助けあいジャパン

September 5, 2011

台北旅情 Day4

今回の台北散策旅行も最終日。6時過ぎに起床し7時前からいつもの散歩に出発。気持ちのいい朝だ。今日は平日なので台北の朝の通勤通学の慌ただしい時間。交差点から一斉にバイクですっ飛んで行く老若男女たち。確かに日本と較べると「若い人口」が確実に多い印象だ。国としてもまだまだ「伸びしろ」がある気がする。中山北路を南下して市民大道を越えて台大醫院の中山南路へ。アメリカ時代に仲良くなった洪先生やロウ先生が居る筈。お元気だろうか?日本に帰国してさらにニュージーランドに引っ越しているうちに没交渉になってしまい、今回も連絡できず。この辺りは学校があるんだろう、7時過ぎですでに多くの学生さんたちが通学中。朝ご飯をコンビニや屋台で食べたりしている。日本の学生は二極化しているのに対して、「学びに対する真面目なひたむきさ」みたいなものを感じる。あくまでも見た目だけの印象だけれど。予備校や補習校の数も多いし、私学では大学進学の実績を示している学生募集の広告も多い。また、親が通学で送ってきているケースも多いみたいだ。小学校くらいの子供の手を引いて学校まで通学してくる親も多し。これも日本ではあまり見かけない。

中正紀念堂の広場を突っ切って、MRT中正紀念堂駅からホテルにもどり朝食ブッフェへ。散歩後なので美味しく頂く。部屋に戻りパッキングをしてからチェックアウト。今回のこのホテルは大正解だった。アクセスがいいことと、中山北路という場所も便利。改装したあとでアメニティも素晴らしい。さらにこじんまりとした規模もいい。次回も是非このホテルにしようと思った。

荷物を預けて龍山寺駅へ移動。お寺はそれなりの規模なのだけれど、このエリアは建物も古く、そこにいる人達の年齢層は圧倒的に高い。浮浪者や何をしているのか解らないような虚ろな目をした人たちがたくさんいるエリア。ただ、全然危険な感じがしないのは台北の台北たる所以。建物もたぶん戦後すぐ(あるいは戦前か?)のもので街並は古色蒼然としている。何を売っているのか不明(拾ってきた携帯電話とかガラクタみたいな装飾品)な路上の露天商。昨日の市政府周辺の信義エリアと同じ都市とは思えない感じ。この混然一体さが台湾なのだ。和平西路を北上しMRT西門へ。途中、屋台の「胡椒餅」を食べた。ただ、以前食べた胡椒餅とは全然違っていて、肉野菜炒めの揚げ饅頭みたいな代物だった。大失敗。ま、話のタネだけれど。


個人の町工場みたいなエリアの路地を通りつつ西門へ向かう。西門は台北の渋谷センター街みたいな場所で、たぶん休日とか夜はまったく違った顔の街になるんだろう。古い台北の繁華街の雰囲気が残っている。ちょろっと西門を散策してから台北駅に戻り、昼ご飯はこの旅行で〆の排骨麺を頂く。

一旦ホテルに戻り、預けてあった荷物をピックアップしてからタクシーで台北松山国際空港へ。市中にあり150元の距離は便利だ。桃園と較べるとあっけないくらい便利。ただ、設備的には小規模でまだまだ発展途上で、たぶんこの先もっと便利になるんだろうな。15時半のフライトは快適で一眠りしているうちに無事到着。初めて海外から到着した羽田の国際線ターミナルも素晴らしい。センスが良い建物。節電で照明を絞った感じがすごくいい。帰路のバスの中で街を眺めていたら、日本の素晴らしさというか国力の大きさというかを再確認した。

ということで今回の台湾台北紀行は、美味しいものをたくさん食べたし、台北中を歩き回ったし、いい路地裏写真を多数撮影することができたと思う。やっぱりこの国が好きだ。もう次に行くことを考えている。今回は一緒に行ったのが気心の知れた幼馴染みのじょうじ君だったし、お互い気を使わないでエンジョイできたと思う。撮影した400枚ほどの画像の整理と、今回の旅の総括は後日のお楽しみということで〆。いい夏休みを取れた事に感謝。
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