研究日午後。16時に上がって、109シネマ「シャーロック・ホームズ」へ。19世紀後半のロンドンが舞台。今まで持っていた名探偵ホームズの小説のイメージとは全く違う大活劇になっている。ホームズ役のロバート・ダウニーJrは、頭脳明晰で超人的な感覚と体力をもったスーパーヒーロー。なかなかユニークで魅力的なキャラクター。強いだけじゃなくて、天才にありがちな非常識でだらしない所とか、妙に弱い所も見せたりするのがいい。ストーリーの組み立てはちょっと無理があるけど、それを忘れさせる大活劇があって、最後まで観客ハラハラドキドキさせるのは、スピーディーな展開とやはりCGの映像の秀逸さだろう。19世紀産業革命の真っ最中のロンドンの雰囲気が再現されていて、あの雰囲気に浸るだけでこの作品を観る価値があると思った。それと、言葉がわかりやすいイギリス英語で、イギリス特有の辛口のジョークがあるのも面白かった。字幕はまずまずの出来だと思う。明らかな誤訳を2カ所気付いたけれど、これは僕のほうが間違っているかも(笑)。平日会員割引で1000円(!)のモトは十分とれる映画だった。これからはこんな時間の使い方が出来そう(ふふふ)。夜はジムで10本500m。帰り道は、強い南風が渦巻いていた。春の嵐に揺れ惑う桜花。