&クレソンの塩コショウ味の鍋。日本酒を多めに入れた。クレソンの苦味が少しは出るのかな?と思ったら、全然なくて、爽やかな味なのでびっくり。豚肉との相性もばっちりで驚く。へーー、こんな鍋もあるんだね。鍋後半は、長ネギ、エリンギ&生しいたけ、レタス、水菜をたっぷり入れて、今流行りの「野菜鍋」とする。〆は永楽の中華太麺。準備の段階からビールを飲んでいたので、鍋終了時には結構酩酊状態だった(爆)

さあて、明日は「さくらイタリアン・パーティ」。ぐふふ、たのしみだね。

が、しかし、集合が午後2時・・・微妙な時間だなぁ・・・
昼食には遅すぎるし、この時間から食べたら夕食に影響するもんな(笑)。
で、酩酊状態で明日の計画。

6時起床(真冬とはいえ、最近めっきり夜明けが早くなってきた)。朝のルーティンの後は野菜ジュースのみとして、10時ころからDexee Dinerで本を読みながらブランチ&読書。11時くらいにジムに向かって、しっかり1時間泳いでカロリー消費して、そこそこ空腹状態で「さくら」に向かいます。

あくまでも「計画&予定」なんだけど(爆)

February 15, 2008

51歳バースデイ

なのだ、今日は。お祝いのメールを頂いた皆さん、ありがとうございました。ま、この歳になると誕生日そのものは粛々淡々と過ぎるもので、特別な感慨はないんだけど、ま、でも、家族&支えてもらっている人達に、素直に感謝してます、ほんと。

以前からいろんな所でしゃべったり書いたりしているけど、僕は「人生は冬に始まり秋に終わる」と考えている。生まれて20歳までは極寒&暗く辛く、親の庇護のもとで鍛えられエネルギー育む冬の時代、21歳から40歳までは春の時代、文字通り春を知り、社会に出て自分と社会との距離感を感じながら、人生のパートナーである異性と出会い、自分の家庭を持ち子育てをする時期。そして41歳から60歳は「夏」。それまでに積み上げてきたものを一気に開花させ社会への貢献をする時期。まさに51歳というのは、その真夏、真っ盛りなんだ。来るべき豊潤収穫の秋に向けて、今何をしなければならないのか?を見直し修正し道筋を確認する・・・時期だと思う。

でもさ、やっぱり、まだまだ未熟モンです>自分

Thanks one & ALL!

February 14, 2008

ニュージーランドの夏

今日の午後は研究日。新宿で万世のダブル排骨ラーメン大盛りをガッツりと食べ(嗚呼、食べ過ぎなんだけど長年の習慣でコレを頼んでしまう僕って・・・)京王線で明大前へ向かう途中、ふとしたことからニュージーランドの夏を思い出した。

アメリカから帰国して日本で5年過ごし、ひょんなことからニュージーランドで医者をやることになり一家で移り住んだのは12月。むこうでは晩春から初夏にむかう、本当に美しい季節だった。慣れないKiwi英語に四苦八苦しつつ徐々に生活が落ち着いた頃、ボスが「まーく、僕が君が来る前に、君の夏休みを1月に取ったおいたから2週間休みなさい」と言った。学校&幼稚園に行っていた子供たちも「夏休み」ということで、北島を一周するドライブ旅行に出た。

詳細については、当時ニフティのフォーラムに連載していた「ウェリントン通信」という拙著に書いたんだけど、一家5人のドタバタ旅行は本当に面白いエピソード満載だった。自然の素晴しさはもちろんなんだけど、そこに住む人達が素朴で本当にやさしいんだよね。

ニュージーランドに旅行するなら、絶対に1月ー2月です。何故かは、改めて書きます(笑)。

February 12, 2008

今日の爆笑ネタ

糸井重里の「言いまつがい(言い間違い)」は、いろんな勘違いや言い間違いの爆笑ネタを集めたもので、最高に笑える一冊なんだけど、以下は今日の職場での出来事(実話です)。
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連休明けの大忙しの病棟ナースステーションにて

病棟クラークのOさんが、僕の隣で仕事をしていた同僚の医師に向かって言った。

「先生、ナースのKさんがぁ、{チクビ}を痛めたらしいんですけど・・・、
カルテを外来に回しておきましたので、後で診察をお願いしまーす!」

「いいよぉ・・・後でね」と、のんびり返答する同僚医師。

その会話を隣で聞いていた僕は、びっくり仰天!!

