助けあいジャパン

January 19, 2013

ウミガメの赤ちゃんの話

今日明日はセンター試験。日本中の若者たちが将来を託して受験する。ボクらの時代には共通試験というのはなかったけれど、同じ世代で共通の課題を課されるのは意義のあることだと思う。大学進学を契機として初めて自分の人生について考えることになる。たぶんこの年齢の若者たちからすれば、初めての真剣な人生の選択となるわけだ。

人生、決して焦ることはない。人生80年の時代なのだ。
さまざまな葛藤を通して、じっくりと考えて、自分の可能性を探っていけばいいと思う。欧米なら既に当たり前だったけれど、日本もそろそろ単純なライフデザインから脱皮するべきだろう。高校からストレートに大学に入る人もいるだろうし、一旦就職後に改めて大学に入り直すキャリアもあるだろうし、リタイア後に高等教育を受ける人もいるだろう。つまり人生にはいろんな選択肢があるべきだ。

そして、自分の人生を「自分のもの」として楽しむべきだ。
死を身近なものとして感じることになった今、切実に思う。

与えられた時間は決して「無条件で無制限」ではないのだ。
真摯に努力することの尊さは、どの時代でもどの世界でも変わらない。

若い人たちを観て、いつも思い出すのはウミガメの赤ちゃんのことだ。

満月の夜に産卵された
ウミガメの赤ちゃん達が
一斉に海に向かう

ひっくり返ったまま元に戻れない子
波に揉まれ傷つく子
海鳥に食べられてしまう子
波打ち際まで辿り着かない子

強い子もいれば
身体的に弱い子もいるだろう
ハンディキャップなしの
命懸けのレース
自然界の残酷なルール

月夜の海岸でウミガメの赤ちゃんたちは
皆、一所懸命
横一列で
競うかのように
必死で沖に向かって泳ぎ始める

やっと泳ぎ始めても、まだまだ道は遠い

さらに大きな海に向かって
孤独に耐えながら
運命を信じて
自分を信じて

まだ始まったばかりだ

〜〜〜〜〜
厳しい道だとしても、夢に向かって進むことは素晴らしいことだ。
希望を諦めて「あの時やっておけばよかった!」と後悔するより、自分の心に素直に行動して、前に進んで仮に失敗したとしても、その方がほうがずっといい。

Good luck!

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