November 26, 2010
ハードボイルドな仕事なのだ
えええっ!、そりゃーないでしょ!という話。
どんな社会的関係であっても、程度の差はあるものの「信頼」のもとに成り立っている。というか、信頼関係があって始めて契約が成り立つ。もちろん僕らの仕事でも例外でない。でも、たまにそれを勘違いする人たちが居る。お互いが「約束を守る」という大前提のルールのもとに成り立っているのに、一方的なワガママで振り回す。なぜならば「自分達は弱者である」ので、相対的強者である僕らの方はそのワガママに従うのが「当たり前だ」というのだ。
何度も約束(その時には一見「誠心誠意」約束するのだが・・・)を破ってしまう自分の非を認めず、「その理由」ばかりを主張しまくしたてる。まだ「勘違い」しているなら許すというか、それに気付かないフリをして無視する余地もあるのだが、あまりにも確信犯的なんだもの・・・。確信犯的な契約違反と債務不履行を、刑法では「詐欺」という。PDの典型。やれやれ。
僕はまだいい。それなりの修羅場の経験があるから、彼らを可哀想だと思う余裕がある。でもそれに振り回される経験の浅いスタッフの苦労が気の毒だ。
フィリップ・マーロウじゃないけれど、
タフでなければやってられないし、優しくなければ生きて行けない
If I wasn't hard, I wouldn't be alive. If I couldn't ever be gentle, I wouldn't deserve to be alive.
ハードボイルドの世界。