「んん??んんんん??Oさん、今、何て言った?Kさんに何が起こったって?」

若くて、すらりとしたスタイルのいい美人ナース(独身)であるKさんが、
「どんな状況」(?)で「ソンナトコロ」(??)を「痛めた」(!!)のか?

しかも「職場」で!?

もう僕の頭の中はクエスチョンマークの渦状態!

「えっ?」と会話をしていた二人がきょとんとした目で僕を見つめる。

「Kさんが、足首を痛めたんですけど・・・」

「・・・・、あ、足首・・・・今僕、チクビをイタメタって聞いちゃったもんだから」
と全然フォローになってない僕。次の瞬間、3人で大爆笑!!!

急いで言ってみると解ってもらえるんだけど、「Kさんが足首を痛めた」って、そう聞こえなくもない・・・。んなコトないか、冷静に判断すれば(爆)本当、オヤジギャグのつもりじゃなくて「聞きまちがい」だったんだからさぁ。その後ひとしきり病棟は爆笑の嵐。

Kさん本人からは、「・・・ったく、院長は何を考えているんですか(笑)!」って呆れられたけど。
だーかーらー、本当聞き間違いだって、ごめんなさい、反省してます。

ちゃんちゃん

February 11, 2008

休日バージョン

じょうじ君とさすがに昨日は食べすぎて夕食は軽めにして寝たからか、朝起床時から空腹感。頑強な胃腸に感謝(笑)。試験勉強でリビングルームで徹夜していた長女と、野菜ジュース、ベーコンエッグ&ご飯、フルーツの朝食をがっつりと食べる。僕も医学生の頃は、なぜかリビングの机のほうが勉強が捗って、試験中はリビングで連日徹夜するパターンだった。

医療系の大学は学年が上がるにしたがって、試験に追われるようになるんだ。僕にも経験があるので彼女の大変さはよくわかる。試験前にどれだけ効率的に頭に叩き込むかっていうことなんだけど、これにはちょっとしたコツがある。プライオリティを選択する要領のよさと、限られた時間でいかに集中するかなんだよね。彼女の場合、本当に辛いのはこれからで、国家試験のある来春まではこの試練が続く。自分を信じて精進しなさいねっ。あとは体力維持が大切だよね。僕のクラスでも体調を崩した同級生は何人もいるから。そのくらい過酷な試験地獄。

かみさんはジムのイベントに、次女はスキーへ出発、三女は予備校&図書館へ。僕は休日バージョン。午前中はPCで作業をしたりテレビを観たりして、うだうだ。昼前に床屋さんに行って、がっつり「刈って」もらい(爆)、黒龍で蟹レタス炒飯の昼ごはんの後、最近のお気に入りのDEXEE DINERでお茶しながら読書。この店は最近流行りのRead & dineというコンセプトのリビングルーム系(って僕は呼んでいるんだけど)のお店。座り心地のいい椅子で、長居が出来る。読んだのは斉藤美奈子「文学的商品学」文春文庫。文庫版は友人のさとなお君があとがき(書評)を書いている。まず彼の書評から読んだけど、広告のプロとしての分析と彼特有の文章の流れが心地よかったです。それにしても斉藤美奈子の批評っていうのは鋭いなぁ。へぇ、こういう視点があったのか!とページを繰るごとに驚きがある。彼女のツッコミの鋭さは、冷静で論理的なんだよね。対象を読み込む集中力っていうのは尋常ならざるものがある。斉藤美奈子恐るべし(笑)。彼女だけは敵に回したくないって感じ、でも彼女に批評してもらうことなんかないか(笑)。同い年だし、一度は会ってお話してみたいもんだ。きっとおもろいオバサンなんだろうな。同時代的な価値観を持っているのかも。

