助けあいジャパン

March 5, 2012

僕にとって今はまだその時期ではない

日本人が決して忘れる事の出来ない、東日本大震災の映像。311が近づくにつれて、テレビやネットであの日の映像が繰り返し流される。仕方ない事なのだと思う。1年を経った今、冷静な目で事実を見つめ直し、様々な角度から検証して分析をすることが大事な事だと僕も思う。でも、まだあの映像を観ると辛い。忘れたいのではない。高見の見物的な視点で観てしまう自分が嫌なのだ。

311の夜は病院に泊まり込んだ。不思議と静かな夜で、ネットの衝撃的な情報と目の前の静けさがどうしても一致しなかった。現実感のないまま、まんじりとも出来ず夜が明けた。夜明けとともにさらに甚大な被害が明らかになり、未曾有の震災の被害の深刻さに身震いがした。医師として何も出来ない忸怩たる思い。焦燥感。不安感。そして原発災害・・・あの激動の1ヶ月間。

自分的には今週は1年前のことを静かに思い出し、1周忌の喪に服すつもり。
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