最近の文章を読んでみると、起承転結の「起」くらいしか書いていないのがほとんどだ。というか、文章というほどのものも書いてない。怠惰の波に揉まれ流される毎日とはいえ、ブログを毎日書くという作業は、止めてみると分かるけれど結構な労働だったのだ。四の五の言わずに書くこと。それが意味がある。厳密な意味で毎日でなくても全然いいのだろうけれど、人間は弱いもので行動を止めた途端にサボるための理由をつけたがるものだ。
BCバンクーバーのPeter君。今日が日本の最終日ということで外来終了後に自由ヶ丘・八沢川へ。T先生&U先生にご馳走になってしまった。気を使わせちゃって恐縮です。今回、わざわざ日本での学会にfocusして真っ先に駆けつけてくれたのは、Peter君一流の優しさだろう。積もる話もあったんだけれど、とにかく彼と話ができただけでも幸だった。彼は抗癌剤化学療法のフェローから将来は専門医となっていくだろう。英語で「ご縁」の話をchanceとかopportunityとかfortuneとかで説明しようとして、まあソコソコのところで諦めた(笑)。彼にはわからないかもしれないけれど、すべてが「御縁」なのだ。「いつでもまた日本に来ます」なんて言っていたけれど、多分僕と彼と会うのは今日が最期。僕も彼もそれが判っているので、別れ際にバシッとしっかりとハグして、君に会えて良かったと。それを伝えられてよかった。ちょっとハード・ボイルドだけど。