読書を中断して3時すぎからジムでひと泳ぎ。今日は休日バージョンでしっかりと20本泳ぐ。昨日の食べすぎ分を消費しなくちゃね。帰宅してからはCATVでフランスのサッカー中継(パリ・サンジェルマン対ル・マン:松井大輔がプレーしている)を観ながら、夕食作り。今夜はチキン&野菜をたっぷりで、ことこと煮たスープカレー。出来合いのルーを使わず、昨年の夏休みに札幌で食べたスープカレーを思い出しつつ、料理する。帰ってきたかみさん&娘達にも好評だった。

夜、PCにじょうじ君からメール。昨年むつらぼしさんのブログにあったアイテム(原詩)から作った「夏の終わりに」という歌詞に新しい曲がついたとのこと。僕自身、昨年来歌詞は書き散らかしているんだけど、まとまったものはできていなくて、ハックルとしての新曲は久しぶり。爽やか系の歌いやすい曲だった。ちょっとだけ歌詞を修正する必要があると思うけど、原詩を書いたむつらぼしさんに、喜んでもらえるといいね。

February 10, 2008

食べすぎ&テクテク歩く@冬の休日


前のアイテムに書いたように、朝からPCのメインテナンスで忙殺されたけど、何とか復旧してほっと一息。11時からジムに行き軽めに10本(500m)&サウナ。お約束の休日パターン。

1時に神保町にじょうじ君と待ち合わせ。いつもの待ち合わせ場所で、ふと以前「さとなお&伊藤のうまいもの対談」で伊藤さんが紹介していた四川料理のお店のことを思い出した。適度の運動でそこそこ空腹だったんだよね。そこにじょうじ君が登場し、行き先決定。早速裏道にあるお店探し。今はなくなってしまった伝説の支那そば屋「ピカ一」の辺りだよ、ということで、ドンぴしゃり発見。ああ、懐かしいね、食べたいね>ピカ一のラーメン。

神保町が僕らのホームグラウンドなのに全然知りませんでした。外見はごくふつうの中華料理のお店。

今回の内容はハックルのブログに書いたので省略。ランチであのレベルと値段なら大満足!特に「牛肉の水煮」をご飯にかけて、二人で物も言わずわっしわっしと食べる快感は、病み付きになりそう(爆)。ビール中ジョッキ2杯&紹興酒、ご飯大盛りそれぞれ一杯半、さらに坦坦麺も追加注文して、ふたりでがっつり食べた。さすがに超満腹状態。

川菜館、たいしたモンです。僕らのお気に入り店のリストの上位にランキングすることに決定した。

その後はいつもの楽器屋さんめぐりをしてから、去年の暮れにライブをやった「ムームーダイナー」で100%コナ・コーヒーを飲む。いつもは、当然のことのように、さらに飲むんだけど、今日はさすがに満腹で酒を入れるスペースがない位(爆)。いやー、食べたね(歳を考えなさいっ!)。

4時に解散。お互い腹ごなしをすることになり、じょうじ君は水道橋方面に歩いて、僕は九段下方面に歩いて帰ることになった。九段下まで歩いたら、もっと歩きたくなり九段上から千鳥が淵を経由して半蔵門、麹町を越えて永田町まで歩いてしまった。冬の夕暮れ時に、何も考えずにただただテクテク歩き続けるっていうのは、いいもんだな。すごく気持ちよくって、実はもっと歩いて渋谷くらいまで行っちゃおうかな・・・とも思っていたけど、さすがに日が落ちたら急激に気温が下がってしまったので、今日は断念。次回に期待。

夕食は娘のリクエストで「豚ねぎ炒め」という、知り合いの中華の賄い料理で教えてもらったレシピの料理を作る。これもシンプルなんだけどおいしいんだよね。でも、今夜はいつもの半分以下のボリュームにしておいた(爆)。今日は食べすぎ(爆・爆)。

