助けあいジャパン

December 23, 2009

隠れ家イタリアン

昨夜は自由が丘の隠れ家的イタリアンの☆mondo☆にて食事会(☆は検索逃れ)。毎年この時期には「移動理事会」と称して、忘年会的な意味での食事会がある。一昨年は「金田中」、昨年は「魚こばやし」など、自前ではなかなか行くチャンスのないところでご飯する機会。今回は、比較的新しいながらも、わりと評判の隠れ家的なイタリアンということで、期待しつつお店に向かう。自由が丘の住宅街にあって、一発で辿り着くのは至難の場所。オシャレな建築の「普通の家」に入って行くようなアプローチに、小さな目立たない照明のサインがあるだけ。宝探し的な楽しさは、おもしろい演出。ふむふむ、シェフの家に招かれているようで(実際に建物の上の部分に住んでいるらしい)楽しい。こじんまりして親密な感じのするコンテンポラリーな建築のインテリア空間は、白の壁でちょっと無機質で硬質なイメージ。小さめの電球が釣り下がっていて、窓は極小さいので、白い箱の中に居るみたいな感覚。昨夜は貸し切りなので、テーブルの配置はいつもとは違うんだろうけど、会話の音が響いてしまい、ちょっと話がしずらかった(音がもの凄く「ライブ」で反響しすぎる)。たぶんいつもは、お客はそれを気にしつつ静かに会話して食事するんだろう。ワインはイタリアンを中心としたもので、スパークリングからロゼ、白、赤と、昨日はすべてソムリエのお任せで頂く。20人で何本開けたのは想像できないけれど、かなりの本数であることは確か(笑)。わりとカジュアルなソムリエ兼ギャルソンが全員のサーヴをするので、ちょっと間合いが悪い感じがしたのが残念だけど、それは逆の意味では「親密な感じ」がして好感は持てた。。昨晩はメニューがなかったので、記憶を辿って書いておくと・・・アミューズは甘くない(ほのかに塩味の)アイスクリーム、次にベニソン(鹿肉)のカルパッチョ(3種類のソース)、イカ墨で和えてあるイカのカクテル、鱈と野菜のテリーヌ(というのかなイタリアンでも)と続き、パスタはトリュフの(たぶん)タリオリーニ、メインは但馬牛のブロックステーキ。全般的にイタリア的に塩が強めの味付け。おしなべて美味しかったけれど、飛び抜けた驚きがない料理。この中ではテリーヌとパスタはおいしかったな。期待値が高かっただけに、ちょっと残念な印象。パンは何種類かあって、クミンなどの香草を練り込んだクッキーみたいなのが気に入った。これはユニークだね。ま、でも、昨晩の値段を聞いたら(笑)、自前でディナーは行かないだろうな。ランチでちょっとサプライズが欲しい時に少人数でなら、自前で行くかも。
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