助けあいジャパン

April 27, 2011

被災地情報リテラシー

被災地情報収集中。同じ被災地といっても、いろんな復旧復興フェーズがあることは頭じゃ理解していても、実際に行く場所がどんな状態であるかを把握することは簡単なことではないと実感。3月中の記事やネット情報から察するに、僕の行く陸中は震災直後は孤立状態でかなり厳しい生活を余儀なくされたみたいだ。新聞テレビなどのマスコミに流れる情報というのは、SNSの個人からのリアルタイムに近い「草の根情報」からみれば、かなり意図的に編集された視野狭窄なものであることがよくわかる。逆に言えば、個人からの情報に関してはcredibilityはまったくわからないので、「どこまで信じるのかは、あくまでも自己責任」の世界。結局は、情報を受け取る側のリテラシーってことなんだろう。とはいえ、様々なlayerの情報を総合すると、現地は発災当初と比べればかなり復旧してきていることがわかる。

現時点でも水道電気などの最低限のライフラインが確保されているようだが、「普通の生活」にはまだほど遠い状況らしい。現地のまだ脆弱な電力事情やネット事情では情報発信したくても出来ないのだろう。じゃあ実際に自己完結する装備を持っていくにはどうしたらいいか判断する場合、例えば「マイ・トイレットペーパーは必要か?」とか「被災地の子供の喜ぶお菓子は何か?」なんてことは、想像力を働かせて自分で判断するしかない。都会で得られる情報と現地での状況のdiscrepancyを報告するものも、今回の僕の大きな任務だと思う。今日は現地からのリクエストの灯油ストーブ、飲用水、灯油容器、ユニフォーム、長靴、軍手、無線機などの機材搬入。明日午後個人的な最終的なパッキングをして、明後日未明に出発する予定。
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