日常生活の会話の「やっぱり」という言葉が気になる。気がつかないうちに、自分の会話の中でもかなり入れているかもしれない。テレビのインタビューなどを見てもものすごく頻度が高い気がする。
「やっぱり」と、まず自分の立ち位置を肯定的に捉えて、安心してから発言する態度。あとは下品だけど「やっぱし」か。本来は会話の合いの手とか調子あわせ的な使い方だった。でも昔の政治家は決して「やっぱり」なんて言わなかったと思う。テレビ的な会話の中で一般化したことは確かだ。
あ、でもな。。。「したっけ」なんて江戸言葉はもともとあった。落語家が話すような古風な東京下町言葉だ。「したっけ、無理言っちゃなんだし…」みたいな使い方。まっつぐ(真っ直ぐ)進む、なんかと同じ江戸言葉だ。浅田次郎の小説によく出てくる。ということで、「やっぱり」はあまり意味のない「つなぎ言葉」なのだ。
あ、話題がずれた。だからこそ、昨今の「やっぱり」が気になってしまう。
ということで、老若男女日本中で「やっぱり」なんていってる。