April 6, 2011

工事現場がなぜか好き

 東京ルールで当直中。以前からしばしばココにも書いているように、僕は工事現場とかで動いている重機とかキャタピラのついた「はたらく自動車」が大好き。巨大構造物を作る人たちに対する無条件の憧れと尊敬がある。これが僕の人生のどの部分から、どんな経緯で、どうしてそうなったのかは自分でもわからない。工事現場のどこがそんなに面白いのか、いくら説明しても(できないのだけれど)絶対に女性は理解できないだろうと思う。つーか男でも理解できない人は少なくないかも。このハードでディープな感性(笑)。3月初旬の震災前のある日、この雑誌「東京人」の4月号「潜入!土木工事の現場」を書店で目にして「迷わず」買ってしまった。たぶん、こんな特集が組まれるくらいだから「同好の士」というのはマスとしてはある程度はいるんだろうね。しかし、震災のごたごたに呆然としてしまう日々で、全然開く気にもならず放っておいたのだ。その他にも買い込んだ雑誌、小説や新書など多数積んだまま、もう4週間。そんなこんなで、今日は当直。オフィスに積んであった「東京人」を手に取った。現在進行形で進む「首都高中央環状品川線」のトンネルとか、東京スカイツリーとか、渋谷ヒカリエとか、そうそう原発事故で有名になってしまった「金町浄水場の巨大な「穴」(高度浄水施設)とか。。。もうワクワクものの写真を眺めていたら不思議と力が湧いて来た感じ。でも、この雑誌の取材をしたり原稿を書いている時点では震災がくるとは全然考えもしなかったわけで、そのある意味ではその「あっけらかんとした楽天性」(もちろん僕ら読者も含めて、だけれど)についてはちょっと考察の余地はあると思うだけれど。でも、とにかく、こんなすごいものを人間は作れるのだ。復興に向けて僕らが凹んでいてはいけないよね。喪に服して自粛するのはもういいだろう。前を向いて動き始めることが大切だ。