PC復調、やれやれ

昨夜は全然問題なくサクサクと動いていた自宅のPC。今朝起きたらOffになってた。家族共有なので、誰かがシャットダウンしちゃったのかなぁと思いつつ電源を入れるが起動できない。

むむむ?そういえば最近USBの電源供給過剰のアラートが出ていてリセットを繰り返していたんだけど、ソレと関係あるのかな。いづれにしろBIOSで立ち上げようとしても動かない。娘達がダウンロードする大量の音源や画像で内蔵HDが悲鳴を上げていたし、HDがクラッシュしてたとしたら大問題だぁ。やば。

で、右往左往試行錯誤の末、最後はすべての接続を解除して、リカバリーディスクを使って起動することが出来た。その後はHDの整理とデフラグ作業。朝6時過ぎから3時間近くかかってしまった。家のこのPCもそろそろ交換の時期かもな。大クラッシュする前に買わねば。このマシンにして3年くらいだけど、だんだん交換の期間が短くなる。やれやれ

February 9, 2008

先の見えないトンネルの中で

昨日も人生相談。ううむ、このところ僕の周りで悩んでいる人多いな。そのほとんどすべてが子供関連。
そういう時代なんだろうな。
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一番辛いのは
先の見えない
真っ暗なトンネルの中で

一所懸命
走っているのに
こんなに懸命に
もがいているのに

出口に向かっているのか?
入り口に戻っているのか?
わからない不安感が
心を押しつぶしてしまう事なんだ
優柔不断が許されたとしても
今の時代なら
それなりの明日の糧は 得られるだろう
それは そんなに
難しいことじゃない
 
Hard time, you've faced
for (your) Significant time,you've been reading,

でもね

遠い未来の幸せに
寄り添う 響きは
もしかしたら「救い」?

何も見えない世界と何も聞こえない絶望で
動けなくなって震えているのなら
ぼんやりと見えてくる光を感じるまで
歩き続けること

go ahead a right direction

先(結果)が
感じられない
不安感が心を
押しつぶしてしまう事があるんだ

それが見えないことが
悩みの本質かも知れないのに

その時が来るまで
立ち止まらずに
歩き続けること

ジムで泳いで
外に出たら
雪が降り始めていた

火照った身体の芯から
汗が出るくらい熱いのに
外気は
予想通り

十分冷たく
十分凍り付いていて
気持ちいい

雪かぁ・・・

今年は久しぶりに
冬らしい冬だ

こんな日には
雪の日の記憶を
手繰ってみる

その1
その2・・・
vol 1
Phase 2
Scene 3
・・・
stage 8

4-5-6-7 の場面に
大笑いしつつ
涙を流した

必要にして十分寒い

こんな日には
雪の日の記憶を
手繰ってみる

今年は久しぶりに
冬らしい冬だ

February 7, 2008

ある研究日

木曜日は「研究日」。日本の医者業界の慣習で、勤務医の雇用形態は常勤4.5日のことが多く、週1日の「研究日」というフリーに使える日があることが多い。「研究日」の語源は、臨床と離れて大学や研究所で研究をするため日、なんだけど、若い頃は安月給のため(たぶん業界以外の人には想像の出来ないくらいの安月給なんだ)、その日の外勤や当直のアルバイトをして稼ぐわけだ。これは厳密に言えば日本だけのシステムじゃなくて、アメリカではMoon Lighting Jobなんて呼んでいるアルバイトも一般的なんだけど。

まあ、いろいろと問題というか議論のあるところなんだけど、僕くらいの年齢とキャリアになると、この研究日というのは、フレキシブルに使える一日として、それなりに意義のある日になるわけだ。週末とは違って、この研究日をいかに使うかということが、すごく大切になる。開業して自分のクリニックをやっているドクターは、水曜とか木曜を休診にして、従業員のための休日を確保するだけでなく、自分のためにリフレッシュする休日として使うことも多い。

僕の場合には半日は自分の病院に出てサブルーティンの仕事をして、午後は自分の自由に使える時間を確保するようにしてから、夕方は友人のクリニックを手伝うことにしている。でも、その週半日の研究日午後が忙しいんだな、実は(笑)。

