台湾引きこもり一人旅:2日目
5時に目覚める。日本時間で6時だからけっこうゆっくり眠ったことになる。6時ころまでまだ外暗い。熱めのシャワーを浴びて、部屋の中国茶を飲みながら、だんだん夜が開けてくる街をぼーっと眺める、ああ、夏休みって感じの時間。中山北路ってなんとなく大阪の御堂筋に似ている。
史上最大級の台風(こっちの言葉だと風ヘンに小さく台って書くみたいだ)。外は雨が降ったりやんだり。さすがに風は強そう。TVでは「陣風9級」とか言っているけど、たぶん「かなり強い」ってことなんだろうな。朝食のビュッフェに6時半に下に降りたら、客は誰もいなくて僕だけ。面白いのは、ビュッフェなんだけど卵料理とベーコンかハム、コーヒーがテーブルに出てくる。お粥の中華の朝食を期待していたけど、五穀粥はいまいち。炒飯が軽めでおいしかった。日本人観光客のために日本食らしきもの(納豆とか海苔とか)があったので味見したけれど味噌汁は×でした。ということで、洋食&中華のダブル朝食をがっつりと食べて(朝から食べ過ぎ<笑)、8階の部屋に戻る。
今日は故宮博物院に行く予定だったけど、台風ということで一抹に不安があったのでコンシェルジェに電話で問い合わせると。。。がーん、やっぱり今日は臨時休業だって。外を見ると雨は降っていないし、博物館は雨は関係ないじゃん、と言っても仕方ない。気を取り直して周辺を散策してみる事にする。
中山北路は大きな通りで、街路樹がある。傘をさすほどじゃない雨だったんだけど、時折ものすごい雨粒が落ちてくる。風も同じ。静かだと思っていると突然荒れ狂う。こんな感じなのかね、こちらの台風は。考えてみると日本に来るのはこの台風がもっと成長した(熟したというか老成した?)ものだから、違うのかも。ビルの軒下がアーケード状になっているので傘をさす必要がなく助かる。それにしても全然人が歩いていない。早朝&台風&週末だからね。
30分くらい歩き回って大体の土地勘をつかんだと思ったら、今度はかなり強烈な雨と風。持って来た折りたたみ傘では意味をなさないので断念。アーケードで雨宿りしていたら、60歳代くらいのおばちゃんが出て来て、中国語で「あんた、傘持ってないんだったらコレ使いな!」って意味だと思うんだけど、大きな傘を持って大声の中国語で言われた。「わたしにほんじん、ちゅうごくご、わかりません。でもコレ(傘を指差して)あります。謝謝!」と言ったら、わかったみたい。親切な人だ。その後もどんどん雨風は強くなるので、こっちの人たちのまねをしてビニールの雨具(カッパですね、いわゆる)をコンビニで購入する。これは正解。それにしてもコンビニが多い。セブンとかミニストップなど日本資本のものが多数。中はほとんど日本と一緒なんだけど、商品が面白いなあ。台湾バージョンの日本製品が一杯ある。
デパートもまだ開いていないし、さすがにこれ以上歩く事は無理と判断して、10時にホテルにいったん退却。