March 23, 2011

AC食傷気味&ペットボトルでお茶濁し


さすがにAC公共広告機構のスポットばかりだと、いい加減飽きてくる。本来はそれぞれが素晴らしい意図なのに、逆効果になるんじゃないか?もっとも平時には低俗な企業広告CMばかりだと、逆にACの主張が清々しいんだけれど。その辺のバランスが難しい。

東京の水道のサンプルから、極少量の放射能(ヨウ素のベクレルで計測すると、乳幼児のみに影響があるかもしれない程度)が検出されたと大騒ぎしている。あーのーさー、福島の状況から考えて雨が降る訳だからこの状況は「この程度でよかった!」って歓ぶべき数値なんじゃないか?もちろん、乳幼児を予防的にプロテクトすることは大切ではあるけれど、あまり神経質になってしまうのは問題だと思う。人間そんなにヤワじゃないって、どうして責任ある立場の人たちがもっと情報発信しないんだろう。ますます不安になってしまうではないか?乳児ひとり当り3本の550mのペットボトルを配るのは、やらないよりはやったほうがいいけれど、行政的パーフォーマンスであることがミエミエだと思う。ああーああ、なんだかなあ。ダブルスタンダードは余計疑心暗鬼を助長するじゃないか!

被災地の子供達は、無邪気に明るく振る舞っているように見える。先日のパノラマ写真を見ていて僕は素直に喜んだんだけれど。児童心理学的には、子供の被災によるネガティブな感情は、このあとじんわりと長期間に渡り悪い影響を与える恐れがあるとのこと。大人は不安とか哀しみとか辛い思い出を「吐き出す」事が出来るけれど、子供はそれが出来ないそうだ。いい形で落ち着いてくれればいい、と切に願う。