おおっ、そういえば今日の午前中、元アイドルのKMさんと会った。今は人気個性派俳優のTNさんの奥さん。美しい人だな・・・と思ったけど、実ははじめ全然気付かなかった。カルテの名前を見て思い出した。ファンだったんだよね高校生当時。そういえば渋谷公会堂でハックルベリーとして同じステージに立ったこともあるんだ(笑)。CCタケダはすごいファンでたしかLPを持ってたな(爆)。

February 5, 2008

喰始「ショービジネスの作り方vol41」

直前までバタバタしていて行けるかどうかわからなかったんだけど、行ってきました{喰始「ショービジネスの作り方vol41」}@新宿プーク人形劇場。

かぜ耕士さんのFMさがみの番組に僕らがゲストで初めて出演させてもらった時に出会ったコラアゲンはいごうまん君の芸をまた観たくなっていったわけだ。テレビを初めとしたマスメディアでは使われない「ピン芸人」たちの舞台。はっきり言ってお金を取れるのは、出ている芸人の中ではコラアゲンだけ。でも、その中でピカリと光るモノを観せてくれた人達もいたと思う。かなりイタイ程度の芸人もいたけど、コラアゲンの芸だけでも大満足したな。

今夜のコラアゲン君の出し物は「出会い系サイト」。
よくわからんけど、いいネタだと思う。客はどんな話の展開になるんだろう???と期待するもんね(笑)。

結論から言えば、彼特有の大爆笑の盛り上がりもあるし、彼特有の「ホロリ」とする話もあって、僕的には大満足した。彼のひたむきな姿勢が客をひきつける。その魅力を持っているんだよね、彼は。残念なのはテレビ向きじゃないこと。彼自身それを感じているんだろうけど・・・。

もっと売れていいと思うよ、コラアゲンはいごうまん。名前がいまいちなのかもな(爆)

コラアゲン君の他に面白かったのは、「えせ姉妹」と「バンビーナ」。「シャダダ」はちょっとイタイ感じ。ま、でも、これで2300円(当日券)なら・・・・・安い。大満足。

February 4, 2008

日本語ってすごい!

今日のさとなお君のサイトを読んで、目からウロコの驚き。その中で彼は本を執筆するのにマックで縦書きのEG-Wordを使用していて、彼なりの執筆パターンが確立していた。ところが、それが今後EG-Wordの新バージョン開発は中止になるっていうことになって、それを嘆いていたのだ。

はじめは、ふーんそうだよな、モノを書く人にとっては自分のお気に入りのものがなくなるっていうのは困るんだろうなって思った。で、気がついた。高校を卒業して大学受験、医学部で受けた教育、自分で書いた論文や趣味の雑文、おおっ、毎日書くカルテもそうだな、このブログの文章だってすべて横書きなんだ。縦書きで書くのは正式な手紙くらいか。最近じゃ年賀状さえ横書きだもんな。

→あいうえお
 かきくけこ
  さしすせそ
   たちつてと
    なにぬねの

なんだね。

でも、自分で読む小説とかは、縦書き。アタリマエ。日常生活上では、比率的に半々くらいか?いやいや、読む方でも7:3くらいで横書きが多いな。日本語は基本的には右上から下に進むのが、正式なのだね。いつの間にか僕らは横書きの日本語に慣れてしまったんだ。
  なたさかあ↓
  にちしきい
  ぬつすくう
  ねてせけえ
  のとそこお


これが正しい(ブログの設定でちょっと揺れているけど<笑)

思考の流れや展開は、日本で生まれ日本語を母国語として教育を受けた日本人の僕としては、縦書き日本語のほうが、すっきりするという「当たり前の事実」に気付いた。試しに、昨年書いた「象の話(寓話プロット)」をWordで縦書きに変換したら・・・あららびっくり!!全然読んだ印象がちがうじゃない!

