最近さかんに報道される若手の歌舞伎役者の酔態事件とか、昨日からテレビでさかんにやっているいい歳こいた大人の男女(この人たちの顔は見た事あるけれど、どの人が何者なのかはわからない・・・というその程度の人たち)の不倫騒動など。日本の「マスコミ」の未熟さ、見苦しさ、品位のなさと、節度のなさ・・・全くイヤになってしまう。ここ10年で確実にヒドくなった気がする。
欧米だったらタブロイド紙、日本だったらスポーツ新聞の記事、低俗な女性雑誌のゴシップ記事になる程度の「ニュース」に、公器を使って「報道」する価値はあるのか?
ないでしょ。全然(笑)。
他に伝えるべき事は山ほどあるはずなのに、一般大衆の衆目を集める(のか?本当に。それも疑問だ)情報だけを「垂れ流す」だけの彼らの姿勢についての反省はみたことがない。ということは、今後も続くんだろうな。歌舞伎役者の事件だったら、こんなことがあったという客観的な報道だけで十分で、それを延々と「引っ張る」だけの社会的な意義はない。自宅前に陣取る制作会社の取材陣ってパパラッチそのもの。今回のアラフィフ男女の痴話騒ぎだって、偽善的な立場にたったマスコミが当事者達の「不幸」を面白おかしく報じるだけの意味しかないのだから、良識がある会社なら「黙殺」するくらいの品位があっていい。マスコミだけの責任じゃなくて、そんなクズみたいなニュースを面白がっている受け手のほうの責任も大きい。まあ、日本の首相クラスのスキャンダルだったら、わからないわけではないけど、今回のはあまりにもマイナーすぎる。かっこ悪すぎ。井戸端会議(死語!)的な噂話レベルだもの。
イタリアのベルルスコーニ首相くらいのレベルののスキャンダルだったら、まあアリかな(笑)。あっけらかんとしているし。ちょっと調べてみると世界中に流れる報道にはいろんなのがある。こんなのとか、こんなのとか。ここまでヤンチャだったら、呆れた国民の政権支持率50%ってのもわかる気がする。てか、イタリアだもんな。日本ではアリエナイ。