縦書きのほうがしっくりする。さらに、校正するのに新しい表現やら発想が出てくるじゃない。それに驚いた。

大脳生理学的にいえば、人間の脳の第2・3・4脳神経(眼の機能)は、左右の水平の動きのほうが上下の垂直の動きより圧倒的に優位になっている。ということは、文章を書くという思考プロセスの中で縦書きの日本語を書くということは、子供のころから上下移動の思考プロセスを訓練しているということなんだわ。原稿用紙を埋めるという作業は、ものすごく脳の訓練になっているワケだ。これはすごいことだ!

もうひとつの発見は、モノを書くときに横書きにすると「左上→右に進み→改行→次の行の左から右に」という風に進むのだけれど(日本語以外の多くの言語がそうだ)、脳の認識する空間は、左右の水平移動優位だから(物語とか論文とかを)構築する空間は「いつも見えているもの」の延長になってしまいがちになる。でも、縦書き日本語だと・・・初めから上下の空間があるから右上から下→また上から下→改行・・・と筆を進めるうちに、違った世界が見えてくる。したがって、横書きの小説の世界は縦書きの小説の世界とは、同じ文章だとしても全く違った印象になってしまう。ムラカミハルキの小説は、横書きで書いたんじゃないかな?そんな気がする。だから彼の小説は世界中で読まれている(たぶん)。

僕らはもっと日本語の縦書き・横書きの効用を研究して使いこなすべきなのかもしれない。

そうそう、さらに

日本語のフレキシビリティの素晴しさは、正式には縦書きだけど、横書きでも可です・・・お気に召すまま・・・という懐の深さなんだよね。漢字・ひらがな・カタカナ・英数字の混在をはじめから許容する柔軟性。すごいぞっ、えらいぞっ>日本語

この考察をもう少し続けてみよう。文章を書くプロからしてみれば、アタリマエのことで何を今更ってものなんだろうけどさ。僕的には、すごく面白いっ!

February 3, 2008

久しぶりの浅草@雪

朝から一日中雪。独特のワクワク感があるんだよね、朝起きて外に雪が降っているときの。ぬくぬくと暖かい部屋で、ゆるゆるの音楽を流しながら、小説を読んだりギターを弾いたりしていたい気分・・・。でも、根っからの貧乏性というか何かやっていないと落ち着かない性分なの(笑)僕は。

浅草のライブの楽屋への差し入れの瀬戸内海の「手作りちくわ」(これが絶品なのだ!)を買ってから、ジムへ。雪が降っているので空いているかと思いきや、プールは結構混雑していた。軽く10本泳いでサウナでスッキリしてから浅草へ向かう。

1時にじょうじ君と落ち合って、新仲見世の中華に入り生ビールをそれぞれ2杯&昼ごはん。イカのXO醤炒め&餃子。〆は激辛そば(まあまあ)。その後はいつもの横丁のおいしい居酒屋「たぬき」で、煮込み・おしんこ・厚揚げを肴に、電気ブラン&焼酎緑茶割り。雪の中を千鳥足&ほろ酔い気分で浅草公会堂へ。

イチローさんたち主催のライブイベント「大江戸ライブセッション」。物産店みたいなお店があったりして、ちょっとしたイベントだった。面白かった。そこでもビールを2缶のんで、かなりいい気分&酔っ払い状態でライブ会場に入り、座ったら1時間くらい意識がなかった(笑)。爆睡。ライブはおやじバンドの百花繚乱的な入り乱れセッションで、なかなかレベルの高いライブだった。演奏している人達が楽しんでやっているのが良かった。PAも構成もそれなりにしっかりしていて、楽しんだ。早めに帰るつもりが8時半過ぎまで居てしまった。4時間以上いたのにあっという間だった。イチローさん&ヒロコちゃんの魅力が光ったイベントだったね。林先輩のMCもなかなかのもんでした。年季だねあれは(爆)。

アレだけ飲んだのに、帰宅するときには完璧に酔いは醒めていて帰路の1時間は、最近凝っている石田衣良(いしだいら)の短編小説の世界に浸る。あまり期待しないで読み始めた作家だけど、この人の短編小説はドラマ的な展開が自然で気に入っている。